2020年9月15日。世界に激震が走った。
アップルが最新の「iPad Air」を発表、第4世代となる本作が、最高峰モデル「iPad Pro」を凌ぐ性能を持つのではないか? と思われたからだ。
iPad Pro
「A14 Bionicチップ」搭載! iPad Air(第4世代)はiPad Proを超えた?
iPad Air(第4世代)は、Appleの先進的なチップである「A14 Bionic」を搭載する。
このA14 Bionicは、最新の「iPhone 12」シリーズにも搭載され、新しい6コアのデザインを特長とし、これまた新しい4コアのグラフィックスアーキテクチャが採用されている。
そして、高次元の機械学習能力を実現するため、16コアのNeural Engineを搭載し、毎秒11兆回の演算を可能にした。
また、Apple Pencil(第2世代)に対応。USB-Cコネクタを搭載し、iPad Proと同様の使い勝手も得た。
Apple Pencil(第2世代)
USB-Cコネクタ
そして、トップボタンに内蔵されたTouch IDセンサー(指紋認証センサー)により、コロナ禍のマスク着用へスマートに対応する。
果たして、iPad AirはiPad Proを超えてしまったのだろうか?
iPad Air(第4世代)の発売日はいつだった?
そんなアップルの最新技術を満載したiPad Air(第4世代)は、発表から遅れること約1か月後、2020年10月23日より発売された。
ここでおさらい。iPad ProとiPad Air(第4世代)のスペック/価格を比較
ではここで、12.9インチiPad Pro(第4世代)と11インチiPad Pro(第2世代)、そしてiPad Air(第4世代)のスペックと価格を比較してみよう。
画面サイズから直接比較となるのは、11インチiPad Pro(第2世代)とiPad Air(第4世代)になので、両機で詳しくチェックしてみる。
ディスプレイサイズはほぼ互角。容量は、11インチiPad Pro(第2世代)が128GB、256GB、512GB、1TBをラインアップするのに対して、iPad Air(第4世代)は64GB、256GBとなる。
本体サイズは11インチiPad Pro(第2世代)とiPad Air(第4世代)はほぼ互角。厚さが0.2mmiPad Air(第4世代)が厚い。重量は逆に13g軽量だ。
価格は、11インチiPad Pro(第2世代)が8万4800円〜。iPad Air(第4世代)は6万2800円〜となる。
容量256GBのモデルが共通スペックとなるので、そちらで価格比較すると、11インチiPad Pro(第2世代)の128GB(Wi-Fiモデル)が9万5800円〜。iPad Air(第4世代)の128GB(Wi-Fiモデル)は7万9800円〜となり、両機は1万6000円の価格差となる。Cellular版では11万2800円/9万4800円となるため、両機は1万8000円の価格差になる。
12.9インチiPad Pro(第4世代)と11インチiPad Pro(第2世代)、そしてiPad Air(第4世代)を比較してみたが、価格差はともかく、スペックでは大差がないように見える。
しかし、iPad Proはデュアルカメラ、4スピーカー(iPad Airは2スピーカー)を搭載、Face IDの採用やLiDaRスキャナーを搭載。容量も512GBや1TBをラインアップするなど、さらなる高性能を追求している。
また、iPad Proはシルバー/スペースグレイの落ち着いた2色に対して、iPad Air(第4世代)はローズゴールド、グリーン、スカイブルーの3色を加えた5色展開と、より幅広いユーザーに訴求するフレンドリーなモデルといえそうだ。
iPad Air(第4世代)に対応するiPadキーボード
iPad Air(第4世代)は、iPad Proと同様に、Magic KeyboardとSmart Keyboard Folioに対応する。
Magic Keyboard – 日本語(JIS) 9800円(税別)
iPad Air(第4世代)・11インチiPad Pro(第2世代)用Smart Keyboard Folio – 日本語 1万9800円(税別)
【参考】iPad Air
※データは2021年1月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/中馬幹弘