雨具・ザックとともに登山者の三種の神器ともいわれる登山靴。その価格は幅広く、数千円で買えるものから数万円以上するものもある。初心者や登山の機会がなかなかつくれない人は、あまり予算を多くかけられないこともあるだろう。 登山靴には、用途に合わせて「ローカット」「ミドルカット」などの丈の長さがある。丈が短いものほど軽登山に、長くなるほど本格的な登山に向き、価格も比例する。今回の記事では、丈の長さで分けたおすすめの安い登山靴と、コスパの良い製品を紹介しよう。
【目次】
・コスパで選ぶならこれ!専門メーカーの高機能で安い登山靴3選
普段履きにも使いやすいローカットの登山靴4選
なだらかな低山やハイキングに適したローカットの登山靴は、足首が動かしやすくスニーカー感覚で履ける。着脱も簡単で、アウトドアや街歩きにも使いやすい。まずは、1万円程度の手ごろな価格で買えるローカットの登山靴を紹介する。
サロモン X REVEAL GORE-TEX
フランス発祥のスポーツ用品メーカー「サロモン」の防水仕様メンズハイキングシューズ。クッション性が高く、快適に履ける。アウトソールにはサロモン独自のコンタグリップが採用され、硬くて平坦な道から柔らかくぬかるんだ地面まで対応している。
出典 公式サイト|サロモン X REVEAL GORE-TEX
キーン メンズ エクスプロール 防水ハイキングシューズ
「キーン」独自の防水透湿素材を採用。アッパーには通気性のよいパフォーマンスメッシュの上に、TPUマテリアルを施すことで耐久性も強化されている。中敷きには空気が注入されていて、一日中履いて歩いても快適だ。
出典 公式サイト|キーン メンズ エクスプロール 防水ハイキングシューズ
コロンビア セイバー4 ロウ アウトドライ
アメリカのスポーツウェアメーカー「コロンビア」のトレッキングシューズ。防水性に優れているため、シューズが濡れて脚が冷えるのを防げる。メッシュ素材により通気も良く蒸れにくい。グリップ力も高いので、釣りにもおすすめ。
出典 公式サイト|コロンビア セイバー4 ロウ アウトドライ
アディダス TERREX AX3 GTX
丈夫で軽いEVAミッドソールを採用し、片足分395gと軽量ながら耐久性が高い。防水仕様でグリップ力も高いので、濡れた路面でも歩きやすい。先端には、衝撃からつま先を守る丈夫なトゥキャップが入っている。
出典 公式サイト|アディダス TERREX AX3 GTX
初心者におすすめ!ミドルカットの登山靴5選
ハイキングよりももう少し進んで、舗装されていない山道を歩くトレッキングに挑戦したいなら、足首ほどの丈があるミドルカットの登山靴を選ぶといいだろう。ある程度足首が固定されるので足をひねりにくく、ソールが柔らかいので初心者でも歩きやすい。ここからは、予算1万円~2万円前後で買えるミドルカットの登山靴を紹介する。
キャラバン C1_02S
登山靴で有名な国産メーカーの「キャラバン」。なかでもC1_02Sは、代表的なトレッキングシューズだ。つま先部分はゆとりのあるつくりで、足首が動きやすいようアキレス腱にあたる部分は浅めにカットされているなど、初心者でも履きやすい工夫がなされている。
出典 公式サイト|キャラバン C1_02S
コロンビア メテオミッド 2 オムニテック
スエード調の合皮で覆われたスタイリッシュなトレッキングシューズ。「コロンビア」が独自に開発した防水透湿機能「オムニテック」の採用により、防水性と通気性の高さを両立。ソールはグリップ性が高く、山道を安定して歩ける。サイズ展開は23~29cmまでと幅広く、メンズ・レディース共に対応する。
出典 公式サイト|コロンビア メテオミッド 2 オムニテック
モンベル タイオガブーツ Men’s
アウトドアブランド「モンベル」のトレッキングシューズ。防水性・通気性の高いゴアテックスを採用し、全天候に対応している。足首部分に柔らかくぴったりとフィットする構造が、 横方向の動きを適度にサポートしてくれる。
出典 公式サイト|モンベル タイオガブーツ Men’s
スカルパ ハイドロジェンハイクGTX
ナイロンメッシュを熱溶着TPUで補強したことで、片足分428g(#42)の軽さを実現。透湿性の高いゴアテックスサラウンドを使用しながら、公式販売サイトでの販売価格も2万円を切るというコスパの高い1足だ。
出典 公式サイト|スカルパ ハイドロジェンハイクGTX
ザ・ノース・フェイス クレストン ミッド フューチャーライト
アウトドアの王道ブランドといわれる「ザ・ノース・フェイス」のトレッキングシューズ。独自開発したナノフィルム状の防水透湿素材を採用。滑りにくいエクスクルーシブ・ビブラムラバーアウトソールにより、グリップ力も高くなっている。シックなデザインで、普段使いもしやすい。
出典 公式サイト|ザ・ノース・フェイス クレストン ミッド フューチャーライト
コスパで選ぶならこれ!専門メーカーの高機能で安い登山靴3選
予算はあまりかけられないが、機能にもこだわりたいなら、登山用品専門のメーカーから選んでみてはいかがだろうか。専門メーカーというと初心者はしり込みしてしまうかもしれないが、プロも使うような本格的な登山靴だけでなく、高機能ながらも良心的な価格のエントリーモデルもそろっている。
シリオ P.F.46
「日本人に最適な登山靴を作る」ことをコンセプトに、1993年に立ち上げられたフットウェアブランド「シリオ」。P.F.46は初級から中級レベルに対応するトレッキングシューズで、コスパのいい1足だ。自然なフィット感で歩きやすく、足首の後ろにあるガードにより泥・砂利の侵入も防げる。
ザンバラン パスビオ GT M’s
世界中の登山家から愛好されるイタリア創業の登山靴専門メーカー「ザンバラン」。パスビオ GTは、柔軟性が高く軽いので、初心者にも履きやすいトレッキングシューズだ。
履き口には柔らかい素材が使用されていて、足にしっかりとフィットする。アウトソールのつま先部分には登りの際地面に食い込むように、かかと部分には下り時に滑りにくいよう、それぞれにブロックパターンが配置されている。
スポルティバ ブレードGTX
イタリアの登山靴メーカー「スポルティバ」の軽登山にも対応するマルチスポーツシューズ。ソールには安定性を高めるTPUスタビライザーを使用。片足分425gと軽量で、山での動きやすさが追及されている。
出典 公式サイト|スポルティバ ブレードGTX
※当記事に掲載している価格等の商品情報は、記事公開時のものとなります。
文/ねこリセット