デスク飯で「コンビニ冷凍食品」を選択するのはアリか?
コンビニに並ぶお弁当や総菜、調理パンやおにぎり、カップ麵やホットスナックなど。オフィスのデスクで食べる昼食(デスク飯)のメニューとしては定番となっている。
一方、家食での献立やお弁当の一品として定着している「冷凍食品」だが、レンジで温めることで立派なデスク飯にもなり得るのでは?
アスマークは冷凍食品がデスク飯になり得る可能性やその障壁についてを考察した。
職場内で昼食を摂る頻度
SC.デスクや従業員休憩室など、職場内で昼食を摂る頻度をお知らせください。(1つ選択)
週の半分以上をデスク飯(職場内で摂る昼食)で済ませる人が約8割。毎日デスク飯の人は6割強を占める。コロナ禍で外食を控えている人が含まれると推察。
昼食の手配状況と購入場所をスクリーニングにより、「お昼休みにコンビニで昼食を購入する」方に絞り込み、下記の調査を聴取。
昼食時の冷凍食品の購入経験
Q.あなたは、お昼休みにコンビニで昼食を選ぶ際に、「冷凍食品」を昼食メニューとして購入したことがありますか。(1つ選択)
約2割が冷凍食品の購入経験あり。購入未経験者の方が圧倒的に多い。男女別でみると、女性の方が購入経験の割合が高い。
昼食時の冷凍食品の購入経験(全体)
昼食時の冷凍食品の想起経験
Q.あなたは、お昼休みにコンビニで昼食を選ぶ際に、「冷凍食品」を昼食メニューとして思い浮かべたことがありますか。(1つ選択)
デスク飯として冷凍食品を購入したことがない人のうち、9割強がそもそも冷凍食品をメニューとして思い浮かべたことがない。
購入した冷凍食品のメニュー
Q.お昼休みにコンビニで購入した「冷凍食品」のメニューをお知らせください。(自由回答)
半分以上の方が、「パスタ(スパゲッティ)」か「チャーハン(炒飯)」と回答。「お好み焼き」「グラタン」「ピラフ」と続き、冷凍食品のイメージが強いメニューが選ばれている。
冷凍食品のイメージ
Q.あなたが、職場内で摂る昼食メニューとしての「冷凍食品」に持つイメージをお知らせください。(複数選択可)
約6割が「解凍の手間がかかりそう」と回答。「皿や器などの用意に手間がかかりそう」「レジで店員に解凍をお願いするのが恥ずかしそう」と続く。これらが、冷凍食品がデスク飯メニューとして採用されるための障壁だと推察。
デスク飯でコンビニ冷凍食品を選択する人は少数であり、多くの人が、そもそも冷凍食品をデスク飯メニューとして想起すらしていない現状だ。
デスク飯で冷凍食品を選ぶこと自体が一般的に浸透していないため、レジで店員に解凍をお願いすることに「恥ずかしさ」を感じてしまう。
上記より、まずは総菜やお弁当と並列して想起されるようなイメージ戦略が不可欠だと思われる。
また、「解凍の手間」「皿や器などの用意が必要」という先入観を持たれているため、手軽さを売りにした商品であれば十分にデスク飯として浸透する可能性がある。
調査概要
調査名 :コンビニ冷凍食品の新価値に関する調査
調査対象者:20~50代有職者男女/通勤を伴う出社をしている/週1回以上お昼休みにコンビニで昼食を購入する/デスク飯をしている方
有効回答数:753サンプル
割付 :性年代均等 ※男性20代サンプル欠損あり
調査期間 :2020年12月11日(金)~12月17日(木)
調査方法 :Webアンケート
調査機関 :アスマーク
構成/ino.