憧れていた結婚生活。しかし、実際に籍を入れてパートナーと新婚生活を始めてみると、大変なことやつらいことばかり。気楽だった独身時代に戻りたい……と考える人も少なくないだろう。
そんな結婚の理想と現実に関する意識調査がこのほど、「婚活KOKO」を運営する株式会社パッションにより、30~50代の結婚して10年以上の既婚男女と結婚願望のある未婚男女を対象にして実施された。
未婚男女が結婚相手に求めるものと年齢の許容範囲
まず、「結婚相手に求めるものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「性格の良さ(79.0%)」という回答が最も多く、次いで「優しさ・包容力(68.2%)」「価値観の一致(59.5%)」「誠実さ(55.7%)」「人生観の一致(42.1%)」となった。
共に人生を歩む相手には、外見よりも「性格の良さ」「優しさ・包容力」といった、内面を重視している人が多いようだ。
次に、「結婚相手の年齢の許容範囲を教えてください」と質問したところ、「自分の年齢+-5歳まで(30.9%)」という回答が最も多く、以降、「自分の年齢+-10歳まで(30.3%)」「自分より年下であれば何歳でも構わない(15.5%)」「自分の年齢+-15歳まで(9.5%)」「自分の年齢+-20歳まで(5.7%)」「自分と同い年(3.6%)」「自分より年上であれば何歳でも構わない(3.0%)」と続いた。
離れていても、ご自身の年齢+-10歳までの相手を望んでいらっしゃる人が多いようだが、ご自身と同い年でなければならない、という人は少ないことがわかった。
【未婚男女に調査】結婚したい理由と描いている結婚後の生活とは?
次に、「何のために結婚したいですか?一番の理由を教えてください」と質問したところ、「一緒にいたい(24.1%)」という回答が最も多く、次いで「人生を豊かにしたい(21.2%)」「子どもが欲しい(14.2%)」「良き理解者が欲しい(13.3%)」「将来の安定(11.9%)」「苦楽を共にする相手が欲しい(10.8%)」「親を喜ばせたい(3.6%)」「世間体(0.8%)」となった。
親や世間体はほとんど気にしておらず、素敵な相手と「一緒に過ごしたい」「自身の人生を豊かにしたい」という人が多いようだ。
では、晴れて結婚したあかつきには、どのような結婚生活を求めているのだろうか?
そこで、「どのような結婚生活を求めていますか?」と質問したところ、「夫婦共働き(21.6%)」という回答が最も多く、次いで「お金に困らない(21.0%)」「いつまでも手を繋いで歩ける(17.2%)」「ケンカしない(11.6%)」「一人の時間を尊重する(10.2%)」「家事育児は協力し合う(9.5%)」「隠し事をしない(5.3%)」「妻/夫は家庭に入る(3.0%)」となった。
結婚後も「夫婦共働き」をし、お互いに仕事で活躍したいという人が多いようだ。
【未婚男女に調査】自分に合う価値観とは?
「ご自身に合うと思うのはどのような価値観の方ですか?具体的に教えてください」と質問したところ、以下のような回答が寄せられた。
・金銭感覚が同じ(30代/男性/群馬県)
・あまり古臭くなく、新しいことを取り入れることに抵抗がない(30代/女性/北海道)
・自分のことのように他人を思いやることができる人(40代/男性/鹿児島県)
・相手に物事や主張を押し付けない人。結婚したからといって一個人として接してくれる人(40代/女性/群馬県)
・お互いに尊敬しあえる。何があっても一緒に考え、過ごしていける(50代/女性/三重県)
・物の充実よりも心や生活の充実に価値を持っている方(50代/男性/京都府)
既婚男女が結婚相手に求めたもの
ここからは、既婚の方に、結婚前に抱いていた“理想”と結婚後の“現実”について聞いていく。
まず、「結婚相手に求めていたものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「性格の良さ(66.5%)」という回答が最も多く、以降「優しさ・包容力(61.6%)」「誠実さ(45.2%)」「価値観の一致(43.8%)」「家庭的かどうか(28.7%)」と続いた。
既婚の人も、結婚前に相手に求めていたものは、「性格の良さ」「優しさ・包容力」など、外見よりも内面だったことがわかった。
既婚男女に聞く結婚の決め手
「結婚した最大の理由を教えてください」と質問したところ、「人柄に惚れた(37.7%)」という回答が最も多く、次いで「安定した生活を手に入れたかった(13.0%)」「良き理解者が欲しかった(12.8%)」「苦楽を共にする相手が欲しかった(12.0%)」「人生を豊かにしたかった(10.2%)」「子どもが欲しかった(5.4%)」「親を喜ばせたかった(3.4%)」「世間体を気にした(3.0%)」となった。
既婚男女のパートナーの“許せるところ”と“許せないところ”
一緒に暮らしていれば、パートナーに対して思うことも出てくるだろう。
そこで、「パートナーの“許せるところ”を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「性格(44.2%)」という回答が最も多く、次いで「価値観(34.9%)」「仕事への姿勢(30.5%)」「金銭感覚(27.9%)」「年齢(26.9%)」となった。
続いて、「パートナーの“許せないところ”を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「金銭感覚(26.9%)」という回答が最も多く、次いで「性格(22.5%)」「価値観(18.7%)」「家事育児への姿勢(16.3%)」「人生観(11.6%)」となった。
「性格」「金銭感覚」「価値観」が、“許せるところ”に続き“許せないところ”でも上位に挙がった。
既婚男女に聞く結婚の理想と現実のギャップ
“許せるところ”も“許せないところ”も「性格」がTOPという結果となったが、結婚の“理想と現実”には大きな差があるのだろうか?
そこで、「結婚の“理想と現実”のギャップは大きいですか?」と質問したところ、「非常に大きい(20.1%)」「大きい(29.1%)」と、「ギャップが大きい」と回答した人と、「意外と小さい(31.5%)」「ギャップはほぼない(19.3%)」と、「ギャップは小さい」と回答した人がほぼ半数ずつという結果となった。
<調査概要>
【調査期間】2020年11月25日(水)〜2020年11月26日(木)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,030人(既婚男女502人/未婚男女528人)
【調査対象】30代~50代の①結婚して10年以上の既婚男女②結婚願望のある未婚男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
出典元:株式会社パッション
https://www.passion-koko.tokyo.jp/index.html
構成/こじへい