ギターの保管に欠かせないアイテムの「ギタースタンド」。ギターへの負担を減らしてくれるだけでなく、サッと楽器を手に取って演奏できるため練習不足を防ぐ効果があったり、お気に入りのギターを部屋に飾れるなど、保管以外にも役立ちます。この記事では、多種多様なギタースタンドを選ぶポイントやおすすめ製品をご紹介します。
ギタースタンドを選ぶポイントとおすすめ製品
ギタースタンドは大まかに分けると、シンプルな「立てかけタイプ」、ネックのみで楽器を支える「吊り下げタイプ」、複数本のギターやベースなどを所有している人におすすめの「複数台タイプ」、壁などにギターを吊るす「壁掛け/網掛けタイプ」の4種類があります。
各タイプについては後ほど解説していきますので、部屋のレイアウトなどに応じて適したタイプを選びましょう。Vシェイプなどの変形ギターは、使えるタイプが限られるのでご注意。また、床に置いた時にグラグラしないか、置いた楽器が滑らないかといった“安定感”や、スタンドの脚の幅といった“サイズ感”も要チェックです。
なお、ラッカー塗装のギターの場合、ゴムの部分が長期間ギターに触れると、ギターが変色したり溶けてしまう恐れがあります。ラッカー塗装対応のスタンドを選ぶか、ギター本体が直接触れる部分にクロス(布)を敷いて対処しましょう。
コンパクトなものやお手頃価格な製品も! シンプルな「立てかけタイプ」のギタースタンド
立てかけタイプは最も定番。ネックとボディ下部でギターを支えるシンプルな構造で、価格もリーズナブルな傾向にあります。中には後述する折りたたみ式のように、ボディ下部のみでギターを支える製品も。
Amazonでも購入可能! オーソドックスなギタースタンドのキクタニ「GS-101B」
ネックとボディ下部で支えるオーソドックスなギタースタンドは、楽器店やAmazonなどのインターネットショップで入手できます。
こちらのキクタニ「GS-101B」は組み立てが簡単で、高さを620~700mmで調整可能。また、転倒防止用セキュリティストラップ付きです。
コンパクトに収納できる折りたたみ式のギタースタンド
折りたたみ式のスタンドは、ボディ下部でギターを支えます。使わない時は畳んで収納できたり、ギターケースに入れられるものであれば、持ち運んで練習スタジオや路上ライブでも活用できます。
こちらのアイバニーズ「PT32」はエレキギター/ベース用ですが、アコギに対応した折りたたみ式スタンドも多数あります。
インテリアにもよく馴染む木製のギタースタンド
木製のギタースタンドを選べば、インテリアによく馴染んで、ギターをおしゃれにディスプレイできます。
CAHAYAのギタースタンドは分解・組み立てが簡単なので、使わない時はコンパクトに収納できます。アコギ、エレキ、ベース、バイオリンなどに対応。
楽器への負担が少ない!?「吊り下げタイプ」のギタースタンド
吊り下げタイプのギタースタンドは、ネックで支えることでギターを吊すように設置します。宙ぶらりんのため一見不安定に思えますが、実は安定感が高いです。フックの部分にギターをかけると自動的に落下防止のロックがかかる“自動ロック機構”を備えた製品を選ぶとより安心でしょう。
吊り下げタイプはネックにかかる負担も少なく、ネック反りを防ぐ効果もあるともいわれています。Vシェイプなどの変形ギターで使用可能な点も大きな特徴です。
こちらは、ギタースタンドの人気ブランドHERCULES(ハーキュレス)の「GS414B PLUS」。安定感の優れた吊り下げタイプの定番製品です。ラッカー塗装には対応していないため、使用時はご注意ください。