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企業の会社案内や商品サイトでよく見かける「ISO」とは何を示す規格なのか?

2021.01.19

企業の案内やサイト内によく記載されている「ISO〜認証取得」という言葉。街中でも、事務所の看板や店舗の広告などで掲示されることもあるため、誰しも一度は目にしたことがあるはず。

では一体、この「ISO」は何を表しているか、なぜ目立つ所に掲げられるのだろうか?

本記事では、ISOがそもそもどういう意味を指すのか、また認証を取得することによって企業にどんなメリットがあるのかを解説したい。

ISOとは?代表的なものは?

まず、ISOが何を示しているのか基本的な部分を解説する。冒頭でも触れたように「ISO〜認証取得」といったかたちで企業が公表していることが多いが、一言で言えば「その分野で国際的な基準をクリアしています」という意味。もう少し詳しく見ていこう。

ISOは「国際標準化機構」の略称

ISOとは、「International Organization for Standardization(国際標準化機構)」の頭文字をとった略語で、「アイエスオー」「イソ」「アイソ」と呼ばれている。国際的な取引をスムーズに行うために、世界共通の基準を決めている機関ISOが定めた規格がISO規格だ。

この規格を標準化することで、安全で信頼性の高い製品やサービスが世界中で取引されるようになる。また、異なる市場の商品が直接比較できるため、企業が新しい市場に参入しやすいメリットもある。

ISO規格には「モノ規格」と「マネジメントシステム規格」の2つがある

全部で2万以上も存在するISO規格には、大きく分けて「モノ規格」と「マネジメントシステム規格」の二種類がある。

・モノ規格

モノ規格とは製品そのものに対して定められた規格で、例えばネジ(ISO68)、非常口のマーク(ISO7010)といった幅広い分野の製品に用いられており、これらを製造する際は、サイズや色などの世界共通の基準となる。

・マネジメント規格

マネジメントシステム規格とは、その会社を動かすための仕組み、つまりルールや手順、責任や権限を指す。目標を達成するために、適切に会社を運用していくための仕組みを国際的な基準として定めたもので、ビジネスシーンで使われる場合のISOはこちらを指すことが多い。この認証を得た会社は「ISOが定めた基準に則った経営が行われている」と見なされるため、世界的な信頼を得られる。

以前は、ISOのシステムマネジメント認証に細かい審査基準が設けられ、時間もかかったため「取得の難易度が高い」とされてきたが、要求事項そのものの改定や審査機関に求められる審査基準の変更があり、近年では比較的取得しやすくなったようだ。

日本で普及している代表的なマネジメントシステム規格

では、どのようなマネジメントシステム規格があるのか、具体的に見ていこう。

ISO9001

もっとも普及しているマネジメントシステム規格の一つであるISO9001は、「品質マネジメントシステム」のことを指す。品質の高い製品やサービスを提供するためのガイドラインを評価するためのもので、顧客の要望に沿って継続的に品質を向上させ、顧客満足度を高めることが目的。

ISO14001

ISO9001と並んで認知度の高いISO14001。これは「環境マネジメントシステム」に関する規格で、「EMS(Environmental Management System)」とも呼ばれる。環境への目標や方針を設定し、環境に与えるリスクを低減し、よりよい環境に導くための取り組みが継続的に行われているかを評価する。官公庁への入札の際に判断基準となるなど、この認証を取得するメリットは大きい。

ISO22000

「食品安全マネジメントシステム」であるISO22000は、食品に関わる全ての企業を対象としたマネジメントシステム規格。消費者に安全な食品を提供するために必要な仕組みが運用されているかを評価すると同時に、HACCPと呼ばれる食品安全管理のガイドラインが遵守されているかが重要視される。

メジャー規格とセクター規格

ちなみに、マネジメントシステム規格には「メジャー規格」と「セクター規格」が存在する。メジャー規格とは、基本的にどの業種の企業でも認証を取得できる規格で、先述したISO9001、ISO14001など、広く普及しているものが多い。

一方、セクター規格はある特定の分野を扱う企業にのみ適用される規格。例えば医療機器の製造や販売を行う事業者を対象としたISO13485や、自動車産業の事業者を対象としたIATF16949といったものがある。

ISOが専門用語として用いられる例

国際的な基準・規格であるISOは、さまざまな製品に用いられているが、分野によってはISOがそのまま「特定のものを指す用語」として使わるケースもある。具体的な例を紹介しよう。

デジタル一眼レフカメラにおけるISO感度は光の処理能力

デジタル一眼レフカメラを使いこなす上で大切な「ISO感度(イソ感度、アイエスオー感度)」は、カメラが光を捉えて処理する能力のこと。

基本的に、カメラの中に入った光の量が多ければ撮影された写真は明るくなり、光の量が少ないと暗くなる。暗い場所で光を多く取り入れるには、シャッタースピードを遅くしなければならないがその場合、写真はブレやすい。

そのような時にカメラのISO感度を上げると、少しの光でも明るい写真を撮影できるため、暗い場所でもシャッタースピード遅くせず、ブレのないキレイな写真を撮影できる。

パソコンのISOイメージファイルはアーカイブファイルを指す

パソコンを使っていると見かける「ISOイメージ(またはISOイメージファイル)」は、CDやDVD、Blu-rayといった光ディスクの内容を一つのファイルにまとめたもの。拡張子「.iso」で表される。

Web上で公開されている光ディスクのデータは、ほとんどがこのISOイメージファイルになっている。パソコンにダウンロードした後で空のディスクにデータを書き込むか、仮想化(実際にはディスクがなくてもあるように認識させること)を行うことで、実際のデータを視聴できる。

文/oki

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