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「食材費200円以下」「調理時間15分以内」効率良くお弁当を作っている県民ランキング

2021.01.12

お弁当は奥が深い。小さな箱に、具材を詰めてご飯を入れるだけなのに、工夫の仕方がたくさんある。節約に力を入れてみたり、内容を豪華にしてみたり、時短でさっと作れることを優先してみたり……そんな「お弁当事情」に関する意識調査がこのほど、サーモス株式会社により、日本全都道府県在住/20~40代男女5,640名(各都道府県120名)を対象として実施された。

お弁当づくりの現状

■お弁当をつくる理由は「費用の節約」が第1位

お弁当をつくる理由を聞いたところ、「費用がおさえられるから」が78.9%で第1位の結果となった。第2位は、「栄養バランスを考えられるから」24.3%で、第3位は「自分が好きなものを選択できるから」22.0%という結果となった。(複数回答)

■お弁当の食材費は、「151円~200円」が一番多い結果に

お弁当一つあたりの食材費を聞いたところ、「151円~200円」が21.1%、次いで「101円~150円」が18.0%。200円以下の回答を性年代別でみると、20代女性が他に比べ多い傾向がみられた。

■お弁当をつくる時間は、15分以内が半数以上

一つのお弁当を作るのに、どのくらい時間がかるかを聞いたところ、「5分以内」「10分以内」合わせて32.1%、「15分以内」が26.9%と、お弁当を作る時間は15分以内としている方が、全体の半数以上の結果となった。

■効率的なお弁当づくり、都道府県別ランキング

ひとつのお弁当あたりの食材費と作る時間を都道府県別に比べてみたところ、食材費200円以下の回答が多かったのは順に「滋賀県」「静岡県」「茨城県」「愛媛県」「北海道」。

時間15分以内の回答が多かったのは順に「山梨県」「大阪府」「群馬県」「和歌山県」「北海道」「岩手県」。「北海道」は節約・時短共にトップ5入りとなり、効率的なお弁当づくりを行う人が多いようだ。

※食材費は200円以下、時間は15分以内回答を合計した数値。

冬のお弁当事情

■冬のお弁当に期待することは「栄養バランス」が1位

冬の時期に、自作のお弁当を食べる際に期待することを聞いたところ、最も多かったのが「栄養バランスがよいこと」で46.2%。「栄養バランスがよいこと」と回答が多かったのは、20代女性は51.7%、30代女性は53.4%と女性の関心が高いことが伺える。(複数回答)

■冬のお弁当を食べる際に望むこと7割以上が「温かい状態が良い」

手作りのお弁当を食べる際に「冬のお弁当は温かい状態が良い」に対してどれくらいそう思っているかを聞いたところ、「とてもそう思う」は35.5%、「まあそう思う」まで含めると73.3%の人が「そう思う」と回答した。

「まあそう思う」まで含めた数値を男女別でみると、女性は78.2%に対し、男性は68.4%と、女性の方が温かい状態が良いと思っていることが伺える。

■可能なら持っていきたい温かいお弁当メニューは「どんぶり」「カレー・シチュー」「汁物」「麺弁当」

自分で作ったお弁当を、温かいまま持っていけるとしたらどのようなものを作る/食べたいかと聞いたところ、最も多かったのが「どんぶり(親子丼、麻婆丼)」52.6%、次いで「カレー・シチュー」49.6%、「汁物」46.5%、「麺弁当(うどん、パスタ、ラーメン(つけ麺)、あんかけ焼きそば)」34.2%となった。

男女年代別でみると、20代30代男性は「どんぶり」、40代男性は「カレー・シチュー」がトップ。また「汁物」は女性層で人気が高い傾向が見られた。

新型コロナウィルス感染拡大の中でのお弁当の変化

■新型コロナの影響によるお弁当の変化も……

コロナ禍でのお弁当作りについて、いくつかの項目で、それ以前との変化を聞いたところ、「お弁当の栄養バランス意識が高まった」「自分で作った料理の方が安心だ」といった項目で変化を意識している人がやや多い傾向がみられた。

特に、「自分で作った料理の方が安心だ」と回答した人は「飲食店や市販の弁当・惣菜の方が安心だ」に比べて30ポイント以上、「お弁当の栄養バランス意識が高まった」と回答した人は「お弁当の栄養バランス意識が低くなった」に比べて20ポイント近く高い回答を得ており、手作り、栄養バランスへの意識が高まっていることが伺える。

新型コロナウイルス蔓延以降(2020年2月以降)、お弁当作りや、意識の変化を設問。

左図:A「お弁当の栄養バランス意識が高まった」B「お弁当の栄養バランスの意識が低くなった」という設問に対し、Aに近い、ややAに近い、どちらともいえない、ややBに近い、Bに近いの5択で設問。右図:A「自分で作った料理の方が安心だ」B「飲食店や、出来合いのお弁当/惣菜の方が安心だ」という設問に対し、Aに近い、ややAに近い、どちらともいえない、ややBに近い、Bに近いの5択で設問。

お弁当を食べる方法

■手作りのお弁当を出先で食べる際の状態として、「電子レンジ温め派」と「冷めた状態派」の二極化

手作りのお弁当を出先で食べる際どの様な状態で食べているか、一番多いと思うものを聞いたところ、「電子レンジで温めている」が42.4%でトップ。次いで「冷めた状態で食べている」41.7%となった。

また、冷めた状態で食べている理由について聞いたところ、「電子レンジなど、お弁当を温め直す手段がないから」が49.1%、次いで「温め直すのが面倒だから」が38.7%という結果が出た。冬のお弁当は温かい派が7割※を示す中、現状では手段がない、面倒という理由により、冷たい状態で食べている方が多いようだ。

※手作りのお弁当を食べる際に「冬のお弁当は温かい状態が良い」に対してどれくらいそう思っているかを聞いたところ、「とてもそう思う」は35.5%、「まあそう思う」まで含めると73.3%の人がそう思うと回答。

都道府県別お弁当づくりの自信と満足できないこと・こだわりポイント

■お弁当づくりの自信から見える県民性、九州勢上位に

自分でお弁当を作る際に工夫できていると自信があることを聞いたところ、「費用の節約」が37.8%でトップ。次いで「おいしさ」29.0%、「栄養バランス」25.7%となった(複数回答)。

トップ3項目を在住都道府県別でみてみると、「費用の節約」は福岡県、「おいしさ」は長崎県、神奈川県が、いずれも全体より10ポイント以上高い結果に。また「栄養バランス」は沖縄県、千葉県、神奈川県、長崎県、長野県、島根県で全体値より5ポイント以上高い結果が出た。

また、弁当づくりで現状満足できていないことを聞いたところ、「(自分の)おかずのレパートリーが少ない」「栄養バランスが良くない」「見栄えがよくない/彩りがよくない」がトップ3(複数回答)。

都道府県別でみると、「栄養バランス」は石川県、静岡県、香川県、島根県で、「栄養バランスが良くない」は大阪府、山形県、埼玉県、長野県で、「見栄え/彩りがよくない」は岡山県、高知県で全体値より5ポイント以上高い結果となった。

※自信があることは、複数回答での各都道府県別の回答率を単純に数字として比べた結果。
※満足できていないことは、複数回答の中から、「特に満足できていないこと」の回答率を単純に数字として比べた結果。

■お弁当メニューにもご当地カラーが!

地域ならではの食材を活かしたものを聞いたところ、様々なご当地メニュ―がお弁当にも見られた。また、お弁当づくりにも、それぞれの家庭ならではのルールや慣習があるようだ。

Q:地域ならではの食材を活かしたものがあればおしえてください。我が家ならではのお弁当ルールや慣習があればおしえてください。(自由回答/抜粋)

現在使用中のお弁当箱と今後欲しいお弁当箱

■普段使っているお弁当箱1位「一段型」2位「二段型」3位「スープジャー」

普段使っているお弁当箱の種類について聞いたところ、最も多かったのは「一段型」47.2%。次いで「二段型」30.1%、「スープジャー」15.1%となった。

都道府県別でみると、「一段型」は大分県、奈良県で多く約6割、「二段型」は大阪府、長野県、神奈川県、鳥取県でやや多く、特に長野県と鳥取県では「一段型」「二段型」がほぼ同率(複数回答)だった。

また、最も利用したいお弁当箱(普段使っている弁当箱を除く)を聞いたところ、一番多かったのは「ランチジャー・保温弁当箱」20.4%、次いで「曲げわっぱ(木製弁当箱)」15.6%、「スープジャー」9.5%だった。「曲げわっぱ」は女性に人気で、女性だけでみると19.8%で1位。シンプルで“まるい”シルエットのお弁当箱と、温かさをキープできるお弁当箱の人気が高まっているようだ。

※普段使っているお弁当箱は複数回答での各都道府県別回答率を単純に数字として比べた結果。
※最も利用したいお弁当箱は単数回答。該当なしを除く数値でランキング。最も利用したいお弁当箱(普段使っている弁当箱を除く)(ひとつだけ)

■調査結果総括

今回の調査からみられた手作り弁当事情は、「節約」意識以外にも、コロナ禍の影響から「栄養バランス」「安心」意識が高まっているようだ。

また、お弁当にかける時間は半数以上が15分以内と短時間。しかし、栄養バランスやメニューレパートリーにはこだわりたい、まだ満足できない人が多いことも判明した。

さらに、冬のお弁当は7割以上が、温かいものを食べたい、通常のお弁当箱では難しいメニューも食べたい、という潜在需要も多くあるようだ。温かいものを温かいままで、汁物や麺類も持っていけるサーモスの「スープジャー」は、「欲しいお弁当箱」としてもランクインしている。コロナ禍で「自分で作った料理の方が安心だ」という意識の高まりもあり、今後も手づくりお弁当の需要が高まることが期待される。

※サーモス調べ

<調査概要>
実施日:2020年11月12日~16日
調査方法:インターネットアンケート調査
調査対象:日本全都道府県在住/20~40代男女
有効回答数:5,640名(各都道府県120名)

出典元:サーモス株式会社
https://www.thermos.jp/

構成/こじへい

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