分割は高額商品を計画的に購入したいときに便利な支払い方法ですが、毎月の支払に上乗せされている手数料……。 気になりませんか?
いつも使っているクレジットカードで分割を利用しているという方はちょっと待って。実は人気のあるクレジットカードは意外にも手数料が高いんです。
そこで今回は分割手数料が低いクレジットカードを5枚紹介していきます。
欲しい商品があって分割を使いたいけど手数料が気になるという方はチェックしてみてください。
10万円商品を6回の分割で購入したときの手数料を5枚で比較
調べてみたところ、分割手数料が低いクレジットカードは「え! そうなの!?」という意外な結果となりました。
分割手数料が低いクレジットカード5選
(1)Tカードプラス
TSUTAYAをよく利用する方やTポイントをメインに集めている方に選ばれている年会費無料(2016年5月以降の申込から)クレジットカードです。意外にも分割手数料が低めに設定されていました。
10万円を6回の分割にした場合の合計手数料は3,600円で、毎月17,267円の支払いとなります。
(2)NTTグループカード
NTTグループカードはポイントかキャッシュバックのどちらかを選択できる年会費無料(※)のクレジットカードです。※Web明細の場合のみ年会費無料。
10万円を6回の分割にした場合の合計手数料は3,420円で、毎月17,237円の支払いとなります。
(3)イオンカード
マックスバリュといったスーパーやイオンモールでも知られるイオンでお得に使えるイオンカードは分割手数料も低めの設定。主婦の方でも申込でき、年会費無料なので末永く使えます。
10万円を6回の分割にした場合の合計手数料は3,360円で、毎月17,277円の支払いとなります。
(4)クラブ・オン/ミレニアムカード
西武百貨店の年会費無料のクレジットカードです。西武百貨店をよく利用する方にとって、有効期限のない永久不滅ポイントであるのは嬉しいところ。利用客目線の分割手数料の低さに注目です。
10万円を6回の分割にした場合の合計手数料は3,000円で、毎月17,167円の支払いとなります。
(5)高島屋カード
高島屋の利用に向いているクレジットカードですが、分割手数料がクラブ・オン/ミレニアムカードと同率のため、日常使いにも向いています。年会費は初年度無料、翌年度から2,000円(税別)です。
10万円を6回の分割にした場合の合計手数料は3,000円で、毎月17,167円の支払いとなります。
こう見るとどうでしょうか。1枚目のTカードプラスとクラブ・オン/ミレニアムカード、高島屋カードを比較しただけでも、10万円6回払いの手数料に600円の差がでます。
例えば楽天カードは10万円を6回の分割にした場合の合計手数料は4,080円で、初回17,350円(2回目以降17,346円)の支払いとなり、dカードは10万円を6回の分割にした場合の合計手数料は4,020円で、毎月17,337円の支払いとなります。
<10万円6回払いの手数料の差額>
・楽天カード/合計手数料4,080円
・dカード/合計手数料4,020円
・クラブ・オン/ミレニアムカード・高島屋カード/合計手数料3,000円
その差はdカードで1,020円、楽天カードで1,080円にもなります。
6回の分割手数料平均は13%台が多いので、Tカードプラス(12.23%)、NTTグループカード(11.75%)イオンカード(11.43%)、クラブ・オン/ミレニアムカード(10.3%)、高島屋カード(10.3%)のように13%を切るクレジットカードは多くはありません。
クレジットカードを計画的に使っていきたい方や日常使いとしてたまに分割を利用する方なら、上記5枚のうち1枚あると便利でしょう。
※分割による支払いはクレジットカードにより初回のみ少し多く取るところもあります。
文/クレジットカード研究Lab 編集責任者 志田愛仁(https://card-lab.com/profile/)
運営会社 バリューファースト(https://valuefirst.co.jp/)
雑誌編集者を経て、フリーライターとして紙媒体とWEBの両方で活動。その後バリューファーストの編集責任者となる。累計取材件数は1,200件以上。