汗やカビからくる”生活臭”が気になったことはないだろうか。放置したままでいると、自宅に招いた友人や知人から「この家、臭い」といった印象を与えてしまうことも。
今回、エヌ・ビープランニングコーポレーションは、20代~60代の全国男女を対象に、「生活臭」に関する調査を実施した結果、「他人の生活臭が気になったことがある人は70%」ということが明らかになった。
他人の生活臭が気になったことがある人は70%
「自宅の生活臭が気になったことはありますか?」と質問をしたところ、約7割が『はい(69.1%)』と回答した。また、「他人の家で生活臭が気になったことはありますか?」と質問をしたところ、こちらも約7割が『はい(70.9%)』と回答した。
毎日生活している自宅でも、たまにお邪魔する他人の家でも、生活臭が気になった経験がある方が約7割という結果になった。
ニオイの原因はどこから!?みんなが気になる生活臭とは?
家の生活臭は他人の家でも自宅でも気になったことがある方が多数派ということが判明した。長く住めば住むほど染みつく生活臭だが、では、生活臭の中でも気になるニオイはどこなのか?
そこで、「自宅の生活臭で気になっているニオイを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『排水溝や水回りのニオイ(50.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『部屋干しのニオイ(49.5%)』『エアコンのニオイ(30.4%)』『汗やほこりのニオイ(27.8%)』『靴のニオイ(24.5%)』と続いた。
特に湿気の多い場所やマメな掃除が難しい場所にニオイが発生しやすいのかもしれない。湿度の高い夏の掃除や洗濯をする際には、工夫が必要になりそうだ。
また、「そのニオイが気になるのはどのようなときですか?」と質問したところ、『ニオイの原因となる場所に近づいたとき(35.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『外出先から帰ってきたとき(33.9%)』『部屋干しをしているとき(15.8%)』『エアコンをつけたとき(11.0%)』と続いた。
いくらこまめに掃除をしているつもりでも、生活をしている限りはニオイがつくもの。
自分自身が気になると感じるニオイは他人にとってはさらに気になるニオイになっている可能性があるため、原因が分かる場合には早急に対処したいものだ。
気になる生活臭…みんなの対策法に驚きの結果が!?
ここまでの調査で、気になる生活臭はこまめな掃除が難しい水回りや、湿度が高いところから発生していることが判明した。では、多くの人はどのような生活臭対策を取り入れているのか。
「生活臭に対してどのような対策をしていますか?」と質問したところ、『消臭剤や消臭スプレーを使用する(31.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『小まめに換気をする(29.6%)』『小まめに掃除を行う(22.2%)』『芳香剤やディフューザーを置く(13.9%)』と続いた。
ニオイが気になったタイミングですぐにできる消臭スプレーや換気、常時良い香りがするようなアイテムなど、気軽な方法を生活臭対策として取り入れている方が多いようだ。
また、「その対策を行ったことでニオイは改善されましたか?」という質問をしたところ、6割以上の方が『かなり改善された(9.3%)』『改善された(57.3%)』と回答した。
しかし、そういった対策をしても効果に満足していない方もいることが分かった。対策をした直後は改善されたと感じても、すぐに嫌なニオイが復活することがある。香りを上書きするようなスプレーや換気などの対策をしても、根付いた生活臭の根本的な改善には至っていないのかもしれない。
生活臭に対して様々な対策をしている方がいたが、その対策で困っていることは何なのか?
そこで、「生活臭の対策で困っていることを教えてください」という質問をしたところ、『しばらくしたらまたニオイが気になってきた(38.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『困ったことはない(20.1%)』『あまり改善されなかった(18.3%)』『手間がかかるので継続できなかった(14.8%)』『芳香剤などのニオイと混ざって余計臭くなった(7.6%)』と続いた。
生活によって根付いた嫌なニオイは、そのときは薄れたように感じても、少し時間が経ったり外出から戻ったりすると復活していることも珍しくない。その場しのぎの対策だけでは、そう簡単に改善できないのかもしれない。
「生活臭」に関する調査
調査期間:2020年7月28日(火)~ 2020年7月29日(水)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,118人
調査対象:20代~60代の全国男女
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
構成/ino.