iPhone、iPad、Macなどのデバイスでお馴染みの世界的企業、Apple社。スティーブ・ジョブズは、同社の創業者の一人だ。彼の生き様は、今もなお多くの人に影響を与えており、現在同社のCEOを務めるティム・クックは、かつてのジョブズの部下であり「アップルイズム」の継承者とも言われている。
本記事では、スティーブ・ジョブズの経歴と彼を知るためにおすすめの本を紹介する。Apple製品が好きな方はもちろん、「人生で何かを成し遂げたい人」はぜひ参考にしてほしい。
【目次】
スティーブ・ジョブズはどんな人物?
スティーブ・ジョブズ(本名:スティーブン・ポール・ジョブズ、Steven Paul Jobs)は、1955年サンフランシスコに生まれる。生後すぐに養子に出され、ポール・ジョブズ、クララ・ジョブズ夫妻によって育てられた。
1976年に、友人のスティーブ・ウォズニアックとアップルコンピュータ社(現在のApple社)を設立。翌年の1977年に発売した「Apple II」が商業的大ヒットとなり、パーソナルコンピュータの普及にも大きな影響をもたらした。1984年には「Macintosh(マッキントッシュ)」を発表。当初は売れ行きも良く、マスコミからも絶賛されるが、販売不振により1985年に自ら創設したAppleを離れることになる。
Apple退職後にはNeXT社の設立、ルーカスフィルムのコンピュータ・アニメーション部門を買収しピクサー・アニメーション・スタジオを設立するなどの活動を行う。1996年、業績不振のAppleからの打診により、NeXT社の売却と暫定CEOとしてのAppleへの復帰を決断。2000年には正式にCEOに就任し、iPodやiPhone、iPadなど常識を覆すデジタルデバイスを次々に世に送り出した。2011年10月、膵臓腫瘍の転移による呼吸停止により56歳の若さでこの世を去る。
彼のカリスマ性、飽くなき探究心は今でも語り継がれ、後世へ多大な影響を与えている。なお、AppleのCEOに復帰してからは、「基本給与1ドルのみ」しか受け取っていなかった逸話も有名だ。
スティーブ・ジョブズを知るために読んでおきたい本
はじめに、スティーブ・ジョブズの思考や哲学を学びたい人におすすめの本を紹介する。熱意やジョブズの人を惹きつけるプレゼン力、
スティーブ・ジョブズ I
『スティーブ・ジョブズ I・II』は、取材嫌いで有名な彼が唯一、全面協力したという評伝。さらに、ジョブズの家族、ライバルであったビルゲイツ、共にAppleを作った友人スティーブ・ウォズニアック、Apple現CEO ティム・クックら数十名へのインタビューも掲載されている。アップル創設の経緯、iPhoneの誕生秘話、そして終章には彼の最期の日々も綴られている。Appleファン、ジョブズファンなら一度は読んでおきたい完全版。電子書籍、文庫本もある。
出典 公式サイト|スティーブ・ジョブズ I
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン 人々を惹きつける18の法則
誰しも、思わず見入ってしまうジョブズのプレゼンテーションの秘密に迫る、『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン 人々を惹きつける18の法則』。「iPhoneの発表」など、世界を熱狂させた具体的なプレゼンを紹介しながら、その法則を読み解いていく。実際に語られた言葉に、使われたスライド、ジョブズのプレゼン動画が視聴できるURLも掲載。ビジネスパーソン必読の一冊。
出典 公式サイト|スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン 人々を惹きつける18の法則
Becoming Steve Jobs(ビカミング・スティーブ・ジョブズ)(上) ビジョナリーへの成長物語
25年以上、ジョブズを近くで見続けてジャーナリストが、Apple社の全面協力を得て彼の人間的成長を描いた、『Becoming Steve Jobs(ビカミング・スティーブ・ジョブズ)ビジョナリーへの成長物語』。一度はAppleから追放されてしまったジョブズ。復帰するまでの混沌の12年間、どのように心境が変化し、成長を成し遂げたのか。「他の本では触れられていない素顔を知れる」という口コミ、評価も多い。
出典 公式サイト|Becoming Steve Jobs(ビカミング・スティーブ・ジョブズ)(上) ビジョナリーへの成長物語
スティーブ・ジョブズのマインドを学べる子ども向け書籍
ここでは、スティーブ・ジョブズのマインドを子どもにも学ばせたいという方向けの本を紹介する。iPadやiPhoneなどのデジタルデバイスが身近な存在となっている今、子どもたちにも響く言葉、内容がきっと見つかるはずだ。
スティーブ・ジョブズ 夢をさがし続けよう
桑原晃弥氏の『スティーブ・ジョブズ 夢をさがし続けよう』は、「お金、学歴、人脈なし」だったジョブズが、どのように夢を実現していったのかをエピソードで紹介する本。「大切なのは、本当に好きなことを見つけること。もしもまだ見つけられていないのなら、見つけるまでさがし続けること」など、彼の名言も随所に散りばめられている。”読みやすさ”に定評があり、まずは大まかなジョブズの人物像を把握したい人におすすめ。小学生などのお子さんでもきっと読みきれるはず。
出典 公式サイト|スティーブ・ジョブズ 夢をさがし続けよう
アップル スティーブ・ジョブズ
『アップル スティーブ・ジョブズ』は、未来のリーダーとなる子供に向けて書かれた絵本。彼の人生を、絵本らしい親しみのあるイラストとともに学ぶことができる。世界を変えた、彼の野心とクリエイティビティ。そのヒントが本書に詰まっている。ジョブズのようなビジネスマインドを、子供の頃から身に付けさせたい親は要チェック。全32ページと短く、飽きずに最後まで読み進められる。レビュー、口コミ評価も高い人気の一冊。
出典 公式サイト|アップル スティーブ・ジョブズ
サイテーの偉人 スティーブ・ジョブズに学ぶ これからを生きる7つのレッスン
『サイテーの偉人 スティーブ・ジョブズに学ぶ これからを生きる7つのレッスン』は、その名の通り”変わり者”としても知られていたジョブズの生き方を学べる実用書。小学生高学年からを対象にしており、数あるジョブズの伝記では触れられていないエピソードから「自分の人生を生きる力」を身に付けるのが本書の目的だ。「イジメをするやつ=権力者との戦い方」「好きなことを見つければ、“一生ものの武器”」など、彼の人生と子どもにとって身近な題材を結びつけて紹介されているため、子どもたちの「自分で考える力」を養えるはず。
出典 公式サイト|サイテーの偉人 スティーブ・ジョブズに学ぶ これからを生きる7つのレッスン
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文/oki