機能の充実度なら『ヤリスクロス』
エンジンルーム
3気筒1.5Lのガソリンエンジンを横置きで搭載。ハイブリッド車とガソリンエンジン車は出力、トルクとも異なるセッティング。
運転席と各種装備
ダッシュボード中央のモニターは全グレード標準装備。オーディオ機能とスマホ連携機能を備えている。ナビはオプション。
シートスペース
前席の着座位置は高めに設定してもドアの上縁までのスペースはある。後席は高めの着座位置で座面の前縁が高め。足元はやや狭い。
ラゲージスペース
奥行きは約890mm、左右幅は最大で約1400mm。ゴルフバッグも2つ収納できる。床面は2段階で調節可能。
【 ココがポイント!】先進性を感じさせるデジタルディスプレイ
「ハイブリッドZ」グレードに標準装備されるマルチインフォメーションディスプレイ。7インチの液晶ディスプレイ+オプティトロンメーターは視認性も高く、車両情報も確認できる。
【 ココがポイント!】路面状況に応じた走行性能を引き出す支援システム
シフトレバーの左横手前にはEVモードをはじめノーマル/パワー/エコドライブの各モードが選べるスイッチを搭載。モードによって主にアクセルレスポンスの反応が異なる。
パワートレーンの違いは一長一短、使い方で選ぶのが正解
[運転性能]ハイブリッドのFF車は都会派SUVとして使える。街中の実走燃費は23〜28km/L台をキープ。取り回しもしやすい。18点
[居住性]前後席ともに頭上のスペースは広く、開放感がある。走行中にエンジンが始動すると若干唸り音が発生する。17点
[装備の充実度]安全装備は街中から高速走行までカバー。高性能カメラとソナーにより車庫入れもスムーズ。電力も5日間供給可能。18点
[デザイン]機能性を重視したインテリア。外板色は15通りの組み合わせが可能だが、そのうち7パターンはツートーン。17点
[爽快感]都会を中心に走るならハイブリッドFF車がおすすめ。オフロードを本格的に走る人はガソリン車の4WDがベスト。17点
[評価点数]87点
取材・文/石川真禧照