KDDI株式会社代表取締役社長 髙橋誠氏の「これから発売するauのスマートフォンは、全て5G対応」という発言もあるように、auの2020年秋冬モデルは、「5G祭り」ともいえる様相を呈しています。
2020年秋冬モデルも出そろったところなので、全7モデルを、1つずつ紹介していきましょう。
auの最新機種は“Galaxy祭り”?
冒頭で5G祭りと表現しましたが、実はauの2020年秋冬モデルは7端末中4端末が、Galaxyシリーズのもの。Galaxy祭りともいい換えられるラインアップとなっています。
まずは、Galaxyの4端末を見ていきましょう。
Sペンでの操作性が魅力の大画面スマートフォン【Galaxy Note20 Ultra 5G】
約6.9インチの大画面ディスプレイと、専用のSペンでの操作性が魅力的なGalaxy Note20 Ultra 5G。2020年10月15日発売の端末で、一括払いだと15万9830円となっています。
Sペンを使用した際のレイテンシーは前モデルが42msだったのに対し、9msとかなり短縮されたため、紙とペンを用いてメモを取るような書き心地により近づいています。ペン先は4096段階の筆圧を検知できる高性能。
またSペンに搭載されているボタンを押しながら画面の前で指定のジェスチャーをすることで、ホーム画面に戻ったり、音量の調節ができる「エアアクション」機能も搭載されています。
各性能を満遍なく搭載したバランスの良いミドルレンジスマートフォン【Galaxy A51 5G】
2020年11月7日発売の「Galaxy A51 5G」は、一括払いで7万5435円のミドルレンジながら5G通信に対応し、防水性能やおサイフケータイ機能も搭載した使い勝手の良いスマートフォンです。
背面カメラは4眼レンズ。特徴的なのがマクロレンズの搭載で、40mmという至近距離での撮影でも、鮮明な撮影が可能となっています。
ディスプレイは約6.5インチの有機ELで、バッテリー容量も4500mAhと比較的大容量。7万円台のミドルレンジ価格ながら、各性能に穴のないスマートフォンです。
【参照】au Galaxy A51 5G
折りたたんで超コンパクトになるスマートフォン【Galaxy Z Flip 5G】
Galaxyシリーズには、ディスプレイを折りたたむことができる革新的なモデルが2種類存在。先に紹介するのが、スマートフォンを縦に折ることで超コンパクトサイズになる「Galaxy Z Flip 5G」です。
開くと6.7インチの大画面ディスプレイスマートフォンですが、折りたたんだ際にはおよそ半分、縦幅が約87.4mmとコンパクトに持ち運べるのが特徴。
折りたたんだ状態でも、外側のウィンドウから通知を確認することができます。2020年11月4日発売で、価格は一括払いで18万5835円となっています。
タブレットとスマートフォンの2in1端末!?【Galaxy Z Fold2 5G】
もう1つの折りたたみスマートフォンが、横に折るタイプの「Galaxy Z Fold2 5G」です。こちらも2020年11月4日発売、一括払いで25万9980円とスマートフォンとしてはかなり高価ですが、ガジェット好きをワクワクさせる高性能を搭載しています。
画面を開いた状態では約7.6インチとタブレット並みの大画面。閉じた状態でも外側に約6.2インチのディスプレイが搭載されており、通常のスマートフォンのような形で使うことができます。
大画面を活かし、最大3つのウィンドウを開くことができる「マルチタスク性能」を搭載。事前に好きな組み合わせを登録しておけば、ワンタップで3つのアプリを起動させることもできます。
ソニー・Google・シャープ、人気メーカーからも最新端末が登場
もちろん、秋冬端末として新登場したのはGalaxyシリーズだけではありません。ソニー、Google、シャープといった人気メーカーからも最新モデルが発売されています。
縦長ボディに高性能を詰め込んだスマートフォン【Xperia 5 II】
国内メーカーとして根強い人気のあるソニーの「Xperia 5 II」は、21:9の縦長ボディと6.1インチのディスプレイを搭載し、薄型設計によって握り心地の良いスマートフォンです。
「リアルタイム瞳AF」機能などを搭載したカメラ性能に加え、120Hzリフレッシュレートのディスプレイ性能、本体上下に搭載したステレオスピーカーなど、多数のジャンルで製品を開発しているソニーらしい高性能端末。
2020年10月17日発売で、一括払いだと10万9425円となっています。
【参照】au Xperia 5 II
Googleの高性能AIを搭載したスマートフォン【Google Pixel 5】
2020年10月15日発売のGoogle Pixel 5は、約6.0インチと比較的コンパクトサイズながら、GoogleらしいAI技術を詰め込んだ端末。一括払いで7万9935円と、ミドルレンジよりの価格設定もポイントです。
夜景モードでの写真撮影は、AIによる画像処理でかなり鮮明な写真が撮れます。また、望遠レンズを搭載していないもののAIとソフトウエア処理による「超解像度ズーム」で、最大7倍まで近寄ることができます。
よく使うアプリを認識して優先的にバッテリーを供給し、使用率の低いアプリへのバッテリーを減らして電池を長持ちさせる「自動調整バッテリー」も搭載。使えば使うほど、電池の使い方を学習してくれます。
価格と性能のバランスで人気のシリーズから待望の5G対応モデル【AQUOS sense5G】
バランスよい性能と高いバッテリー性能を搭載し、比較的安価に購入可能として人気のAQUOS senseシリーズ。その最新モデルで5Gに対応した「AQUOS sense5G」。2020年秋冬モデルとして公式HPに記載され ていますが、20201年春発売予定です。
価格はまだ発表されていませんが、5Gに対応しただけでなく、防水やおサイフケータイ機能を搭載。ディスプレイサイズは約5.8インチと扱いやすいサイズ感なのも魅力。
低価格モデルが多いシリーズなので、価格の発表にも注目したいですね。
【参照】au AQUOS sense5G
※データは2020年12月中旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦