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知らないとヤバい!?スマホの分割払いを甘く見てはいけない理由

2020.12.26

スマホは高額だけれど、利用料金と合わせての支払いだから便利と機種代を分割にしている方も多いのではないでしょうか。

例えばdocomo オンラインショップのiPhone 12 Pro(256GB)は販売総価格142,560円となり、分割支払金は11,880円×12回、5,940円×24回、3,960円×36回と3パターンから選ぶことができます。※2020年12月22日Mydocomo参考

36回払いにすると約14万円の機種も月々3,960円の支払いで持つことができるので、支払っていきやすいと思うところです。

でも、その支払っていきやすいスマホの機種分割払い、実は【クレジット契約】となることを知っていますか?

今回は、スマホの分割払いで将来困らないための知ってくべきポイントを3つ挙げていきます。

ポイント1.スマホの分割購入は「個人のクレジット契約」になる

スマホを分割で買った場合、契約者と携帯キャリア会社または販売店とクレジット契約が結ばれます。

docomoのスマホを販売店で購入し、分割払いにしたときは、その総額をドコモが立替払いして毎月契約者に利用料金と合わせて請求するというわけです。

つまり、スマホ料金の引落ができず延滞となってしまったときは、スマホの機種代も支払えていない状態なので指定信用情報機関の株式会社CICにそのことが登録されてしまうのです。

また支払いが3か月以上遅延してしまうと遅延分を支払って解消したとしても、そこから5年間は遅延した情報が残ってしまうため、新しいスマホの購入(分割払い)やローンを組むときに利用することができないこともあります。
その場合は最新機種に機種変更したときに分割が組めませんので、一括払いしか対応してもらえません。

利用料金と合わせてスマホ機種代を分割で支払うのはとても便利な支払う方法ですが、支払いが遅れてしまうとスマホも止められるうえ、支払いが遅れたという情報を記入されてしまうので十分に注意しましょう。

■まとめ

スマホの分割購入はクレジット契約となるため、支払いは遅延がないようにしよう。

ポイント2.未成年の子どもが使うスマホの支払いが遅れたときは注意

未成年の子どもがスマホを欲しがり、どうしてもというので購入したが、スマホ料金が思った以上にかかり支払いが遅れてしまうということはありませんか?

このときにチェックしてもらいたいのは「スマホの契約者」です。

支払いは保護者となっていても、契約者が子どもの名前だった場合は子どもの信用情報に遅延した情報が登録されてしまいます。

例えば子どもが高校生で、卒業後に就職して車をローンで買いたいとなったときに、情報が登録になっていることでローンが組めなかったということもあります。またクレジットカードを会社関連で勧められ申込んだら発行されなかったということも。

子どもを契約者としてスマホを持たせたときは、子ども将来のことを思って支払いの遅延がないようにしてください。

■まとめ

支払いが滞ると支払いが保護者でも契約者が個人信用情報に記載になってしまう。未成年へスマホを持たせるときは、契約者を誰にするのかを考えて。

ポイント3.将来的に利用するかもしれないクレジットやローンが利用不可?

スマホ料金の延滞や滞納が多い、何度もあるといった場合はスマホ機種変更の際に分割払いが組めないというほかにも、突然お金が必要となる冠婚葬祭にかかる費用の分割(ローン)、計画的に使おうとした消費者金融のカードローンが組めなかったりもします。

特にスマホの分割払い契約後、何度も遅延があるという場合は支払いに問題があると見なされて、信用がガタ落ちに。そうなってしまうと新しいスマホの分割払いによる購入やクレジットカードの新規申込が難しくなる可能性が高くなるでしょう。

■まとめ

情報の重みや回数などによっては利用が難しくなる。

例えば、自分がスマホ会社を運営していたとして、支払いに遅延が何度もある方が分割を申し入れてきたとき、信用することができるでしょうか。

スマホの分割払いはあくまでスマホの機種代を先に立替をして、あとから利用料金と共に請求する方法であり、クレジット契約です。毎月支払える金額以上の支払いを抱えてしまうと返済できないことも出てきてしまうため、最新機種が欲しくても、子どもが欲しかがったとしても支払えるかどうかをしっかりと確認してから契約していきましょう。

参考/一般社団法人 日本クレジット協会

文/クレジットカード研究Lab 編集責任者 志田愛仁(https://card-lab.com/profile/
運営会社 バリューファースト(https://valuefirst.co.jp/
雑誌編集者を経て、フリーライターとして紙媒体とWEBの両方で活動。その後バリューファーストの編集責任者となる。累計取材件数は1,200件以上。

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