育った環境も、身に付いた価値観も違う2人が一つ屋根の下で暮らすのだから、長い結婚生活の中で、パートナーに不満の一つや二つ生じるのは致し方ない。直してほしいところがあるとするならば、2人で話し合いの場を設け、互いが気持ちよく生活を続けられるような妥協点を探っていくこともまた大切だろう。
そんな「夫婦間コミュニケーション」に関する意識調査がこのほど、エン婚活エージェントにより、20〜60代男女70人を対象にして実施された。
60%以上の方がパートナーに直して欲しいところがある!
パートナーに直して欲しいところが「ある」「多少ある」が62%、「ない」「ほとんどない」が38%となり、半数以上の方が直して欲しいところがある、という回答となった。
また、どんなところを直して欲しいかという質問に対しては、「性格や癖」という回答が一番多く、具体的に直して欲しい部分は以下の通りだ。
<具体的に直して欲しいところは?>
・掃除をしない、片付けをしない
・服を脱ぎっぱなし、ゴミを捨てない
・時間にルーズ、約束を忘れる
・家事を決めたのにやらない、ルール守らない
・子供への教育の仕方や叱り方
・酒癖が悪いところ
・貯金ができない
・自分の考え方が正しいという前提で行動するところ
・将来のビジョンを考えていないところ
具体的な直して欲しい内容を見ていくと「片付けをしない」や「時間にルーズ」という、一緒に生活をしていく上で気になる部分を直して欲しいという意見が多く寄せられた。
直して欲しいところを伝えている夫婦が84%
半数以上の方が、夫婦間で話し合いの時間を作っていると回答した。また、伝えるタイミングの関しては、仕事や家事・育児になどに忙しい家庭も多いためか、「思った時に直接伝えている」という方が61%と多い傾向にあった。
「伝えていない」という回答に関しては、「時間がない」「言えない」「諦めている」など、伝えたい気持ちはあるが伝えることが難しいという意見が多くあがってきた。
それでもやっぱり生まれ変わっても同じパートナーと結婚したい!?
半数以上がパートナーに直して欲しいところがあるものの、70%以上の方が「生まれ変わっても同じパートナーと結婚したい」と回答した。
その理由としては次のような回答が、フリーアンサーとして寄せられた。
<生まれ変わっても同じパートナーと結婚したい理由>
・大きな不満はないので
・文句や嫌な所も出て来ますが、それはお互い様だと思うので
・日々の不満はもちろんあるけど、誰と結婚してもそれは絶対あることだし、やっぱり毎日が楽しくてその人の寝顔を見て尊いと思えることは幸せだと思うので
・もちろん嫌なところもありますが、それ以上に好きだから
・共通の価値観の人とは、妻以外なかなか会えないだろうなと感じる
・相手にも苦手な事もあるが、自分の苦手な事を補ってくれているから
・何があっても味方でいてくれるから
・結婚前よりも結婚してからの方が幸せと感じられるから
直して欲しいところはあるものの、それはお互い様であり、それ以上にお互いのことを思いやられるという素敵な関係を築いている方も多い回答となった。
「いいえ」を選んだ方の理由に関しては、「今は考えられない」という回答も多く、「せっかくなら違う方との人生も歩んでみたい!」という意見もあった。
また、どんな人と結婚したいかという回答に関しては、「性格が合うかどうか」や「家事・育児に協力的」「価値観や考え方が自分と合う人」などの回答が上がり、「パートナーに直して欲しいところ」と一致する回答が多く寄せられた。
<別のパートナーだったらどんな人と結婚したい?>
・家事を手伝ってくれて子育てにも協力的な人
・もっと優しくて思いやりのある人
・愛情表現豊かな人
・価値観や考え方が合う人
・些細な事でもお互い話し合いが出来る人
毎日一緒にいても、仕事や家事・育児などに追われ、話し合いの時間を作ることが出来ず、先延ばしになってしまっていることも多いもの。
それにより夫婦間のコミュニケーションが上手くいかず、お互いがストレスを溜めてしまう前に、なにかしらのきっかけを作って話し合うことが重要であると今回の調査から明らかになった。
<調査概要>
調査対象:20〜60代男女70人
調査方法:インターネットを用いたアンケート
調査期間:2020年11月6日(金)~11月13日(金)
出典元:エン婚活エージェント株式会社
https://en-konkatsu.com/
構成/こじへい