青春時代を思い出したり、純愛の世界を疑似体験したりできる恋愛小説。ネットでは”小説家になろう”や”野いちご”といった小説投稿サイトも人気を集めており、手軽に恋愛小説が楽しめるようになってきた。
そこで本記事では、恋愛小説の魅力を紹介した上で、厳選したおすすめの作品を紹介する。恋愛の世界に浸りたい方はもちろん、涙活中の方にもおすすめ。
【目次】
恋愛小説の魅力とは?
恋愛小説最大の魅力は、小説の世界の中で”疑似恋愛”を楽しめること。まっすぐな純愛や一途な片思いを描く物語、青春時代を思い出させてくれるような学園物語、どんなに愛しても結ばれない運命を描いた切ない物語など、そのジャンルも多岐に渡る。「主人公に感情移入し、その人生を疑似体験することでストレス発散に繋がる」という声も耳にする。
また、恋愛小説は「読めば読むほど感性が豊かになる」と感じる人も多いようだ。恋愛小説は、テレビドラマや映画などの映像作品とは違い、すべて文章から情景や気持ちを感じ取らなくてはならない。「雨が降っている」という言葉一つとっても、雨の強さや雨の音などイメージするものは人それぞれだ。このように描かれている情景や登場人物の気持ちを自分が想像することで、「感性が磨かれる」と感じられるのかもしれない。
ランキング上位! 人気の恋愛小説
まずはじめに、ランキング上位の恋愛小説を紹介する。「これから恋愛小説を読んでみたい」という方は、まず人気の作品からチェックしてみるのがおすすめ。まずは、読み手の心をつかんできた名作を読んで、恋愛小説の魅力を知ってほしい。
阪急電車 著:有川浩
『阪急電車』は、オムニバス形式に各主役がバトンタッチしながら話が進む恋愛小説。同じ電車を利用する人たちのそれぞれのドラマが交差する様子が、丁寧に描かれている。それぞれの話は少しずつリンクしているものの、短編集のような楽しみ方ができるのも魅力。「恋が始まる瞬間」「別れの兆し」など、片道15分のローカル線で起きる小さな恋の奇跡の数々をテンポよく綴っている。読み始めたら思わず一気読みしてしまう作品。
出典 公式サイト|阪急電車 著:有川浩
君の膵臓をたべたい 著:住野よる
『君の膵臓をたべたい』は、2016年に本屋大賞を受賞した80万部突破のベストセラー恋愛小説。物語は、主人公の”志賀春樹”が「共病文庫」という一冊の文庫本を拾うところから始まる。その本の正体はクラスメイトの”山内桜良”がひそかに綴っていた日記だった。そこには桜良が膵臓がんに侵されており、もう余命が短いことが書かれていた……。ラストの展開から目が離せない、恋愛小説の王道と言える一冊。
出典 公式サイト|君の膵臓をたべたい 著:住野よる
ハッピーエンドで完結!おすすめの名作
ここでは、ハッピーエンドで完結するおすすめの名作を紹介する。「恋愛小説の醍醐味は、読んだ後の幸福感!」と考える人も多いはず。期待を裏切らないハッピーエンドの作品は、安心して読めるのが嬉しい。
そのときは彼によろしく 著:市川 拓司
『そのときは彼によろしく』は、「不器用でもまっすぐに愛を伝えることの大切さ」を思い出させてくれる純愛が描かれた物語。小さなアクアプランツ店を経営している主人公”遠山智史”のもとに、ある夜”森川鈴音”と名乗る美しい女性が現れるとろからストーリーが始まる。過去の世界と現実を行き来する、市川氏ならではの異世界ファンタジー恋愛小説。登場人物がみんな幸せになれるため、「読み終えた後の爽快感が最高」というレビュー、口コミも多い。
出典 公式サイト|そのときは彼によろしく 著:市川 拓司