2020年10月23日にiPhone 12/12 Proが、11月13日にはiPhone 12 mini/12 Pro Maxが発売となりました。テレビCMなどでも大々的に取り上げられているので、目にした人も多いのではないでしょうか。
さて、今回はそんなiPhoneシリーズの中でも基本中の基本である「iOS」について紹介していきます。
なんとなく聞いたことがあるという人から、まったく耳にしたことがないという人まで様々でしょうが、このiOSはすべてのiPhoneに必ず搭載されている大切な要素なんですよ!
iOSって一体何のこと?
それでは、iPhoneに必ず搭載されている「iOS」とは何かについて紹介してきましょう。基本的なことから紹介していきますので、「それは知ってる」というところは飛ばしながら読み進めてみてください。
iOSを知る前に「OS」を知ろう
iOSとは何かを解説していく前に押さえておきたいのが、「OS」についてです。
OSは「Operating System(オペレーティング システム)」の略称で、アプリの実行や、ソフトウエアとハードウエア間のデータのやり取りを制御したりと、基本的な操作に関わるシステムです。「基本ソフトウエア」なんて呼ばれることもあるようです。
スマートフォンとしては、iOSに加えて「Android OS」が一般的です。パソコンでいえば、「Windows」や「Mac OS」、「Chrome OS」がこれに当たります。
iOSはiPhoneの基本動作をつかさどる!
結論からいえば、iOSはアップルが開発しているOSです。iPhone上でアプリを開いたり、接続した周辺機器の管理をしているソフトウエアがiOSというわけですね。
だんだんと、iOSの重要性を理解していただけてきたのではないでしょうか。かなり基本的なことをいえば、「電話アプリを起動して友達に電話を発信する」「写真をフォルダからLINEで送る」といった動作もiOSがあってこそできる動きです。
ちなみに、iPhoneと対をなすAndroidスマートフォンは、GalaxyシリーズやXperiaシリーズなど、多くのメーカーが開発しています。Android OSは、グーグルが開発・提供しているオープンソースなので、多くのメーカーで採用できるからです。
iOSにはどんな特徴がある?
多くのメーカーがオープンソースであるAndroid OSを利用しているのに対し、iPhoneがiOSを搭載しているメリットがいくつかあります。
1つは、自社で開発しているソフトウエアであるため、アップデートに長期間対応できるというもの。多くのiPhoneが、数年間のソフトウエアアップデートに対応しているので、OSが最新の状態でiPhoneを使用できます。
また、ほかのアップル製品との互換性を高められるという特徴もあります。これについては、後ほどお話ししましょう。
iOSの最新バージョンはなにができる?
執筆時点(2020年11月末)では、「iOS 14.2.1」が最新バージョンとなっています。「14」が基本的な型番で、後半の「2.1」がその中での微調整的更新と考えて差し支えないでしょう。
iOS 14から追加された新機能として、ホーム画面に「ウィジェット」が配置できるようになったほか、アプリのジャンルや使用頻度から自動的にアプリをフォルダ分けしてくれる「Appライブラリ」や、デフォルトアプリの変更があります。
iOSの更新はどうやるの?
数年前に購入したiPhoneを使用しているけど、iOSの更新方法がわからないという人もいるでしょう。ここからは、iOSの更新方法を紹介していきます。
1.設定アプリから、「一般」を選択
2.「ソフトウェア・アップデート」を選択
3.最新の状態でなければ、更新できるソフトウエアの情報が表示されるので、「今すぐインストール」を選択
※画像は最新の状態
これだけの手順で、アップデートは開始されます。
「iPad」「Mac」にはそれぞれ別のOSが内蔵されている!
ここまで、iPhoneに搭載されているiOSについて紹介してきました。では、iPhoneと同じくアップルの製品であるiPadや、Macシリーズはどうでしょうか。
iPadやMacシリーズは、iPhoneも含めてそれぞれの互換性が高いのが特徴です。そのため、OSが同じと思われがちなのですが、実はそれは間違い。iPadには専用の「iPadOS」、Macには「macOS」が搭載されています。
とはいうものの、これらはすべてアップルが開発しているOSです。そのため、それぞれの互換性が高く、メモやメール・SNSといったデータの共有が簡単なのが特徴です。
※データは2020年11中旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦