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走れば走るほど空気がキレイになる!?フルモデルチェンジしたトヨタの燃料電池自動車「MIRAI」

2020.12.13

Z<オプション装着車>

トヨタのFCV(燃料電池自動車)「MIRAI」がフルモデルチェンジした。

多様なエネルギーから製造可能で地球環境・エネルギーセキュリティに貢献できる水素を燃料とするFCVは、ゼロエミッションでありながら短い燃料充填時間で長い航続距離を可能とする、「究極のエコカー」であり、2014年に販売を開始した初代モデルは、世界に先駆け量産を開始した革新的なFCV。

一方、導入初期においては供給能力に制約があり、また乗車定員やさらに長い航続距離などの点で要望も多かった。

こうした中、新型についてはFCVであることは前提としながらも、未来のプレミアムカーを提供することを目標に定めたという。

なお、社会の低炭素・脱炭素化に向け水素利用が様々な形で進んでいる中、トヨタは小型高効率で生産性を追求した新型のFCシステムを、トラック・バスなど社会を支えるモビリティにも活用し、水素利用の拡大に貢献していく計画だ。

グレード体系と価格

標準グレードのG、上級グレードのZを用意。それぞれのグレードで、居心地の良い後席空間に拘り、高級車としてのゆとりをさらに向上させる「エグゼクティブパッケージ」を設定。GにはToyota Teammate Advanced Parkなどを装備した「Aパッケージ」も設定した。

エモーショナルなスタイリング

環境車だからではなく、スタイリングで選ばれるクルマを目指し、「SILENT DYNAMISM」をコンセプトにデザインを造り込み。

・スピード感あふれるプロポーションと、大胆な面の変化を重視した造形を融合させた外形デザイン

・運転する楽しさと先進感の中のくつろぎが高次元で融合する室内デザイン

・スタイリングを際立たせる陰影感と鮮やかさを兼ね備えた、新規開発色「フォースブルーマルティプルレイヤーズ」を含め、全8色のボディカラーをラインアップ

FCVならではの、唯一無二の走り

環境性能に加えて、「走ることが楽しく快適なクルマ」としての完成度を追求した。

・踏んだ瞬間からトルクが立ち上がり、どこまでもスムーズに伸びるFCVならではの加速特性

・小型・高出力化したFCスタックはフード下に、モーターと駆動用バッテリーはリヤに配置。水素タンクも含めたFCシステムの最適な配置により、前後50:50の理想的な重量配分を実現

・FR高級車用として定評ある「GA-L」プラットフォームをベースに、リヤなど各部の構造を見直し、徹底的に強化したボディ剛性

・エンジン振動や騒音がない電動車両であることに加え、徹底したボディ剛性の向上や遮音対策により実現した圧倒的な静粛性

これらにより、意のままのハンドリングと静かで滑らかな乗り心地を高度に両立させ、FCVならではの走る喜びを実現した。

一歩先を行く先進性

最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を採用

トヨタは「交通事故死傷者ゼロ」という究極の目標に向け、重大な死傷事故を一件でも多く減らせるよう技術の導入を進めている。新型MIRAIでは、以下の機能をステップアップさせた。

プリクラッシュセーフティ(PCS)の進化

・交差点事故対応
交差点右折時の対向直進車両、右左折時に前方から横断して来る歩行者を検知し、衝突回避・被害軽減を支援

衝突回避操舵支援
車道の歩行者に対して、車線を逸脱しない範囲の操舵アシストを行いドライバーの衝突回避を支援

その他の機能の進化

・レーダークルーズコントロールの新機能(カーブ走行速度抑制機能)
カーブ走行時、システムが速度抑制を必要と判断した場合、ハンドルの切り始めで速度抑制を開始し、切り戻しで速度抑制を終了

・ドライバー異常時対応システム
レーントレーシングアシスト作動中に、体調急変等でドライバーが無操作の際、徐々に車両を減速させ、安全な停車を支援

なお、ペダル踏み間違い事故への対応の一環として、障害物がないシーンにおいても、ペダル踏み間違いを検知し加速を抑制する「プラスサポート」も全車に装備している(始動には専用のプラスサポート専用スマートキー≪販売店装着オプション≫が必要)。

高度運転支援技術 Toyota Teammate

人とクルマが気持ちの通った仲間のように互いを高め合い、共に走るというトヨタ自動車独自の自動運転の考え方「Mobility Teammate Concept」に基づいて開発した最新の高度運転支援技術を、MIRAIにも採用。

ディープラーニングを中心としたAI技術も取り入れ、運転中に遭遇しうる様々な状況を予測し、対応することを支援。またToyota Teammateはソフトウェアアップデートを活用し、手に渡った後も機能の追加、性能向上を続け、ニーズに応え続けることで、愛車になっていくことを目指す。ドライバーとクルマが対話の中で互いの状態を確認し補い合うことで、安全な運転、快適な移動につなげる。

Advanced Drive(装着車は2021年発売予定)

自動車専用道路での運転において、ドライバー監視のもと、実際の交通状況に応じて車載システムが適切に認知、判断、操作を支援し、車線・車間維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどを実現。クルマに運転操作を安心して任せられるよう基本性能を磨き上げ、常に安全を最優先に判断することでドライバーに信頼される運転操作を追求。ドライバーはアクセル、ブレーキそしてハンドル操作からも解放され、長時間の運転における疲労の軽減、より周辺に注意を払った安全な運転をサポート。

Advanced Park(装着車を設定)

駐車場での操作において、ドライバー監視のもと、カメラと超音波センサーを融合し全周囲を監視することで、適切に認知、判断、操作を支援。ハンドル操作、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジの全操作を車両が支援するとともに、俯瞰映像に車両周辺の死角や目標駐車位置などを常に表示し、安全/安心でスムーズな駐車を実現。

走れば走るほど空気をきれいにする新概念、「マイナスエミッション」(トヨタ初)

発電のため、走行時に空気を取り入れ、排出するFCVならではの特徴を活かし、吸入した空気をきれいにして排出する空気清浄システムを導入した。具体的には、エアクリーナーエレメント(ダストフィルター)でPM2.5レベルの細かい粒子まで捕捉、ケミカルフィルターで有害な化学物質を除去するとともにPM2.5の発生を抑制。

また、走ることできれいにした空気量を、センターディスプレイ上で分かりやすく表示(空気清浄メーター)。

安心の航続距離

・水素搭載量の拡大(約20%)
フロアトンネルのスペースも活用し、水素搭載量を拡大(4.6kg→5.6kg)

・燃費の向上(約10%)
FC昇圧コンバータヘのSiC半導体採用や、2次電池としてリチウムイオン電池を採用したことなどにより、ユニット損失を低減。またFCスタックの性能向上に加え、それを活用する触媒リフレッシュ制御の導入により、発電効率も向上。

これらにより、従来型比+約30%となる、約850km(Gグレード)の航続距離を実現した。

給電機能

酸素と水素があれば、その化学反応で大きな電力を生み出すことができるFCVは、災害による停電などの非常時の電源として活用できる。新型MIRAIは2種類の給電機能を標準で備えている。

DC外部給電システム

災害等の緊急時、外部給電器(別売)の接続により大出力の電力を住宅や電気製品に供給できる。外部給電アウトレットはフード下のコンパートメント内に設置。最大9kWの給電に対応。

アクセサリーコンセント(非常時給電システム付)

2ヵ所のアクセサリーコンセント(AC100V 1500W)で、電気製品を利用することができる。この非常時給電システムでは、一般家庭では約4日間の給電に対応。

関連情報:https://toyota.jp/mirai/

構成/DIME編集部

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