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2021年の干支は丑!由来、暦上の意味、丑年生まれの人の特徴は?

2020.12.29

2o21年の干支は『丑(うし)』です。馴染みの深い干支ですが、さらに深く突き詰めていくと、動物で表された十二支以外に十干という分け方も存在します。十干の意味や、丑年生まれの人の特徴、丑年の正月をどう過ごせば良いのかを解説します。

2021年の干支は「辛丑」

『干支(えと)』というと、12種類の動物がまず思い浮かびます。2021年の動物は『丑』です。しかし、実はこの表現は正確ではありません。2021年は『辛丑』にあたります。この「辛」を聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。

暦における干支とは、本来は『十干十二支』によって成り立つものです。この十干十二支について、まずは説明します。

暦の十干十二支とは

干支というと、動物の名前が思い浮かぶ方も多いでしょう。『子(ね・ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う・うさぎ)、辰(たつ・りゅう)、巳(み・へび)…亥(い・いのしし)』まで続く12種類の動物を合わせて『十二支』と呼びます。

これは、干支という文字の『支』の部分にあたり、実は動物名とは別に『十干』というものがあります。

十干とは、『甲(コウ・きのえ)、乙(オツ・きのと)、丙(ヘイ・ひのえ)、丁(テイ・ひのと)、戊(ボ・つちのえ)、己(キ・つちのと)、庚(コウ・かのえ)、辛(シン・かのと)、壬(ジン・みずのえ)、癸(キ・みずのと)』の10種類です。

この十干十二支を合わせたものを本来『干支』と呼ぶのです。

なじみ深い十二支について

十二支の動物がどのように決まったかには諸説あります。有名なものとしては、神様に挨拶しに行った順番という逸話があげられます。

ある年末に、神様が動物たちに対して「元旦に自分に挨拶に来た順に12匹の動物を、1年交代で大将にする」と言いました。これを聞いて動物たちは挨拶に向かいましたが、猫だけは聞き逃してしまいました。

猫は話の内容を鼠に聞きましたが、ライバルを減らしたい鼠は、猫に1日遅れの日を伝えます。その結果、猫は1日遅れで神様に挨拶に行き、12匹には選ばれなかった、という話です。

もっともこの真偽は不明で、実際のところは馴染みの深い動物を使って振り分けられただけともされています。

辛丑の由来や暦上の意味

(出典) photo-ac.com

十干十二支において、「辛丑」はどのような意味を持つのでしょうか。由来や暦上での役割について解説します。

辛の意味

元々十干十二支とは、古来中国の『陰陽五行』という思想に基づきます。これは、万物はすべて『木・火・土・金・水』の五つのいずれかに分類され、それぞれに「陰」と「陽」があるという説です。

辛は「かのと」と読み、「金の弟」とも書きます。このことから、「金の陰」という属性にあるとされています。金とは、冷徹さや確実さ、秋の象徴といった意味もあり、陰は静・暗などの意味があります。

また、辛には「辛い(つらい・からい)」の意味もあり、つらくて苦しいという意味も含まれているものです。

この点から、辛とは沈黙や衰退、冬にさしかかり、草木が枯れる様を表していると解釈することができるでしょう。

丑の意味

丑は、陰陽五行では土の属性を持っています。『木・火・土・金・水』の五つは、相生という関係にあります。相生とは、ある物事が他の物事を補助したり、成長を助ける関係のことです。

木を擦ることで火が生じ、火は木を燃やすことで灰(土)をつくり、土の中から金が採掘され、土の中には水脈があり、水は草木を成長させます。このことから木→火→土→金→水→木という相生関係にある、というのが五行の考え方です。

丑が持つ土の属性には、辛の金を補助する働きがあり、相性が良いのです。

また十二支は、生命のサイクルを12段階で示しており、丑は誕生から2番目の「芽が種子の殻を破ろうとしている状態」にあるとされています。

辛の「草木が枯れている様子」から丑の「新しい芽が出ている状態への移り変わり」を、辛丑は表しているということになるのです。そのため2021年は、十干十二支において「転換期」となる年という推測が立ちます。

恵方は南南東

『恵方』とは神様がいる方角とされ、その年に縁起の良い方角です。恵方巻きを「恵方を向いて願い事をしながら食べる」という風習もここに由来します。

2021年の恵方は『南南東』とされています。恵方巻きを食べるときは、南南東を向いて食べるようにし、破魔矢の矢先は、南南東へ向くように準備しましょう。

丑年生まれの人ってどんな人?

(出典) pexels.com

干支には、それぞれに性格や特徴があります。干支にちなんだ性格を知ることで、人間関係や仕事がうまくいくようになるかもしれません。

丑年の人がどのような特徴を持っているのかを紹介します。

努力を惜しまない真面目さが特徴

丑年の人は、努力を惜しまない真面目さが特徴と言われています。忍耐強く、苦しいことにも弱音を吐かずひたむきです。その一途な努力が、やがて実を結ぶことにつながっていきます。

しかし、大器晩成型でもあり、努力が実を結ぶのは後になってからです。長く苦しい努力の時代を抜けた後、成功を収める可能性が高い性質を持っています。

性格も真面目で、曲がったことや卑怯なことを嫌う傾向にあります。人としては信頼でき、付き合いやすい人物像と言えるでしょう。

意地っ張り、頑固な面も

真面目さが悪い方向に出てしまうこともあります。1度決めたことをなかなか変えられない、頑固な面を見せることもあるようです。意見が割れてしまうとなかなか譲らない頑固さに、やきもきさせられることもあるかもしれません。

同じ行動を繰り返すことが多く、気に入ったアイテムを使い続けたり、同じお店を利用したりして安定を求める面もあります。そのため、努力が習慣に結びつくという良い方向に働くこともあります。

努力家なのは良いのですが、それゆえに自信過剰にもなりがちです。プライドが高く、なかなか意地っ張りな一面もあります。丑年生まれの人は、慢心しないように、自分を戒める必要があると言えるでしょう。

丑年のお正月はどう過ごす?

(出典) photo-ac.com

お正月には、神社に初詣に出かける、家で家族と過ごすなどさまざまな過ごし方があります。

丑年のお正月はどのように過ごすのが良いのでしょうか。1年のスタートを良いものにするためにも知っておきましょう。

丑に関係する神社に初詣

丑に関係する神社に初詣に行きましょう。狐や狗にちなんだ神社が目立ちますが、丑に関連する神社も全国にあります。

有名なのは、菅原道真を祀る天神社です。菅原道真没後、彼の亡骸を牛車で運ばせていたところ、牛が伏して動かなくなった場所が、今の『太宰府天満宮』の鎮座地となったと言われています。

また、菅原道真は丑年の生まれとも言われています。菅原道真ゆかりの神社にお参りをしてみるのも良いでしょう。

干支にちなんだ置物を飾る

新年の干支の置物を飾ると、御利益があるとも言われています。

牛の置物は、さまざまな場所で販売れているので、家の入り口や寝室などに飾ってみてはいかがでしょうか。

置き場所を選ばない、小さくてかわいいタイプの商品もたくさんあります。

年賀状も忘れずに

近年はスマホの普及によって、LINEなどのSNSで簡単に新年の挨拶を済ませてしまう人も多くいます。ですが、年賀状を出すというのは昔からある日本の伝統行事です。

SNSではつながっていない、かつての恩師や遠縁の知り合いなどに、年賀状を出してみてはいかがでしょうか。

牛を使ったダジャレや四字熟語などのメッセージを込めて、ユーモアを演出してみましょう。

構成/編集部

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