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ロックの名曲誕生にまつわる物語を独自の視点で描いた「Deep Story in Rock with Playlist ロック絶対名曲秘話」第1弾はイーグルス「ホテル・カリフォルニア」

2020.12.15

僕は『FMレコパル』『ダイム』『ラピタ』などの各雑誌で、音楽記事を編集したりアーチストの取材をしたりと、ロックな編集者人生を送ってきたが、1つだけ心残りがある。“ロックの本”を作れなかったのだ。いろいろアイディアは練ったが、ついに実現することなく定年の日を迎えた。

ところがリタイアして3年強が経つ12月15日、なんと僕が企画・編集した“ロックの本”が世に出るのだ。ヒントは我が愛する後輩、A君だった。

彼は僕の2年後輩で、大学時代には「間諜地獄」というブリティッシュなバンドを一緒に組んでいた。どこまで僕のことをRespectしていたのかは知らないが、そのA君は僕を追って小学館に入社してきた。

「プレイリスト・ウィズ・ライナーノーツ001 /マイルス・デイヴィス絶対名曲20 」。 

今年2月、A君が小学館のグループ会社/小学館スクウェアから、電子書籍「プレイリスト・ウィズ・ライナーノーツ001 /マイルス・デイヴィス絶対名曲20 」を刊行した。ジャズの専門家・池上信次氏が、アーチスト、あるいはジャンル(例:令和のジャズ)等ごとに、絶対名曲20~30曲を選曲し解説する電子書籍シリーズだ。これだけなら、さもありなん。A君に感服したのは、この20〜30曲のプレイリストをアップル・ミュージック等主要サブスクリプションで作り、電子書籍上のURLやQRコードから当該サイトに飛び、実際に聴くことができるというアイディアだ。もちろんアップル・ミュージックなら、アップル・ミュージックの会員でなければ聴けない。だがいまどきの音楽ファンなら、どこかのサブスク会員だろうという読みだ。

僕は考えた。このロック版ができないか? ジャズに倣ってロックの専門家が、例えばビートルズの絶対名曲20曲を選んで各曲を解説し、サブスクで聴ける仕組みにする。可能は可能だろうが、はたして読者の興味を引く解説を書けるだろうか。ポール・マッカートニーなら、ポールにしか書けない解説が生まれるだろう。だがいくらビートルズに詳しくても、その書き手ならではの独自性のある解説を20曲分も書くのは難しいのではないか?

ある日、閃いた。ロックには歴史的な名曲が数々ある。「イエスタデイ」「ホテル・カリフォルニア」「天国への階段」「ボヘミアン・ラプソティ」「サティスファクション」「いとしのレイラ」etc.  ロックの名曲は、枚挙にいとまがない。その名曲1曲に焦点を当てる。1冊1曲に絞れば、深い話が書けるのではないか。

キース・エマーソンをインタビュー。右が岩田さん、左が若かりし僕。

では、誰が書くか? そうだ、岩田由記夫さんだ。80年代前半に『FMレコパル』編集者として原稿を頼んで以来今日まで、岩田さんは僕のロックとオーディオの師匠だ。これまでインタビューしたアーチストは内外2000人以上、僕はロバート・プラント、オジー・オズボーン、キース・エマーソン、ジョージ・マーティン他、50人くらいは同席している。岩田さんは、アーチスト・曲だけでなく、録音・音質にも造詣が深い。岩田さんならロックの名曲誕生にまつわる物語を、独自の視点で書けるのではないか。

相談を持ちかけると、2つ返事で「やろう」(3つ返事?)。A君にこの話をするや、2つ返事で「是非」。というわけで、実現の運びとなった。

「Deep Story in Rock with Playlist ロック絶対名曲秘話01 ホテル・カリフォルニア」。

シリーズ名は、「Deep Story in Rock with Playlist ロック絶対名曲秘話」とした。12月15日刊行の第1弾は、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」(価格:本体300円+税)だ。岩田さんがオーディオの深みにはまるきっかけとなり、今でもオーディオ製品を試聴する際には必ず使っている。

内容は、絶対名曲秘話と岩田さんが選んだプレイリストの2部構成。本書サブタイトルの、“灼熱の461オーシャン・ブルヴァードから生まれた官能の12弦ギター”とは、何を意味するのか? エリック・クラプトンとの関係は? 

プレイリストは、アマゾン・ミュージック、アップル・ミュージック、スポティファイに対応。プレイリストの「ホテル・カリフォルニア」は、イーグルスのオリジナル&時を隔てた3通りのライヴも聴きものだが、有名アーチストたちによるスパニッシュ風カヴァー、レゲエ風カヴァー、ニュー・ジャック・スウィング風カヴァー等も楽しい。また同曲がヒットした1977年の洋楽ヒット10曲も選んでいる。

まずは以下の各電子書店から、立ち読みいただければ幸いだ。なお、第2弾は2021年1月15日刊行、「天国への階段」を予定している。

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文/斎藤好一(元DIME編集長)

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