いやはや、はてさて、激動すぎる今年一年でありました。
デジタル庁も開設されて以前よりも一層、インターネットの利用が促進。その結果、スマホやタブレット、ノートPCの利用率が激増し、デジタルガジェッターにとっては、「いずれは……!」と、待ち望んでいた時代が心の準備なしに、到来してしまいました。
取りあえず、自宅のデスクトップPC以外のデジタルガジェットは、ほぼ一部を除き、全部が無線LAN環境でネット接続しております今日この頃です。
さらにここ最近は、「IOT」機器といった、様々な「モノ」がインターネットに接続され、現時点で全部合わせて20デバイスぐらい繋がっていました。
Wi-Fi需要が高まる中、もっと高性能の無線LANルーターが欲し~い!
デジタルガジェット全盛のこの時代、今後もどんどん無線LANで繋ぐデバイスは、節操なく、際限なく増えていくことが予想されます。
しかし、これまで後生大事に使っていた、古っちい無線LANルーターはおおむね、最大接続台数に限りが有る機種がほとんどなので、ここらで鬱々とした心境を、ドーンと心機一転! 大量の機器も難なく同時接続可能で、かつ、ハイスペックでキビキビ動きそうな無線LANルーターが欲しいところです。
ちなみに、自宅の光ファイバー回線と無線LAN対応機器を接続する場合、光回線のルーターに無線LAN機能が内蔵されていないか、もしくは別途有料サービスが必要だったりすることが多いようです。
また、無駄な契約を避けた場合は、自分でどこかのメーカーの無線LANルーターを購入しなければならず、さらに、無線LANアクセスポイントだけを稼働させる、「ブリッジモード」へ設定変更する必要があります。
「ルーター」機能を同時に起動させると、最悪ネットワーク障害になり、繋がらない、もしくは繋がりにくくなることがあります。結構ウッカリ、ルーター機能をオフにしないウッカリさんな人もいる様なので要注意です。
そういった使い方を想定して、機器の設定はすでに「ブリッジモード」で設定済み、という前提で話を進めますが、記事中の機器の呼称は、「無線LANルーター」で統一することにします。
また、無線LANは有線LANを無線化したものであり、Wi-Fiは無線LANの規格、および商品であり、無線LANとWi-Fiは厳密に言えばイコールの内容ではないのですが、記事中の機器の呼称としては、こちらも商品名にも記載のある、無線LANで統一します。
インテリジェントでセキュリティがコネクションな(意味不明)無線LANルーターとは?
TP-Link/Archer AX6000/AX6000 次世代 無線LANルーター
そもそも「TP-Link」とは一体?
ここだけの話、「TP-Link」は、今や知る人ぞ知る、ハイスペックにもかかわらず結構リーズナブルな価格帯の商品を出している、ネットワーク機器を開発、製造販売する中国深センの企業です。結構老舗ではあるのですが、日本ではここ最近、注目株の会社です。
次世代 無線LANルーター「Archer AX6000」のCPUの性能は?
次世代 無線LANルーター「Archer AX6000」は、次世代の無線LANルーターと目される機能をてんこ盛りにした、とってもナイスでキュートな製品です。
通信規格は802.11ax(Wi-Fi 6)対応で、1.8 GHzクアッドコアプロセッサーに、1GBのRAMを備えた、非常にパワフルでビューティな性能を有しています。ようするにハイテク極まりない設計と性能です。
「バンドステアリング」機能を搭載! でもソレって何?
本機は「バンドステアリング」という機能を搭載していますが、これはまわりの電波の強度や帯域を自動的に判別し、2.4GHz帯と5GHz帯の中で、混雑していない周波数帯へと自動的に振り分けてくれる、実にグラッチェな機能です。
この機能を有効にすれば、2.4GHz帯と5GHz帯のどちらかに、接続が偏りすぎてかえって繋がりにくくなる、悲しい現象を防ぐことが可能という優れものです。
「エアタイム フェアネス」機能も搭載! もう何が何だかわからない!
さらに注目したい、「エアタイム フェアネスという機能も搭載します。
高速なデバイスと低速なデバイスが同じアクセスポイント上に混在していると、低速なデバイスの通信が終わるまで接続の順番待ちになり、データのやり取りが非効率になるので、そのタイミングを均一化するという技術です。
これにより、たくさんのデバイスをどんどん繋いでいく際に、どこかでデータが滞留することもなく、なんだかうまい具合にネットに繋がりやすくなるにちがいない越乃寒梅(こしのかんばい)、もとい塩梅(あんばい)です。
「OFDMA」方式を採用! 頼むから日本語で書いてくれ!
「OFDMA(直交周波数分割多元接続)」という機能も搭載します。
これは、複数のユーザーを、OFDM(直交波周波数分割多重)によってアクセス可能にする方式です。
ざっくり説明すると、快適に無線LAN通信ができるようになります。
究極にやさしく説明すると、データをトラックの荷物に例えるとすると、これまでの無線LANの通信では、1台の輸送トラックが1つの宛先のみにしか荷物を運べなかったものが、OFDMAにより効率化され、それぞれの輸送トラックが一度に、複数の宛先に荷物の配送ができるようになった、そんなイメージです。
物流業界人向けに説明すると、旧来の規格は「車扱い」、新規格は「混載」、ということになるんでしょうかね。(同業界離れて久しいので間違っていたらスミマセン)
何ともわかりにくい説明でスミマセン!
ほかにも色々な機能がありますが、あとは以下の「Wi-Fi 6」紹介サイトの方で、ご確認ください。
https://www.tp-link.com/jp/wifi6/
そもそも、「802.11ax(Wi-Fi 6)」とは何ぞや?
TP-Link/第6世代のWi-Fiがやってきました Wi-Fi 6
「Wi-Fi 6」は、新世代のWi-Fiテクノロジーで、「AX Wi-Fi」や「802.11ax」とも呼ばれています。
「Wi-Fi 6」の、大きな特徴として、より高速になった通信速度と、より多くの端末との通信が可能になった点がより挙げられます。
例えば、「VR(バーチャルリアリティ)や「4K(ヨンケー)」の動画といった、大容量の通信が必要な端末を、今後接続する必要が出てきたり、IoT機器などを大量に接続しなければいけない場合は、「Wi-Fi 6」は正に最適です。
「Wi-Fi 6」に対応することでこれまでに比べて、「4倍のパフォーマンス」、「4倍のキャパシティ」、「3倍の速度」と、「より広いカバーエリア(これについては4倍広いエリアかどうかの資料が見当たりません)」を入手可能だとされています。
「Wi-Fi 6」が、最高のパフォーマンスを発揮するには、デバイス側も「Wi-Fi 6」に対応していなければなりませんが、例えデバイス側がそれより下位の規格にしか対応していなかったとしても、「Wi-Fi 6」は上位互換規格なので、接続は可能です(相性の問題で繋がらない確率もゼロではありませんが)。
新製品で出てくる無線LANルーターの性能は、日進月歩で進化しているので、個人差はありますが、利用中の様々なシチュエーションで、いくつかの機能で高速化を体感できる人も中にはいるかと思われます。
【TP-Link Japan】ところで、Wi-Fi 6って何だ?
ようするに、「Wi-Fi 6」対応無線LANルーターを導入すると、どういうイノベーションが起きるか図解すると……。
↓↓このように、高速で効率的にインターネットが利用できるにもかかわらず……。
圧倒的なスピードが得られるので……。
たくさんのデバイスを大量に接続できて、しかも有線LANも高速に繋げられて、その結果、皆が幸せになれます。(個人差があります)
ちなみにルーターモードでは、「TP-Link HomeCare 」という、Trend Microのデータベースを用いて、ネットワーク上のデバイスを保護するサービスが利用可能です。
保護者によるアクセスコントロール機能を使用して、家族それぞれに固有のプロファイルを作成し、それに従ってオンライン時間を制限し、不適切なコンテンツをブロックしてくれる、優れものの機能です。
※残念ながら、「ブリッジモード」では利用できません。
さて、実際の所、本機はハイスペックな無線ルーターなので、初期設定はすごく大変なんじゃないだろうか……。と思われがちですが、実はスマホアプリで、結構カンタンに設定が可能です。
さすがに細かい設定を行わなければならない場合は、別途ブラウザでログインして設定する必要がありますが、まあそれはどの製品でも同じですよね。
結局、凝った設定をする場合は、本機だけがムチャクチャ難しい、というワケでもないようです。どこも似たようなものです。(あくまでも個人的主観です)
あと、Alexaにも対応しているので、音声コマンドでも操作ができます。
「Archer AX6000」の仕様は以下の通りです。
>>ワイヤレス
Wi-Fi規格: IEEE 802.11ax/ac/n/a 5 GHz IEEE 802.11ax/n/b/g 2.4 GHz
Wi-Fi速度:5 GHz: 4804 Mbps (802.11ax) 2.4 GHz: 1148 Mbps (802.11ax)
推奨利用環境:4LDK
アンテナ数:ハイパフォーマンスアンテナ×8
Wi-Fi性能
• デュアルバンド
• 4×4 MU-MIMO
• OFDMA
• エアタイムフェアネス
• DFS
• 8ストリームデュアルバンド
動作モード:ルーターモード・ブリッジモード
ハードウエア
プロセッサー:1.8 GHz 64ビットクアッドコアCPU
有線ポート:1×2.5 Gbps WAN Port、8×Gigabit LAN Ports
USB対応:1×USB-C 3.0 ポート、1×USB-A 3.0ポート
>>セキュリティ
セキュリティー規格:WPA WPA2 WPA3 WPA/WPA2-Enterprise (802.1x)
>>本体サイズ
寸法:(W×D×H):261.2×261.2×60.2 mm
……お待たせいたしました。それでは早速、「Archer AX6000」を試用してみましょう~!
早速、「Archer AX6000」を試用してみました!
こちらが「Archer AX6000」のパッケージです。
大々的に「802.11ax」の文字がおどっております。「Wi-Fi 6」対応の無線LAN機能を内蔵したPCであれば、その高速化の恩恵を最大限に享受できます。
最近のノートPCには、「Wi-Fi 6」に最初から対応しているモデルも結構多いようです。デスクトップPCであれば、「Wi-Fi 6」に対応するカードを、対応するスロットにセットする必要があります。
ちなみに記事執筆時点では、外付けUSBデバイスとして市販されている「Wi-Fi 6」アダプタは、まだ見当たらないようです。ざんねん! これからどんどん出てきてくれる(のかな?)と、喜ばしいですね!
ちなみにたくさんのLANポートがすでに本体へ内蔵されているので、別途LANのHUBを購入しなくてもよいシチュエーションが、多くもなく、少なくもないかも知れません。
USB端子も内蔵されており、ここに外付けHDD、SSDなどを接続すれば、NASとして利用できます。
箱の裏面にも色々書いてありますが、ようするに先ほどすでにご紹介した内容とだいたい一緒ですので、ここでは説明は割愛致します。
本体を自宅の光回線ネットワークに接続してみました。かなり配線がゴチャついていますが、片付けられない症候群なので、生暖かい目で見守っていてください。
こちらが、8つのギガビットポートと2.5Gbps WANポートです。有線LANを接続するだけであれば、最早(もはや)何も困ることはないことでしょう。多分。
USB端子に外付けHDDなどを接続すれば、NAS(ネットワークアタッチトストレージ)として利用可能。実はこの機能、地味にベンリです。専用のNASって結構設定が難しいこともあるので……。
実際の試用動画がコチラ!▼
「Wi-Fi 6」で速度きびきびエクストリーム級! 100台接続でも快適動作する無線LANルーター「Archer AX6000」
どんどん日進月歩で進化しつづけている無線LANの世界。
有線回線のスピードの方がボトルネックになってしまう時代も、間もなくかも知れません!というか、もう抜かれてる?
※資料・画像引用 筆者自身の撮影によるもの、もしくはメーカー・販売店サイト、又はWikipedia等。
※本記事は、執筆時点でネットに公開された資料や取材による情報に基づく商品やサービスの異訳調の紹介風なテキト~でいい加減な内容のエッセイとなりますが、筆者及び編集部はその内容や継続性等を保障するものではございません。(特に海外メーカーの場合、公開された仕様と実際の仕様が異なる場合があります)
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※本記事に登場する、登場人物のキャラクターや言動は炎上しそうな箇所はおおむねフィクションです。
文/FURU
デジタル系ガジェットに散財する、サラリーマン兼漫画描き兼ライター。電脳ねたがテーマの漫画を得意とする→https://www.furuyan.com
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2020年3月26日(木)J-WAVE 「STEP ONE」の「LIFE IN SMART」に生出演しました!