降雪の多い地域では欠かせない雪かき。その作業を楽にする除雪機の種類は多く、値段も1万円台のものから数十万円するものまで幅広い。この記事では、家庭用の除雪機の中から「エンジン式」「充電式」「交流式」の3つに分類しておすすめの製品を選んでみた。小型で扱いやすいものを中心に、除雪機の人気メーカーであるヤマハ・ホンダ以外にも幅広くピックアップする。
【目次】
・パワフルに雪かき!おすすめのエンジン式・ハイブリッド式除雪機6選
パワフルに雪かき!おすすめのエンジン式・ハイブリッド式除雪機6選
エンジン式はパワーがあり、北陸や北海道などの豪雪地帯に向いている除雪機だ。燃料さえ補充すれば長時間の作業も可能。また、エンジンで除雪してモーターで走行するハイブリッド式もある。ここでは、エンジン式とハイブリッド式の除雪機でおすすめのものを6つピックアップしてみた。
初心者向けエンジン式小型除雪機KOSHIN(工進)「オスカル ESR-600」
ポンプや噴霧器で知られる工進の、初心者向け除雪機。バイクや車のようにスタートキーを回すだけで始動する。左右に揺れにくい作りで、安定した除雪が可能だ。ニュートラルギア付きなので、移動や方向転換の際にも本体を軽く動かせる。柔らかい新雪や溶けかけの雪に。最大除雪高25cm。
出典 公式サイト|初心者向けエンジン式小型除雪機KOSHIN(工進)「オスカル ESR-600」
幅広クローラーでしっかり走行するやまびこ (KIORITZ) 自走式除雪機「KSG802」
クローラーの幅が広く、力強く押せる自走式。手元のレバーでブレードの角度を調節できる。また、無段階でブレードをロックもできるので、砂利道などではブレードを浮かせておけば砂利を巻き込みにくくなる。左右には5段階での角度調節が可能で、雪寄せの際に便利だ。
小さくてもパワフルなヤマハ手押し除雪機「ゆっきぃ YU-240」
小型ながらもエンジン動力で力強く除雪する。除雪幅は40cmで玄関まわりなどの狭い場所に最適。エンジンを始動したらレバーを握るだけで、ロックが解除されるという簡単操作。また、手を離すとオーガの回転が止まるので安心だ。雪の抵抗が少ない素材のソリで、除雪作業が楽。
出典 公式サイト|小さくてもパワフルなヤマハ手押し除雪機「ゆっきぃ YU-240」
手押し式で小回りが利くHAIGE(ハイガー)除雪機「HG-K8718」
87ccのミニサイズだが、エンジン式でパワフルなモデル。手押し式なので小回りが利き、手軽に除雪できる。投雪の方向と高さ、ハンドルの角度は調節が可能で、使う人や状況に応じて使い分けられる。オーガはゴム製で路面を傷つけない。キーを抜けばエンジンが停止するので安心だ。
出典 公式サイト|手押し式で小回りが利くHAIGE(ハイガー)除雪機「HG-K8718」
スコップ感覚で使えるワキタ小型除雪機「スコッピー MSB18」
スコップのように簡単に扱える除雪機。操作はエンジンを始動したら除雪レバーを握るだけ。小型でも最大除雪量は毎時15トンとパワフルだ。シューター操作や始動キーなどは手元に集中しているため、操作に迷わない。重量は26kgと軽く、ハンドルを折りたたんでコンパクトに収納できる。
出典 公式サイト|スコップ感覚で使えるワキタ小型除雪機「スコッピー MSB18」
エンジンと電気のいいとこ取り!Honda(ホンダ)ハイブリッド除雪機「HSS1170i(J)」
除雪はエンジン、走行は電気で行うハイブリッド式の除雪機。楽な操作で除雪はしっかりできるので、力の弱い人でも使いやすい。硬雪用の専用爪を装備しており、重みでしまった雪でも砕いて除雪する。角型ブロワ投雪口の採用で、湿った雪でも詰まりにくく、しっかりまとめて遠くまで投雪できる。
出典 公式サイト|エンジンと電気のいいとこ取り!Honda(ホンダ)ハイブリッド除雪機「HSS1170i(J)」
気軽に使える充電式の電動除雪機おすすめ3選
電動除雪機は燃料不要で維持費がかからず、音も静かな点が魅力的だ。充電式はコードレスなので動かしやすく、小型で軽い製品が多いのもうれしい。比較的、雪の少ない地域に向いている充電式除雪機の中から、特におすすめのものを3つ紹介する。
操作が簡単!ササキコーポレーション「オ・スーノ ER-801」
移動も作業もレバー1本で操作できる。除雪幅は約80cmとワイドで、効率よく除雪作業が進む。ハンドルレバーから手を離せば止まる安全設計。サイドガードプレートが雪こぼれを防ぎ、除雪車が残した雪の塊も簡単に崩して運ぶ。ブレードは上下に角度を変えやすく、雪捨てや移動に便利だ。
出典 公式サイト|操作が簡単!ササキコーポレーション「オ・スーノ ER-801」
取り回しが楽なホンダ「ユキオスe! SB800e (J) 」
860Wの高出力モーター採用で、1時間に車約16台分の面積を除雪する。ブレードで雪を押していくタイプなので、投雪するスペースがない場所向け。前進、後進、速度は変速レバーで調節が可能。走行レバーは手を離すと停止する。家庭用コンセントで充電できる専用バッテリーは、持ち運びやすく着脱しやすい作り。
出典 公式サイト|取り回しが楽なホンダ「ユキオスe! SB800e (J) 」
じっくりしっかり除雪するKOSHIN(工進)ブレード型充電式除雪機「オスカル SR350」
エンジン式で紹介したオスカルの充電式版。低騒音なので住宅街でも気兼ねなく使える。深さの約25cmまでの柔らかい雪や溶けかけの雪を低速でじっくり除雪。エンジン式オスカルと同様、ニュートラルギア付き。バッテリーは着脱できるので、本体から取り外して室内で充電もできる。
出典 公式サイト|じっくりしっかり除雪するKOSHIN(工進)ブレード型充電式除雪機「オスカル SR350」
長時間の作業もOK!交流式の電動除雪機おすすめ3選
交流式の電動除雪機は、充電切れや燃料切れなどの心配がなく、安定して作業できるメリットがある。電源の届く範囲で時間をかけて除雪する場合に適している。最後に、交流式の電動除雪機でおすすめのものを2つ紹介しよう。
ハイパワーなのに静かなBCOM(ビーカム)「スノーホエール」
1500Wのハイパワーで除雪する。静音設計で早朝や夜間の作業もしやすい。ハンドルを握って押すだけで除雪できるので、使う人を選ばない。投雪方向は手元のハンドルで調節可能。0.75WのLEDライトが2個付いているため、夜間の作業も安心だ。20mの延長コード付きで、家の周りの除雪にぴったり。
小さいボディでしっかり除雪するHAIGE(ハイガー)電動除雪機「HG-K1650」
1600Wのハイパワーモデルだが、重量は約16kgと軽量で、女性でも扱いやすい。小型ではあるが、除雪口は幅50cm、高さ33cmで一度に多くの除雪ができる。コンセント部分にはカバーが付いていて雪からしっかりガードする。使わないときは手押しハンドルを外せば、コンパクトに収納できる。
出典 公式サイト|小さいボディでしっかり除雪するHAIGE(ハイガー)電動除雪機「HG-K1650」
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文/ねこリセット