キャッシュレス決済やマイナンバーカードの普及促進を目的とした『マイナポイント』事業。面倒そうだと、まだ申し込みをしていない人には、セブン銀行ATMをオススメ。実に簡単に申し込みできるので、サクッと操作して、しっかりポイントをゲットしよう。
【セブン銀行ATM DATA】
約2万5000台以上を、全国のセブン-イレブンや駅、ショッピングセンターなどに設置。銀行、信用金庫、クレジットカードなど、600社以上の金融機関などのサービスが利用できる。
〈『マイナポイント』とは?〉
対象のキャッシュレス決済サービスでチャージや買い物をすると、その25%分、上限5000円相当のポイントがもらえる国の事業。2021年3⽉31⽇までに申し込みが必要。
《用意するもの》
『マイナポイント』の申し込みにはマイナンバーカードが必要。また利用する決済サービスによってはポイントサイトなどへの事前登録が必要なサービスもある。詳細については各サービス会社のWebサイトなどで確認しておこう。
入出金だけじゃない便利なセブン銀行ATM
セブン-イレブン店舗に行くとたいてい設置されているセブン銀行ATM。提携金融機関などの現金の入出金ができるのはもちろん、キャッシュカードを使わずに、スマホだけで現金の入金(チャージ)、出金ができる「スマホATM」が利用可能だ。
『nanaco』や『Suica』などの電子マネーや、『PayPay』などのQRコード決済に簡単に現金をチャージすることもできるため、利用者が増加している。
『マイナポイント』の申し込みも簡単‼
注目なのが、セブン銀行ATMでは『マイナポイント』の申し込みにも対応していることだ。国からの委託を受けて、独自のシステムを開発することで、マイナンバーカードの読み取りや、利用者情報サイト「マイキープラットフォーム」へのアクセスを可能にした。マイナンバーカードに関連するサービスに対応しているのは、ATMではセブン銀行ATMだけだ。
この『マイナポイント』の操作をスマホで行なうと、予約(マイキーIDの設定)と決済サービスの申し込みの2回の操作が必要になるのだが、セブン銀行ATMでは一度で済む。実際に『マイナポイント』を『Suica』で申し込んでみたところ、ものの1~2分で操作が完了。あまりの簡単さに驚いてしまった。冒頭の画像のフキダシは、セブン銀行ATMで申し込んだ人の声を抜粋したものだが、これらのコメントにも納得だ。
今後、さらに便利なサービスを開始予定
来春にはマイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになり、その利用申し込みにもセブン銀行ATMが活躍。この操作もマイナンバーカードを使った操作で、簡単に行なえるという。
しかも今、顔認証技術やAIなどの新技術を搭載した新型の『ATM+(プラス)』が拡大中。JCBがプリペイドカード発行の実証実験を行なっており、今後は顔認証技術を使って本人確認できることで、非対面でもスムーズに各種手続きが行なえるようになる。
全国に展開するコンビニのATMがサービスプラットフォームとなることで、各種手続きが便利にできる世界が近づきつつある。
【やってみたら超簡単だった!!】『マイナポイント』申し込み 5ステップ
[STEP1]手続きボタンにタッチ
ATM画面から「マイナンバーカードでの手続き」を選んで操作開始。次に『マイナポイント』の利用規約が表示されるので、内容に同意したら「確認」ボタンをタッチする。なお今回はSuicaへの申し込みを試した。
[STEP2]申し込むサービスを選ぶ
利用したい決済サービスの先頭文字を選択して検索。希望のサービス名をタッチする。1人1サービスで、変更できないので注意。サービスによって「前払時(チャージ時)」または「購入時」のポイント付与タイミングを選ぶ。
[STEP3]カードやスマホを置く
利用規約や選んだ決済サービスの案内画面を確認。SuicaやPASMO、nanacoなどの電子マネーの場合はカードやスマホを指定された位置に置く。それ以外のサービスは決済サービスIDやセキュリティコードなどを入力。
[STEP4]マイナンバーカードを入れる
マイナンバーカードをカード挿入口から入れる。その際、磁気テープが右、カード裏面(顔写真のない面)を上にして挿入する。ここで『マイナポイント』の予約と申し込みが一度にできる。
[STEP5]パスワードと電話番号を入力
マイナンバーカード受取時に設定した4桁の利用者証明用パスワードを入力。パスワードは3回間違えるとロックされ、市区町村窓口でないとロック解除できなくなるので注意。その後、電話番号の下4桁を入力する。
[申し込み完了!!]マイナンバーカードと明細票を受け取る
マイナンバーカードと利用明細票を受け取って申し込み完了。利用明細票には個人に割り当てられるマイキーIDが記載されているので大切に保管しよう。
簡単に操作できるけどもし、わからないことがあったら?
ATMにはインターホンが付いていて、何かわからないことがあったら、その場で聞くことができるので安心。対応してくれるオペレーターには操作画面が連携されているので、操作をスムーズに案内してくれる。
セブン銀行『ATM+(プラス)』のココがスゴイ!!
セブン銀行では次世代ATMの『ATM+(プラス)』を都内中心に展開。2024年度までに全ATMを入れ替える予定。この『ATM+』は世界でも指折りの認証精度を誇るNECの顔認証AIエンジン『NeoFace』を採用。ATMだけで本人確認ができ口座開設や住所変更などの手続きが手軽になると期待されている。
本人確認
IC読み取りポートで運転免許証などの読み取りを行ない、ATM側のカメラで撮影して本人確認。
QRコード読み取り
QRコードの読み取りスキャナーを搭載。今後、チケットサービスなど、様々なサービスを予定。
※Suicaは東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。PASMOは株式会社パスモの登録商標です。nanacoは株式会社セブン・カードサービスの登録商標です。QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※2020年12月16日時点
協力/セブン銀行 https://www.sevenbank.co.jp/oos/adv/tmp_213.html
取材・文/綿谷禎子 撮影/篠田麦也