
モンクレールがDyneemaコンポジットファブリックを使用したコレクションを発表
Dyneemaコンポジットファブリックがフォルムと機能を融合させたモンクレールの高機能スキーウェアに初めて採用された。
世界最高の強度を持ち、かつ最も軽量な繊維であるDyneemaは、鉄の15倍の強度を持ちながら、水面に浮くほど軽量だ。比類ない性能と保護機能を誇るDyneemaは、失敗という選択肢のないクリティカルな用途に最適な素材として、30年以上もの間、採用され続けている。
Dyneemaファブリックは、コンポジット生地、デニム、ニット、織布、および強化ハイブリッド・コンポジットといった、多岐にわたる用途で利用できる。また、Dyneemaファブリックは、Dyneema繊維を使用して作られているため、本質的に高強度、軽量、防水性、通気性を備えてた。このためデザイナーは、強度や耐久性を損なうことなく、超軽量製品の技術的な性能と、美的なデザイン性を融合させることが可能だ。
人々や環境保護に貢献するというDSMのコミットメントに従い、世界初のバイオベースの超高分子量ポリエチレン繊維が2020年5月に導入された。バイオベースのDyneemaは、従来のDyneemaと同じ性能を誇りながら、一般的な高分子ポリエチレン(HMPE)よりも二酸化炭素の排出量を90%削減することに成功している。
DSMとモンクレールは、継続的なパートナーシップを通じて、アウトドア愛好家に高機能で軽量な衣料を提供するだけでなく、環境的にサステナブルな代替品を提供することにより循環型経済の進展にも貢献する。
構成/ino.