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バイクに乗りながらスマホが使える!?ヘルメット全体から音が出る新次元のサウンドシステム「addSound」

2020.12.03

バイクでもスマホを活用したい

クルマと違ってバイクは、運転中にヘルメットを被っているため何かと制約が多い。両手もふさがっているため複雑な操作もできない。しかし、これだけスマホに便利な機能が集約されると、バイクでもスマホを活用したくなる。そんなニーズに応えて、充電機能付きバイク用スマホスタンドが登場。グローブもタッチパネル対応が増えてきた。あとはBluetooth対応のインカムがあれば、スマホのかなりの機能が使えるようになる。

ところがこれがなかなか難しい。なぜならバイク用のインカムには専用の無線通話機能が搭載されているため割高で嵩張るのだ。マイク不要で聞くだけなら、バイク用Bluetoothレシーバーがあればいいのだがかなりマイナーな製品でなかなかいいモノが見つからない。そこに登場したのが「addSound」である。Bluetoothでスマホと接続、エキサイターと呼ばれる部品を使ってヘルメットを共振させて音声を再生。音量はノイズレベル合わせて自動調整されるという。

シンプルなデザインでカラーはホワイトとブラックの2色から選べる

ナビの音声をながら聞きできる

何よりも画期的なのは外音が聞こえること。エキサイターはヘルメット全体を共振させるため、イヤホンやスピーカーのように外音を遮断しない。周囲の交通状況を把握しながらナビの音声や音楽を再生できるのだ。本体は充電式で、防水IPX5相当、約2時間でフル充電でき1日使える。

充電はmicroUSB端子を使用する。バッテリーは3.7V/1000mAhを搭載する

左側には現在開発中の外部マイク用端子がある

中央部に電源ボタンがある。その隣のくぼみにはセンサーが入っている

配線不要、取り付けは1分で完了!

ヘルメット後部に付属のカプラーを使い両面テープで固定するだけで装着完了。ヘルメットを加工したり、内部に配線する必要がなく、メカに弱い女子でも1分もあれば取り付けが完了する。実際は両面テープの接着を確実にするため一晩置いた方がいいが。市販の90%のヘルメットに装着できるそうだ。

オンロードとオフロードでヘルメットを2個持ち、あるいはフルフェイスとジェットの2個持ちとか、そんな場合もカプラーをヘルメットに貼っておけば、工具不要でカチカチとロックを外してカンタンに取り外しと取り付けができる。使わない時に外しておくのも容易だが、重量198gなので常時装着でも気にならないと思う。

カプラーを本体に取り付けた状態で位置決めする。ほとんどのヘルメットに装着可能な設計だ

位置が決まったら両面テープの剥離紙をはがして貼るだけで作業完了

本体が水平になるように貼る。音に問題はないが、曲がると見た目がカッコ悪くなるので

本体を外すと円形のカプラーが残る。これで複数のヘルメットでの共有もカンタン

操作はシンプル、アプリで設定

ヘルメットに装着完了したら、電源ボタンを押すと自動的にペアリングモードに入るので、スマホのBluetooth機能で接続すれば準備完了。LEDの点滅と音で動作状態も分かる。この辺りは普通のBluetoothスピーカーと同じだ。さらに専用アプリを使って設定が変更できる。

設定メニューは上から、電池残量表示、自動音量の変化量、イコライザ、タップ感度、自動電源OFFとなっている。「addSound」はバイクの走行速度や周囲のノイズレベルによって自動的に音量が大きくなったり、小さくなったりする。この変化量が大きすぎると耳に悪いためアプリで調整できる。イコライザはBikeで最適化されているが、さらに低音や高音を強調したり、曲のジャンルに応じてイコライジングを変更できる。タップ感度というのは、ヘルメットのタップで音楽プレーヤーアプリの曲の再生と停止ができる機能があり、これの感度を調整するためのもの。うまく動かない場合は感度を強めていく。自動電源はヘルメットを脱いでおいたままにしておくと電源がOFFになる機能で、デフォルトではONになっている。

addsound専用アプリを使って詳細設定がおこなえる

イコライザはOFFもあるので、どんな補正なのかを比較して聞ける

自動音量の設定はウチのDUCATIでは大きめで問題なかった

開発者が語る「addsound」の未来

新しいヘルメットオーディオシステムを「addsound」製品化するために会社を興してクラウドファンディング「Makuake」で資金を集めた株式会社あおごちの代表取締役社長、山田斉さんは次のように語った。

「addsound」は構想から2年で製品にできました。会社を創立したのは2017年の1月です。学生時代からバイクが好きで乗り続けていますが、長時間使うと耳が痛くなるのでヘルメットの中に入れるスピーカーが嫌いでした。そこで共振を使って音を出すエキサイターを使えばヘルメット全体から音が出せるのではと着想して、クラウドファンディングで資金調達したところ最終的に目標額の158%が集まり製品化できました。

山田さんによればヘルメットの素材や厚み、重さによってエキサイターの音質は異なるという。頑丈で重いヘルメットの方が低音が出て、ワイドレンジになるそうだ。素材の薄いヘルメットはラジカセのような音になることもあり、音が悪いと思った人はヘルメットが原因かもしれない。私の聞いた感じではインカムのスピーカーより、レンジは狭くなるが耳の横で音が鳴る閉塞感はなく、部屋でスピーカーを聞いているような感じで音楽が再生された。ちなみにヘルメットはSHOEI GT-Airだ。

試乗に使ったDUCATI Monster M900ieは乾式クラッチを採用して、開放式のカバーに交換してあり、エキパイもマフラーもワンオフでかなりの爆音仕様である。インカムでも音楽を聞こうと思ったことはなく、80km以上出すと通話もできないインカムがあった。「addsound」の最大音量で60kmまでは音楽が楽しめ、ナビの音声案内は80kmでも聞こえた。多分、100kmでも聞こえると思う。つまりノーマルのバイクであれば一般道でも高速道路でもハッキリ聞こえるに違いない。タップによる音楽の再生、停止も問題なく使えた。

最後に山田さんに訊きたいのが、専用マイクはいつ完成するのかである。その答は2021年3月目標だった。「addsound」にマイクが付けば、マスツーリングで主流になりつつあるLINEグループ通話が使えるようになる。これでインカムは不要になり、距離と人数の制限なくツーリング中に仲間と会話ができるのだ。今まではインカムに互換性があり、離れるとすぐ切れるとか、マイクとヘルメットの横にある本体が邪魔という問題があったが、それが全て解決される。マイクが完成したら、またレポートする予定だ。

「addsound」は2万9700円(税込)と高級インカムに迫る高価格だが、カッコイイ、防水、使い回しがカンタン、国産で信頼性が高い事を考えれば、私のように中華製のインカムを毎年買うよりもコスパはいいだろう。

排気音の大きなDUCATI Monsterでもナビの音声案内はハッキリ聞こえた

写真・文/ゴン川野

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