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観戦できなくても読むだけで熱くなれるスポーツが題材の小説おすすめ8選

2020.12.20PR

スポーツは「プレイする」「観る」だけなく、読んで楽しむこともできる。なかなかスポーツを生で観戦しづらい今、”スポーツ小説”を読んでみてはどうだろうか。経験のある競技はもちろん馴染みのない競技、ルールも知らないスポーツでも、小説を読めばきっと身近に感じられるはず。

そこで本記事では、読んで熱くなれるおすすめのスポーツ小説を厳選して紹介したい。

【目次】

スポーツを題材にした小説の魅力

人気のスポーツを題材にした小説

小学生、中学生におすすめの小説

ドラマ化、映画化された人気小説

スポーツを題材にした小説の魅力

生のスポーツ観戦は、迫力や空気感など、その場でしか味わえない醍醐味があるもの。しかし、小説の世界にもそれとは違った力が詰まっている。

スポーツの新しい楽しみ方、「読む」

スポーツと言えば、「(自分が)プレイするもの」「観戦するもの」とイメージする方も少なくない。たしかに、それがスポーツ本来の楽しみ方だが、コロナ禍の今おすすめしたいのが、スポーツを題材にした小説を「読む」ことだ。

スポーツ小説は、青春ものもから戦略的な舞台裏を描もいたもの、サスペンス要素があるものなど実にバラエティに富んでいる。新しいスポーツの楽しみ方として、小説の世界観に没頭し熱くなってみてはどうだろうか。

スポーツを通した「人間ドラマ」も楽しめる

スポーツ小説の醍醐味といえば、臨場感たっぷりの競技シーン。もちろん、そういった要素も魅力ではあるが、「スポーツを通じた人間ドラマ」に注目してみるのも、おすすめの読み方だ。

例えその競技にあまり興味がなかったり、ルールを知らなかったりしても、スポーツに没頭する人間模様から、生きていく上で大切なものを学ぶこともできる。もしかしたら、手にとったスポーツ小説が、自分の人生に大きな影響を与えるかもしれない。

人気のスポーツを題材にした小説

ではここから、人気のスポーツを題材にした小説を紹介する。あまり知られていない舞台裏や裏事情などにスポットを当てたも作品もあり、観戦とはまた違った視線で楽しめるのが特徴だ。

誉れ高き勇敢なブルーよ/本城 雅人

誉れ高き勇敢なブルーよ/本城 雅人

惨敗したW杯から3年、アジア最終予選で苦戦する日本代表を立て直すため監督が更迭された。25日以内に後任の監督探すことを託された”望月”は、かつてマスコミのリークで契約に失敗した過去を持っていた。サッカー協会、マスコミ、代理人そして日本代表選手。各々の思惑が渦巻く中、タフな交渉を続ける望月だが、裏には驚くべき黒幕が。妨害しているのは誰なのか、誰が監督になるのか、迫真のスポーツサスペンス。

出典 公式サイト|誉れ高き勇敢なブルーよ/本城 雅人

 

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10 -ten- 俺たちのキックオフ/堂場 瞬一

10 -ten- 俺たちのキックオフ/堂場 瞬一

『10 -ten- 俺たちのキックオフ』は、ラグビーの五郎丸歩選手が一気読みしたという名作だ。リーグ戦四連覇を目指す強豪・城陽大ラグビー部は、監督の急死により窮地に追い込まれる。亡き監督が生前に指名した、“七瀬”に監督が引き継がれたがOBではない七瀬は、従来の城陽の型に縛られたプレースタイルにとらわれず、選手の自主性を促し相反する戦術を試みる。しかし、亡き監督の息子であるキャプテンやOBらの反発を受け、チーム内には不協和音が。七瀬の真意とは。そして、最後に栄冠をつかむのは誰か。ラクビーファンなら一度は読んでおきたい一冊。

出典 公式サイト|10 -ten- 俺たちのキックオフ/堂場 瞬一

 

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走れ!タカハシ/村上 龍

走れ!タカハシ/村上 龍

 

村上龍の『走れ!タカハシ』は、広島カープで活躍した高橋慶彦選手を題材にした小説。「ヨシヒコが走るとき、何かが始まり何かが終わる。」のコピーが印象的だが、実は主人公は高橋選手ではなく、彼のプレイに何かを賭けている人たち。作品自体の物語性はもちろん、村上龍の文体やリズムの良さを評価する人も多い。

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小学生、中学生におすすめの小説

ここでは、小学生、中学生におすすめのスポーツ小説を紹介する。「読書はちょっと苦手」という子でも、好きなスポーツを題材にした小説であれば興味を持つかもしれない。親子で回し読みをして感想を言い合うのもおすすめ。

あと少し、もう少し/瀬尾 まいこ

あと少し、もう少し/瀬尾 まいこ

瀬尾 まいこの『あと少し、もう少し』は、中学生駅伝を題材にした小説。陸上部の顧問が異動してまい、代わりにやってきたのは経験のない美術教師だった。頼りない顧問のもと、寄せ集めのメンバーで中学最後の駅伝大会に挑む。「あと少し、もう少し、みんなと走りたい」、それぞれの思いを抱えながら県大会出場を目指し、たすきつないでいくメンバーたち。中学生たちの成長と、彼らのまっすぐな思いが胸を打つ青春スポーツ小説。

出典 公式サイト|あと少し、もう少し/瀬尾 まいこ

 

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ハイキュー!!ショーセツバン!!/著:古舘春一、イラスト:星 希代子

ハイキュー!!ショーセツバン!!/著:古舘春一、イラスト:星 希代子

好きな漫画ランキングで、常に上位にランクインする大人気バレーボール漫画『ハイキュー!!』の小説版。本編とは違った角度から描かれており、IH予選前に行われた烏野高校バレー部のGW強化合宿が舞台に。本編では明かされていない“もうひとつの合宿の景色”は、漫画を思い出しながら読むとさらに楽しめるはず。原作ファンはもちろん、読書が苦手な子にもおすすめの作品だ。

出典 公式サイト|ハイキュー!!ショーセツバン!!/著:古舘春一、イラスト:星 希代子

 

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ドラマ化、映画化された人気小説

最後に、ドラマ化、映画化された人気スポーツ小説を紹介する。どれも、何度読み返しても楽しめる名作揃い。読むたびに新たな発見があるはず。

ルーズヴェルト・ゲーム/池井戸 潤

ルーズヴェルト・ゲーム/池井戸 潤

 

「半沢直樹シリーズ」で知られる池井戸潤の『ルーズヴェルト・ゲーム』は、野球と会社経営をテーマにした小説。かつては名門と呼ばれていた青島製作所野球部は、中堅メーカーである会社の経営が傾いたことで、リストラの敢行、監督の交代、そして廃部の危機に見舞われていた。創部以来の危機に野球部長が招いたのは、挫折を経験したある一人の男。一方、社長に抜擢されて間もない“細川”は、不況に立ち向かうため、「聖域なきリストラ」を命じる。青島製作所は、そして野球部は、この難局を乗り越えられるのか。男達の感動物語。

出典 公式サイト|ルーズヴェルト・ゲーム/池井戸 潤

 

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バッテリー/あさの あつこ

バッテリー/あさの あつこ

 

あさのあつこの『バッテリー』は、才能があるゆえに傲慢の自信家のピッチャー原田巧と、バッテリーを組むキャッチャー永倉豪の物語。巧は、父の転勤で岡山に引っ越すことになり、中学の野球部で豪とバッテリーを組むことに。そこから二人の人生は変わり始め、野球を通して成長を遂げていく。1997年に第35回野間児童文芸賞し、2007年に映画化、2008年にはNHKでテレビドラマ化されるなど、長年愛され続けている作品だ。

出典 公式サイト|バッテリー/あさの あつこ

 

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ボックス!/百田 尚樹

「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。—関係ないこと全部捨てて、おれの球だけを見ろよ」
中学入学を目前に控えた春休み、父の転勤で岡山の県境の街に引っ越してきた“巧”。天才ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持ち、それゆえ時に冷酷なまでに他者を切り捨てる巧の前に、同級生の“豪”が現れ、バッテリーを組むが…。離れ離れになってしまった戦友たちの心理描写が心にしみる、ハートフルな児童小説。

百田尚樹の『ボックス!』は、ボクシングを題材にしたスポーツ小説。2008年に出版され、2年後の2010年には市原隼人主演で映画化されている。幼馴染みの鏑矢義平と恵美寿は、高校でボクシング部に入部。義平は高校生活で「八冠」を目標に掲げるが、”高校ボクシング界最強の男”と呼ばれる稲村がその前に立ちはだかる。全力でボクシングに打ち込む男たちの姿に心打たれること間違いなし。

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※当記事に掲載している価格等の商品情報は、記事公開時のものとなります。

 

文/oki

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