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公道走行可能!乗ったらアドレナリンが爆発しそうなランボルギーニのレーシングマシン「ウラカンSTO」

2020.11.30

ランボルギーニから公道走行可能なレーシングマシン『ウラカンSTO』登場!

ランボルギーニが、2020年11月19日(イタリア現地時間)、V10エンジン搭載モデル『ウラカン』の特別なモデル『ウラカンSTO(Super Trofeo Omologata)』をオンラインでワールドプレミアした。

なんと、その翌日となる11月20日には、東京・六本木のランボルギーニブランド体感スペース「THE LOUNGE TOKYO」において、『ウラカンSTO』の実車を初公開。

世界で初披露された翌日に日本で実車が拝めるなど驚きなのだが、実は、ランボルギーニは日本のマーケットで大人気のブランド。

その販売台数では、世界でトップ3の市場規模を争うポジションにつけており、ランボルギーニにとっても日本は、とても重要なマーケットとなるのだ。

ということで、その『ウラカンSTO』を実際にチェックしてきたので、レポートしてみたい。

アドレナリンが溢れ出しそうなスーパースポーツカー

今回登場した『ウラカンSTO』は、ランボルギーニが世界展開しているワンメイクレースシリーズを競う『ウラカン スーパー トロフェオEVO』や、デイトナ24時間レースで3連覇を飾り、セブリング12時間レースで2度の優勝に輝いた『ウラカン GT3 EVO』で得られたレース・テクノロジーをもとに開発。

つまり『ウラカンSTO』は、サーキットで培われた技術と経験が存分に注ぎ込まれた、いわゆる公道走行可能なレーシングマシンというわけだ。

リアに搭載される自然吸気のV10エンジンは、最高出力640PS/8000rpm、最大トルク565Nm/6500rpmを発生。乾燥重量が1339kgとなるため、パワーウェイトレシオは2.09kg/PSを誇る。

その運動性能は、0-100km/h加速がわずか3.0秒、0-200km/hは9.0秒という強烈な加速力で、最高速度は310km/hに到達。また、ストッピングパワーは、100-0km/hの制動距離が30.0mという凄まじさ。

そして、エアロダイナミクスと軽量化についてもレーシングカーと同様に徹底されている。フロントボンネット、フェンダー、フロントバンパーがひとつのコンポーネントとして一体化された「Cofango(コファンゴ)」と呼ばれるフロントカウルは、軽量化だけでなく、モータースポーツでのメンテナンスなどの合理化にも寄与。

さらに、外装パネルの75%以上がカーボンファイバー製という『ウラカンSTO』では、複雑な構造を1枚のパーツで構成することによって強度を高めながら、結合部分がないことで軽量化を図っている。

エアインテーク付きのリアフェンダーは、ドラッグを低減しながらリアのダウンフォースを高めて総合的な空力性能を向上させている。また、リヤウイングはサーキットの特性にあわせて手動で調整でき、前後バランスを最大で13%変えることができる。

取り外し可能なリアのボンネットには、内側の空冷効率を向上させるためのエアスクープが設けられ、フレームに組み込まれた専用のエアディフレクターが、エンジン温度調整の必要に応じてシュノーケルからの大量の空気を導く構造となっている。

その足元には、アルミホイールに比べさらに軽量なマグネシウムホイールを採用し、タイヤは、フロント245/30R20、リア305/30R20のブリヂストン ポテンザのスポーツタイヤを装着。ランボルギーニがピレリ以外のタイヤを市販モデルに純正装着するのは初めてだという。

またブレーキシステムには、強力な制動力を引き出すためにブレンボ製のCCM-Rブレーキを搭載。ディスクは従来のCCBに比べ4倍の熱伝導率で、ストレス耐性は60%高く、最大制動力は25%、減速性能は7%向上させて、サーキット走行時にも最適なのだとか。

エクステリア同様にインテリアも軽量化を反映したものになっており、コックピット全体を通してカーボンパーツが豊富に使用され、スポーツシートもフルカーボンファイバー製となっている。

さらに、シート表皮はもちろん、ダッシュボードやルーフライナーなどはアルカンターラ仕上げとなる。加えて、リアバルクヘッドには、アクラポビッチ社と共同開発したチタン合金製のロールケージが組み込まれ、従来のステンレス製に比べ40%の軽量化を実現。

なお、ランボルギーニでおなじみのドライビングモード「ANIMA」では、通常走行の「STO」、サーキット走行の「Trofeo」、ウエット路面の「Pioggia」という3つのモードから路面状況などに応じて、ドライバーが任意に選べるようになっている。

さて、その姿を見ているだけでもアドレナリンが溢れ出してきそうな『ウラカンSTO』だが、デリバリー開始は、2021年の春以降で、日本での価格は4125万円(税込)の予定だとか。うーん、待ち遠しい。

ランボルギーニ『ウラカンSTO』スペック

■全長×全幅×全高:4549×1945×1220mm
■ホイールベース:2620mm
■車両重量:1339kg
■排気量:5204cc
■エンジン形式:V10 DOHC
■最高出力:640PS/8000rpm
■最大トルク:565Nm/6500rpm
■トランスミッション:7速LDFデュアルクラッチ
■前後重量配分:41:59
■燃料タンク:80L
■車両価格:4125万円

■関連情報
https://www.lamborghini.com/jp-en/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB/huracan/huracan-sto

取材・文・撮影/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
クルマは走らせてナンボ!をモットーに、どんな仕事にも愛車で駆けまわる日々。クルマのほかにもグルメや家電、ファッション情報、また小学館Men’s Beautyでは、男性に向けた美容・健康法、化粧品情報なども発信。

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