寒くなってきた今日この頃。焼酎のお湯割りが特においしい季節がやってきましたね!
「中々(なかなか)」は、黒木本店が造る麦焼酎。居酒屋や酒屋などで見かける人も多いのではないでしょうか。中々はお湯割りが特においしく、ほんのり甘い穀物の香りが特徴です。
今回はそんな中々の魅力やおいしい飲み方などを紹介していきます。意外と知らなかったこだわりが見つかるかもしれませんよ?
【参照】黒木本店
麦焼酎「中々(なかなか)」とは?
宮崎県の黒木本店が酒造、販売している中々とは原材料に麦と麦麹を使った焼酎です。
上品な香りの秘密は原材料の穀物。麦が持つほんのり甘い香りが特徴的で、舌で転がすと豊かな風味が口の中に広がります。販売されている容量は720ml、900ml、1800mlの3バリエーション。度数は20度のものと25度のものがあります。
麦焼酎「中々」のうまい飲み方は……?
そんな中々の特においしい飲み方は、やはり「お湯割り」。甘みのある豊かな香りに深みが生まれ、濃厚なコクと香ばしさと相まって、抜群のうまさを口の中へと運びます。また、中々本来のおいしさを楽しみたいのであれば、ロックもおすすめです。
麦焼酎「中々」は原料も“手作り”にこだわる
中々を造っている黒木本店は、「自然循環農法」を採用しています。自然循環農法とは畑を耕し、原料を栽培して、収穫まですべてを自分たちで行い、焼酎の製造過程で出る廃棄物も有機肥料として、次の原料作りにも有効活用する方法です。
黒木本店は40ヘクタールと広大な大地で原料の栽培を行っており、焼酎粕の有機肥料による有機栽培や新品種の開発に取り組んでいます。また、水の質にもこだわりを持っており、尾鈴山水脈から流れ出る、小丸川の伏流水とされる地下水を安全にろ過し、焼酎造りに理想的な水に仕上げています。
麦焼酎「中々」の造り方
まずは原料の麦と水を混ぜ、麹を造ります。次に酵母に水と麹を混ぜて、一次仕込みを行います。酵母には数種類があり、麦、芋、米焼酎と品種によって使い分けられています。一次仕込みを終えた酒母(水と麹と酵母)を二次仕込み段階で木桶に移し、もろみを発酵させます。
木桶で仕込むことによって、木桶に住み着いていた乳酸菌などの微生物が黒木本店ならではの独特な味わいを生み出すのです。発酵させたもろみを蒸留機で気化させ、冷却してアルコールを抽出。最後に瓶などにパッケージングして完了です。
麦焼酎「中々」の価格は?
黒木本店の公式HPに中々の価格は表記されていません。購入する店舗によって変わってきますが、720mlであればだいたい1500円前後から購入できます。ネットなどで購入する場合は、容量と度数が目当てのものかきちんと確認しましょう。
ほかにも魅力的な銘柄がたくさん! 黒木本店の焼酎
原料から自分たちで作り、酵母や仕込みの木桶にもこだわっている黒木本店。中々以外にも魅力的でおいしい焼酎が多数ラインナップしています。
黒木本店の焼酎:㐂六(きろく)
容量:720ml、1800ml
度数:25度
原材料:甘藷、米麹
【参照】黒木本店 㐂六(きろく)
㐂六は黒木本店が製造する芋焼酎です。風味をより豊かに楽しみたい人は、水割りがおすすめ。穀物が持つ甘さや香ばしい風味が口の中に残ります。お湯割りにすれば風味が柔らかくなり、丸みのある味わいとなります。
黒木本店の焼酎:橘(たちばな)
容量:720ml、900ml、1800ml
度数:20度、25度
原材料:甘藷、米麹
【参照】黒木本店 橘(たちばな)
芋焼酎ではあるものの、柑橘系のようなすっきりとした風味と、軽やかな味わいが特徴。お湯割りにすれば香ばしくも甘い風味が楽しめます。
黒木本店の焼酎:謳歌(おうか)
容量:720ml、1800ml
度数:25度
原材料:甘藷、米麹
【参照】黒木本店 謳歌(おうか)
柑橘類の花がもつようなアロマティックな香りがする謳歌は芋焼酎。口当たり滑らかで、複雑かつ軽快なほろ苦さが特徴です。水割りにすれば、ほろ苦さが穏やかに。また、お湯割りにすれば、豊かな味わいが現れます。
黒木本店の焼酎:野ウサギの走り
容量:600ml
度数:37度
原材料:米、米麹
【参照】黒木本店 野うさぎの走り
野ウサギの走りは、すっきりとした味わいとややスモーキーな風味が特徴。水割りにすれば、ナッツフレーヴァーの味わいを強く感じられ、複雑な風味を楽しめます。
※データは2020年11月中旬時点での編集部調べ。
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文/髙見沢 洸