■連載/ゴン川野のPC Audio Lab
日常からアウトドアまで使えるBluetoothスピーカー
今では日常生活に欠かせないものとなったBluetoothスピーカー。人気の製品なので各社からさまざまなモデルが発売されており、選ぶのに迷ってしまう。今回、音質はもちろんデザインも質感も重視した大人のモデルをチョイス。それがB&O「Beoplay A1 2nd Gen」である。
初号機に比べると連続再生時間が24時間から48時間(55dB使用)と2倍に伸び、内蔵マイクは3個に増やされている。2Wayのスピーカーユニットは新設計。防塵防滴のIP67認証、コーデックはAACとaptXにも対応した。
量感たっぷりの低音とウォームな中高域
トップパネルはアルミ合金製でアルマイト処理されている。画像はチャコールブラックで、これ以外に4色、合計5色のカラーバリエーションが登場。本体には本革ストラップがあり、吊り下げて使うこともできる。2Wayのユニットは上向きに取り付けられモノラルの無指向型で、専用アプリを使えば2台でステレオ再生にも対応。1台でも音の広がり感は充分で、特に低音の量感がこの容積でよく出せるなと感心するほどある。まあ、ややドンシャリとも言えるが、中高域はなめらかでシャリシャリした感じはなく長時間聞き続けるBGMにも適している。音色はウォームで女性ボーカルが心地よい。
操作は本体のサイドにあるボタンでおこなう。防水性を高めるため樹脂でカバーされフラットだが、押し込むと明確なクリック感がある。
スピーカーのサイドには電源、Bluetooth、マイクのボタンがある
逆サイドには音量と再生/停止ボタンがある。2つのLEDがあり動作と充電状況が分かる
B&Oスピーカー初のAlexaボイスアシスタント機能搭載!
「Beoplay A1 2nd Gen」はスマホとペアリングすればAlexaボイスアシスタント機能が使える。つまりお洒落なスマートスピーカーに変身するのだ。マイクの感度も良好でワイヤレス接続のため、わずかな遅延が感じられるが操作性は良好だった。最初に1度だけ専用アプリを使ってアレクサアプリのセットアップすれば、この機能が使える。専用アプリを使えば、さらにイコライジングの設定と保存、ステレオペアリングなどができるようになる。普段はこのアプリを起動しなくても問題ないだろう。
自宅でも外出先でも音楽が楽しめるだけでなく、スマートスピーカーとしても使える。今までのスマートスピーカーは音とデザインがイマイチなものが多かったが、「Beoplay A1 2nd Gen」であれば音もデザインも大満足。またコードレスで使えるのも便利だ。末永く使えるBluetoothスピーカーとしてオススメの1台だ。
円の中心がニュートラルな音質で上下左右に動かして音質を変更する
専用アプリからアレクサのAmazonAlexaが起動されセットアップ画面になる
「Beoplay A1 2nd Gen」の周波数特性。低域が63Hzまで伸びている
写真・文/ゴン川野