中国・四国地方第2位の人口を誇る岡山市に、文化の町として有名な倉敷市など、魅力ある街が多い岡山県。同県において、特に多くの人から「住み心地が良い」と評価される街や、「住みたい」と憧れを抱かれる街とは、いったいどこになるのだろうか?
そこでこのほど、大東建託株式会社が過去最大級の居住満足度調査を行い、集計した「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2020<岡山県版>」 「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2020<岡山県版>」を紹介していきたい。
「街の住みここち」総合トップ5は、「岡山市北区・総社市・倉敷市・岡山市南区・岡山市中区」
〇住みここちトップは昨年同様「岡山市北区」
昨年同様、岡山市北区がトップとなり、昨年2位の倉敷市は3位となっている。
〇都市部周辺エリアが多くランクイン
トップ9のうち、4自治体は岡山市内だが、岡山市内以外では、総社市や倉敷市など、岡山都市部周辺のエリアが多くランクインしている。
●回答者数 3,927名
居住地域の満足度について、大変満足:2/満足:1/どちらでもない:0/不満:-1/大変不満:-2という選択肢の平均値でランキングを算出。総回答者数は3,927名で50名以上の回答が得られた自治体が対象。
昨年順位は昨年調査時点で30名以上の回答が得られた自治体が対象。昨年調査時点で回答者数が30名に満たさずランキング集計対象外だった自治体は前年順位を「-」と表記。因子別集計結果も同様。
「住みたい街(自治体)」総合トップも「岡山市 北区」
〇住みたい街も、「岡山市 北区」が1位
住みここちトップの岡山市北区が得票率3.3%で1位、2位は住みここち3位の倉敷市、3位は住みここち2位の総社市がランクインしている。
〇“現状肯定派”が主流
「住みたい街は特にない」が52.2%、「今住んでいる街に住み続けたい」が22.4%、合計74.6%と高い比率になっている。
回答者数 2,203名 県内のみを集計対象とした順位。昨年順位は県内での順位。昨年(2019年度調査時)は県外も集計対象に含んでいる。
<調査概要>
◇調査方法
株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
◇回答者
岡山県居住の20歳以上の男女、2019年度・2020年度累計3,927名の回答を「住みここち」として集計し、2020年度回答者2,203名の回答を「住みたい街」として集計。
[男女比] 男性44.9%: 女性55.1%
[未既婚] 未婚32.4%: 既婚67.6% [子ども] なし 36.0%: あり 64.0%
[世代比] 20歳代14.2%、30歳代24.7%、40歳代26.2%、50歳代19.2%、60歳以上15.7%
◇調査期間
2020年3月17日(火)~4月3日(金):2020年度調査
◇調査体制
調査企画・設問設計・分析:大東建託賃貸未来研究所 宗健(所長)、調査票配布回収:株式会社マクロミル
◇回答方法
住みここちランキングは現在居住している街についての「全体としての現在の地域の評価(大変満足:2 満足:1 どちらでもない:0 不満:-1 大変不満:-2)」の平均値を集計して作成。住みたい街ランキングは、フリーワード・サジェスト(入力された単語をもとに複数の候補を表示する)方式の回答をもとに投票数でランキング。
※調査は、2020年3月17日から4月3日にかけて実施しているが、「コロナ」に関するフリーコメント記載はほぼなく、コロナによる「住みここち」「住みたい街」ランキングへの影響は、ほとんどないと思われる。
出典元:大東建託株式会社
構成/こじへい