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原料、税金、カロリー、説明できる?ビールと発泡酒の違いと特徴

2020.11.30

「ビール」と「発泡酒」……この2種類のお酒の違いを説明できる人は、意外と少ないのではないでしょうか。ビールと発泡酒はどちらも「発泡性酒類」に分類されるお酒です。

ビールと発泡酒を比較すると、「ビールの方が美味しいけれど値段がちょっと高い……」と思われがちですが、果たして本当なのでしょうか? 今回はこれら2つのお酒の違いやおいしさの違いの理由を明らかにしていきましょう。

【参照】国税庁 お酒全般に関するもの

ビールと発泡酒の違いは「原料」!

ビールと発泡酒はいずれも発泡性酒類に分類されるお酒です。その違いには「原料」が大きく関係しています。それぞれの酒税法における定義を見ていきましょう。

【参照】税務署 酒税法等の改正のあらまし
【参照】国税庁 お酒全般に関するもの

酒税法におけるビールの定義

国税庁によると、ビールとは以下3つの定義が当てはまるお酒をさします。

【参照】キリン 一番搾り生ビール

・麦芽、ホップおよび水を原料として発酵させたもの(麦芽の使用割合50%以上)
・麦芽、ホップ、水および麦、米や果実、コリアンダーなどの香味料などの特定の副原料を使用して発酵させたもの(麦芽の使用割合が50%以上のもの)
・副原料の割合が、麦芽の重量の「100分の5」の範囲内におさめされている。

「麦芽の使用割合」とは麦芽比率のことで、原料の重さの中で麦芽が占める割合をさします。ビールの定義には、原料である麦芽の量が大きく関係していることがわかります。

酒税法における発泡酒の定義

一方で発泡酒とは、麦芽または麦を原料の一部とした発泡性のあるお酒のこと。以下のいずれかの定義が1つでも当てはまれば、発泡酒となります。

【参照】キリン 淡麗極上<生>

・麦芽の使用割合が50%未満のもの。
・ビールの製造には認められていない原料を使用したもの。
・麦を原料の一部として使い、麦芽を使っていないもの。
・副原料の割合が、麦芽の重量の「100分の5」におさめられていないもの。

まとめ! ビールと発泡酒の違い

ビールと発泡酒は「使う原料」と「原料の量(割合)」によって分けられるのです。なお、ここで紹介しているビールと発泡酒の定義は、2020年11月現在のものです。今後の酒税法改正などによって、その定義は変わってくる可能性があります。

【参照】ビール・発泡酒に関するもの

【関連記事】酒税法改正によってビール、新ジャンル、清酒の売上は上がったのか?下がったのか?

ビールの製造に使用が認められている主な副原料

コリアンダー

・果実(果実を乾燥させたもの、または煮詰めたものや濃縮した果汁をふくむ)
・コリアンダーまたはその種
・こしょう、シナモン、クロープ、山椒などの香辛料またはその原料
・カモミール、セージ、バジル、レモングラスなどのハーブ
・かんしょ、かぼちゃなどの野菜(野菜を乾燥させたもの、または煮詰めたもの)
・そばまたはごま
・はちみつなどの含糖質物や食塩またはみそ
・花やお茶、コーヒーやココアなど
・かき、こんぶ、わかめ、かつお節

【参照】国税庁 平成 29 年度税制改正による ビールの定義の改正に関するQ&A

おいしいのはどっち!? ビールと発泡酒の味の違いは?

ビールと発泡酒はどちらの方がおいしいのか。また、その味にはどのような違いがあるのでしょうか。

製造法にもよりますが、一般的に麦芽の使用割合が高ければ高いほど、麦の香りが強く感じられます。また、深いコクと飲みごたえが生まれるといわれています。

一方で発泡酒のように麦芽の使用割合が低いと、軽やかな味わいになる傾向があります。発泡酒の場合は副原料にも制約がないため、多彩な風味や味わいを楽しみやすいのもポイント。

つまり“どちらの方がおいしい”とは一概にはいえないようです。

麦芽がもつ深いコクや飲みごたえを楽しみたい人にはビール。
軽やかかつ多彩な風味を楽しみたい人には発泡酒が、一般的におすすめです。

ビールと発泡酒でカロリーは異なる?

カロリーは製品によってはビールの方が高かったり、発泡酒の方が高かったりと、一概に「ビール(もしくは発泡酒)の方が高カロリー」とはいえないようです。詳しくは、以下の国内大手ビールメーカー4社の成分表を参考にしてください。

【参照】キリン
サントリー
サッポロ
アサヒ

新ジャンル(第三のビール)と発泡酒の違い

ビール類と呼ばれるアルコール飲料には、ビールと発泡酒のほかに「新ジャンル(第三のビール)」と呼ばれるお酒があります。この新ジャンルとは、どのようなお酒をさすのでしょうか。

【参照】キリンビール「キリンのどごし<生>」

新ジャンルは、「麦または麦芽以外を原料として発酵させたもの」か「発泡酒にスピリッツなどのアルコール飲料を加えたもの」をさします。

国内の大手ビールメーカー4社の主な新ジャンルは、以下のとおりです。
キリンビール……「のどこしシリーズ」、「本麒麟」など。
サントリー……「金麦」、「ジョッキ生」など
サッポロビール……「麦とホップ」、「ホワイトベルグ」など
アサヒビール……「クリアアサヒ」、「アサヒ ザ・リッチ」など

【参照】キリン 「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」って何が違うの?

ビールと発泡酒と新ジャンルの値段の違いは?

最後に「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」の値段は異なるのでしょうか。

2020年11月中旬現在、大手酒類通販サイトで販売されている、主要ビールメーカー4社の350ml缶の価格帯を参考にご紹介します。

ビール: 207〜233円(税込、以下同)
発泡酒: 141〜145円
新ジャンル: 141円前後

価格は「ビール」、「発泡酒」、「新ジャンル」という順になっているようです。

※データは2020年11月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※商品・サービスのご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/髙見沢 洸

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