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家にある不用品を売買でき、ちょっとしたお小遣い稼ぎや副業としても人気のフリマアプリ「楽天ラクマ」。コロナ禍で家にいる時間が増えたこともあり、日常的に利用するユーザーも増えているようだ。
利用頻度が増えれば増えるほど気になるのが「手数料」の存在。楽天ラクマは登録や閲覧などは無料で行えるが、購入や販売を行うと手数料が発生する。本記事では楽天ラクマの振込手数料について、いくらかかるのかと無料にする裏技を紹介する。
楽天ラクマを利用する際にかかる振込手数料とは?
楽天ラクマを利用する時に覚えておきたい手数料の一つが、振込手数料。出品者側が覚えておかないと損をしてしまうこともある。では、振り込み手数料についての基本情報をチェックしていこう。
出品者が売上金を現金化する際に必要な手数料
商品を販売した出品者が売上金を現金化するための「振込申請」を行った際に発生する手数料が、振込手数料だ。混同しがちだが、あくまでも出品者が楽天ラクマに対し支払うもので、購入者が出品者などに支払うものではない。
振込手数料は一定の金額以上、かつ特定の銀行口座であれば無料になる。そのための手順を以下で確認してほしい。
振込申請の手順
振込申請とは、先述した通り売上金を現金で受け取る際に必要な手続きのこと。楽天ラクマ内の売り上げが「合計で1,000円以上」になれば申請することができる。
取引終了から「180日間」の申請期限が設けられているため、早めに申請をしておこう。PC、スマホで多少手順は異なるが、大まかな手順は以下の通り。
【振り込み申請】
1. マイページから「売上・ポイント管理」を開き「振込申請」を選ぶ。
2. 振込先の口座情報を登録する。(ゆうちょ銀行の場合は店名も必要)
注意)この時、口座情報を誤って登録してしまうと売上金は現金化されず、手数料だけが引かれてしまうので要注意。
3.振込希望金額を入力し、手数料を引いた実際に振り込まれる金額を確認したら振込申請を行う。
振込手数料、銀行によって違いはある?楽天銀行に設定するのがおすすめ!
振込申請をし、売上金を銀行振込で受け取る場合にかかる振込手数料は、通常「1件につき210円」。ただし、楽天銀行を振込先に設定し、かつ申請金額が10,000円以上の場合は手数料が無料となる。いずれの方法でも、少額ずつをこまめに現金化するよりも、ある程度まとまった金額になってから申請した方がお得だ。
また、振込申請をしてから実際に振込されるまでにかかる日数は、基本的に平日の午前8時59分までなら翌日、それ以降なら翌々日だが、楽天銀行の場合は平日の午前8時59分までに申請すれば当日中に振り込まれる。スピーディに現金化したい場合も楽天銀行が便利だ。
振込手数料をかけずに売上金を受け取るおすすめの方法!
少しでも振込手数料を安く抑えたい時は、先述の楽天銀行を利用する以外にも、売上金を楽天キャッシュにチャージする方法がある。楽天ペイアプリか楽天ポイントカードアプリが必要だが、手数料不要で全額チャージすることができ、提携している全国の飲食店やコンビニ、ドラッグストアなどで利用できる。
対象店舗を利用する機会が多い方なら手数料なしで売上金を使えるため、かなりお得な方法だ。さらに、1,000円に満たない売上金のチャージにも対応しているため、申請期限内に1,000円を超えず、現金化できない場合にもおすすめだ。
メルカリとの違いは?
他に、知名度の高いフリマアプリといえば「メルカリ」がある。メルカリの場合、金融機関や申請金額に関わらず、一律で200円の振込手数料が都度発生してしまう。10,000円以上を楽天銀行へ振込申請をすれば振込手数料が無料となる楽天ラクマとは、その点が異なっている。
普段から楽天ペイや楽天ポイントを頻繁に利用する方であれば、楽天ラクマの利用が有力な選択肢になるだろう。
楽天ラクマには振込手数料以外にどんな手数料がかかる?
ここまで、振込手数料について紹介してきたが、楽天ラクマではこの意外にも必要な手数料がある。商品が売れた時に支払う「販売手数料」と、商品代金の支払いの際に発生する「決済手数料」だ。ここではこの2つに加え、送料についても解説する。
販売手数料(出品者)
楽天ラクマの販売手数料は、商品が売れた時にその販売額に対して一定の金額を支払う仕組みになっている。基本の手数料は、販売した商品価格の10%。しかし、ひと月の販売実績(合計販売回数および合計販売金額)に応じて、次の月の販売手数料が変動することになっているため、数と金額が多ければ、販売手数料が優遇される(4.6〜10%)。
決済手数料(購入者)
商品代金を支払う際、決済方法によっては手数料が発生する場合がある。クレジットカードや、楽天Pay、LINEPay、FamiPayなどの決済、また楽天ラクマや楽天ポイント、楽天キャッシュで決済をする場合には無料だが、コンビニや郵便局・銀行ATMで支払いをする場合は100~200円の手数料がかかる。
また、d払いやauかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いといったキャリア決済も、手数料15o円が必要だ。ラクラクあと払い(Paidy:ペイディ)での支払いに関しては基本的に手数料は無料だが、支払い方法によっては手数料がかかるケースもある。ラクラクあと払いでの支払いを行う際は、「MyPaidy」で確認してから決済しよう。
送料
「手数料」ではないが、取引の際には送料が必ず必要になる。出品者と購入者のどちらが負担するかは、商品を出品した際に出品者が選択する仕組みになっているため、購入者は支払い前にどちらが送料を負担するのか確認しよう。
楽天ラクマで商品を配送する際に選べる方法は10種類以上もある。送料は種類により異なるが、A4サイズよりも小さいものを送る場合は160円~1,200円程度。それよりも大きいサイズのものになると1,000円を超えることが多い。このサイズの場合、送付先の都道府県によって送料も変動し、遠方に送る際は高額になることもある。
送料を少しでも抑えたい場合は「かんたんラクマパック」を利用するのがおすすめだ。全国一律の送料で送れるほか、宛名書きが不要で、送料が取引後自動的に売上金から引かれる仕組みになっており、発送時に支払う必要がないのも嬉しい。
また、発送状況が取引ページから確認でき、万一トラブルが発生した場合に商品代金などを補償してくれる「ラクマあんしん補償」もついているため、もしもの時も安心だ。
文/oki