手を抜こうと思えばいくらでも手を抜ける。逆にしっかりやろうと思えばいくらでも時間をかけられることと言えば「家事」ではないだろうか。
仕事や子育て、勉強などであまり時間を割きたくない分野でもあるだろうが、一つでも好きなことがあればポジティブに取り組むことができるかもしれない。
今回、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」では、日本全国の15歳~59歳の男女5252名を対象に、好きな家事・嫌いな家事や、家事代行サービスの利用経験について調査を行った。以下にて詳細を説明していく。
好きな家事TOP2は「買い出し」と「ご飯をつくる」
なんらか好きな家事があるという人は全体で8割を占め、男女ともに好きな家事1位は「買い出しをする・買い物に行く」となった。特に女性は4割を超えており、年代が上になるほど人気の傾向がみられた。
2位も、男女共通して「ご飯をつくる」がランクインし、特に20代の男女に人気の傾向に。男女差はほぼなく、料理が好きな男性も多いこともわかった。
女性の3位は「洗濯物を干す」。洗濯物をしまったり、たたんだりするよりも、干すことが好きという人が多いことがわかった。また、年代が上がるにつれ好きな人が増加する傾向に。男性も「洗濯物を干す」が8位にランクイン。
一方で、嫌いな家事について見てみると、なんらか嫌いな家事がある人は全体で9割弱となっており、女性よりも男性のほうが嫌いな家事がある人の割合が高い傾向がみられた。
女性の嫌いな家事1位は「片づけ・整理整とんする」、2位は「トイレそうじをする」、3位は「お風呂そうじをする」。
男性の1位は「トイレそうじをする」、2位は「裁縫(さいほう)をする(ボタンの付け替え、ぬいものなど)」、3位は「片づけ・整理整とんする」という結果となった。
「片づけ・整理整とんする」、「トイレそうじをする」は男女共通して嫌いな家事といえるだろう。
男女別に見てみると、「お風呂そうじをする/アイロンがけをする/ふきそうじをする」は女性のほうが上位にランクインしており、割合も多いようだ。「お風呂そうじをする」は、男性では好きな家事7位にランクインしており、女性のほうが嫌いな人が多いということがわかった。
また、「洗濯物を干す」、「裁縫(さいほう)をする(ボタンの付け替え、ぬいものなど)」が嫌いという人は、男性のほうが多く、「洗濯物を干す」は女性では好きな家事で第3位だったが、男性では嫌いな方にランクインした。
家事代行サービスの利用経験・意向のある人は全体で約35%、女性のほうがより関心を持っている
グラフには掲載されていないが、実際に家事代行サービスの利用経験がある人は全体で3%台と少数派。
利用経験は男女で差が見られなかったが、家事代行サービスの利用意向に関しては女性が約4割、男性が2割台と、女性のほうがより関心が高いことがわかった。
性年代別に見てみると、「利用したことはないが、今後利用してみたい」と回答したのは女性のほうが男性よりも多く、特に30代・40代では4割超えとなった。
また、年代が上がるにつれて実際に利用したことがある人が増える傾向があり、女性の50代ではもっとも多い割合で6%となった。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2020年9月18日~20日
有効回収数:5252サンプル
出典元:LINEリサーチ(LINE株式会社)
https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/
構成/こじへい