ドラッグストアで買えるようになった!目の疲れ、乾き、かすみを改善する参天製薬のスイッチOTC点眼薬「ヒアレインS」の気になる中身
2020.11.22■連載/阿部純子のトレンド探検隊
「ヒアルロン酸ナトリウム」を医療用と同濃度配合したOTC医薬品
9月に新発売された、目の疲れ、乾き、かすみなどの不快な症状を改善する点眼薬「ヒアレインS」(5mL×2本・1580円税抜)は、1995 年にドライアイ等の疾患に伴う角結膜上皮障害の治療薬として発売された医療用医薬品「ヒアレイン点眼液 0.1%」のスイッチOTC医薬品。
日本で初めて保水成分である「精製ヒアルロン酸ナトリウム」を医療用と同濃度配合した、OTC医薬品にスイッチした点眼薬なので、処方箋なしで全国の薬局やドラッグストアで購入できる。
毎日、長時間目を酷使していると、目が疲れや乾きを感じたり、コンタクトを付けているとゴロゴロとした不快感があったり、物がかすむ、ぼんやり見えるといった経験をしている人も多いだろう。
目の疲れ、乾き、かすみといった症状の多くは、涙の状態が不安定になる“涙のトラブル”が原因で引き起こされる。涙の状態が安定していると、エアコンやコンタクトなどの様々な要因から涙が目を守っているため、先のような症状を感じることがないが、まばたきの減少や、コンタクトレンズの装着などにより、涙が蒸発しやすく涙の状態が不安定になると、ピント調節に負荷がかかったり、酸素や栄養分が不足したりすることで症状が引き起こされる。この原因にアプローチできる、涙のケアを行うことで、症状の改善をすることができる。
「従来の保水成分は目の表面にあるムチンという物質と保水成分が結合しないため、瞬きなどによって保水成分が流されてしまい、うるおいを保つことが長続きしなかった。ヒアレインSの有効成分であるヒアルロン酸ナトリウムはムチンに結合し、目の表面にとどまるため、ヒアルロン酸が流されずしっかりとうるおいを保つことができる。高い保水力によって涙のケアができることがヒアレインSの最大の特長。
有効成分ヒアルロン酸ナトリウムを医療用医薬品と同濃度配合することで、涙のケアを可能にした初めてのスイッチOTCがヒアレインS。スイッチOTCとは医療用医薬品として使われていた有効成分を一般用医薬品で使用できるように切り替えた薬のこと。眼科領域の専門性と技術力を強みとし、眼科市場シェアナンバー1の参天製薬が満を持して販売した」
(参天製薬 薬粧事業部 マーケティンググループ ブランドマーケティングチーム チームマネージャー池田美幸氏)
石原さとみさんがブランドアンバサダーを務める新CMも放送中
Santen「ヒアレインS」新CM発表会では、ブランドアンバサダーを務める石原さとみさんが登場した。
「私もステイホーム期間、いつもより携帯を見る時間や本を読む時間も増えて、とても目が疲れることが多々ありました。首、肩の疲れもそうですが、目の周りをマッサージする時間も増えた気がします。
ヒアレインSは涙のケアができる目薬ですが、私は普段から涙腺が弱いほうで、ドラマや映画、舞台を観ても、音楽聞いても、すぐグっと来てしまいます。今まで一番悔し泣きをしたのは、アフリカに行った時。自分の無力さを感じて、飛行機の中で悔し涙を流していました。でもあの経験が、自分の知らないことがたくさんある、勉強しなくてはいけないと再認識することができて、今までの生き方を変えるきっかけとなりました」(石原さん)
【AJの読み】頻繁に使うヒアレインをドラッグストアで買えるのはうれしい
1890年に創業した参天製薬は今年で130周年を迎える。眼科領域に特化した世界でも珍しいスペシャリティーカンパニーで、ドラッグストアや薬局で販売される、点眼薬のサンテシリーズなどと同時に、医師から処方される医療用医薬品、医療機器の製造、販売も行っている。
私もご多分に漏れず、目を酷使しているためドライアイに悩まされており、定期的に眼科に通って、いずれも参天製薬の医療用医薬品である「ジクアス点眼液3%」と「ヒアレイン点眼液 0.1%」を処方してもらっている。
ヒアレインは頻繁に使うため、眼科に行く前に切れてしまうことも多いが、医療用と同濃度配合のスイッチOTC「ヒアレインS」ならドラッグストアに駆け込めば、土日や祝日でも購入できるのでかなり重宝しそう。
文/阿部純子