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40歳以上の4割以上が既に準備、お墓の準備どうしてる?

2020.11.16

気づいたら社会人になって、家族を持ち、親になる。自分が日々年齢を重ねていくと、当たり前だが親も年を取っている。病気もするし、体の不調を訴えることもある。いつ、何が起きても思い残すことがないように家族で話し合うことは大事なことなのかもしれない。

今回、終活関連サービスを提供する株式会社 鎌倉新書は、全国40~79歳以上の男女1,201名を対象にお墓の準備に関する全国調査(2020 年)を行った。

お墓の認知度 「一般墓」 がトップの 92.3% 。全てのお墓の種類で、男性よりも女性が「詳しく知っている」と回答

「一般墓」「樹木葬」「納骨堂」「永代供養墓」の写真を見てもらい、認知度合を伺ったところ、下記の結果となった。

一般墓 :認知度 92.3%(詳しく知っている人は 81.6%)
樹木葬 :認知度 66.7%(詳しく知っている人は 28.3%)
納骨堂 :認知度 84.6%(詳しく知っている人は 39.0%)
永代供養墓:認知度 74.2%(詳しく知っている人は 39.6%)

一般墓:家族や一族など家単位で承継していく墓石を用いた伝統的なお墓。
樹木葬:永代供養墓の一種で、墓石の代わりに樹木を墓標とするお墓。
納骨堂:永代供養墓の一種で、主に建物の中などに個人や家族単位で遺骨を納める形式。
永代供養墓:寺院や霊園管理者が遺骨を預かり、永代に渡って供養をする埋葬方法。

いずれも男性よりも女性で「詳しく知っている」と回答した人が多く、最も差が開いたのは樹木葬の 13.3pt となった。(男性 22.6%、女性 35.9%)

いずれのお墓も、年代が上がるにつれて「詳しく知っている」と回答した方が増加している。

49.9%の回答者が、「故人がお墓を既に持っていた」と回答

回答者が直近で喪主を務めた故人のお墓の所有状況を伺ったところ、1位「お墓を既に持っていた(先祖代々のお墓や家族 のお墓など)」(49.9%)、2位「故人が生前、自分のために新規でお墓を購入していた」(20.6%)、3位「故人の死後 に、喪主または他の方が新規でお墓を購入した」(19.8%)となった。

一般墓は先祖代々受け継がれていくため、一般墓を 所有している場合は既にあるお墓に入るケースが多々見られる。樹木葬・納骨堂などの永代供養墓も、故人の配偶者が既に お亡くなりになっている場合は、一般的に同じ納骨先に入る。

地域別 回答者が喪主を務めた故人のお墓の状況

関東圏は「お墓を既に持っていた」が他エリアに比べて低く、「故人の死後に、喪主または他の方が新規でお墓を購入した」が高い結果となった。お墓は先祖から受け継ぐことが一般的だが、地方から関東圏に移住した方は、移住先がふるさととなり、新たにお墓を購入するケースも見られる。

お墓に対する意識は「家族に迷惑をかけたくない」が最多の 80.3%

お墓の意識に対してあてはまるものを伺ったところ、「お墓に関して家族に迷惑をかけたくない」が80.3%で最も高い結果となった。次いで「お墓は家族が来やすい場所にしてほしい」(77.5%)、「お墓は静かで落ち着いた場所であってほしい」(73.4%)となった。

いずれも男性よりも女性で「あてはまる」と回答した方が多く、お墓に対する具体的なイメージを持っているようだ。

54.6%が「自分の母親が入るお墓がある」と回答

自分自身や配偶者、両親のお墓の準備状況を伺ったところ、「自分の母親が入るお墓を決めている」と回答した方が最も多く、54.6%となった。自分自身については、41.5%の方が入るお墓を決めているようだ。

概ね女性よりも男性で数値が高く、墓守としての意識が働いているとみられる。

自分自身、配偶者、自分の母親で、年代が高くなるほど入るお墓を決めている方が増加傾向にある。

未婚よりも既婚で入るお墓を決めている人が多数だった。夫婦になると、お墓は両家の課題となる。あらかじめお墓の保有状況を確認する必要がある。

お墓について「故人の希望通りにできた」が64.6%も、「希望は聞いていなかった」が30.4%

全体では、「故人の希望通りにできた」が 64.6%と高い傾向に。一方で、「希望は聞いていなかった」方が 30.4%となった。

喪主の年代が高くなるほど「希望通りにできた」が増加傾向に。両親も高齢になるため、家族の今後を話す機会が増えているとみられる。

ペットを「霊園などに納骨したい」 方が43.5%

ペットと同居している方を対象にペットの埋葬方法について伺ったところ、「霊園などに納骨したい」(43.5%)が最も高い結果になった。次いで「家で保管し、自分の死後に一緒に入りたい」(19.4%)、「自宅の庭に埋葬したい」(14.5%)となっている。

鎌倉新書が運営する「いいお墓」経由でお墓を購入した方を対象に行った「お墓の消費者全国実態調査」では、ペットとお墓に関して下記のようなコメントが寄せられた。

・以前飼っていたペットと今のペットを同じ所に入れるか、自分達と一緒に入れるか決めかねています。
・ペットが先に旅立つ可能性が高いが、納骨は自分たちと同時が良いと現時点で考えています。
・お墓選びはペットと一緒に入れることが最優先でした。
・故人が望んでいた「ペットと一緒に眠るためのお墓」を家族みんなで資料を取り寄せて探しました。家族と会話する良い機会でした。
・故人に亡くなったペットの遺骨があったので、一緒に埋葬するタイプにしようか悩みました。
・新しくできた霊園はすぐ見にいったほうがいいと思います。ペットと一緒の区画は少なく、早い者勝ちです。

<調査概要>
調査名 :お墓の準備に関する全国調査(2020 年)
調査対象 :全国 40~79 歳以上の男女
過去 5 年以内に自分自身もしくは配偶者が喪主を経験している人、または今後喪主を務める可能性が高い人 調査期間 :2019 年 9 月 21 日(土)~2019 年 9 月 26 日(木)
調査方法 :インターネット調査(調査協力:楽天インサイト)
有効回答数:1,201 件
※回答率(%)は小数点第 2 位を四捨五入し、小数点第 1 位までを表示している。このため、合計数値は必ずしも 100%とはならない場合がある。 ※本調査は 2019 年 9 月に実施されたものであり、新型コロナウイルスの影響は受けていない。

出典元:株式会社 鎌倉新書

構成/こじへい

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