さて、今回からポジションのお話をしていこうと思います。ラグビーはルールが難しいと言われますが、やってる本人たちも恐らく細かいルールまではすべてわかってません(笑)。なので、難解なルールまで覚える必要はありせんが、じつはポジションの役割や特性を知っておけば、ラグビー観戦は何十倍、何百倍にも楽しくなります。あなたのお気に入りはフォワード型?それともバックスタイプ?

「愚直」と書いてフォワードと読む。縁の下の力持ちで頼れる男たち!

わんこ型とやせマッチョ。それぞれに持ち味が。あなたはどっち派? イラスト/うぬまいちろう

すばしっこく、センスが良い信長系がバックス!?

ポジションはその人の体格やプレーの持ち味で決められるのですが、「このポジションの人ってこういう性格だよね~」と『ポジションあるある』ができてしまうぐらい、ラグビーのポジションにはその人のパーソナリティーが出てしまうのです。そのため、「自分にはどんなラグビー部が合い、どんな結婚生活をしたいか?」を考えるためにも、彼らのポジションを知っておくことは大切なんですね。

それでは本題です。

ラグビーのポジションは、大きく分けて2つに分かれます。フォワードとバックス。背番号で言うと、1~8までがフォワードで、9~15までがバックスです。

フォワードはだいたい縦か横かにデカいやつで構成され、スクラムを組むメンバーです。戦い方としては、体力勝負・筋肉勝負・根性比べのような一面があります。ボールを必死に出してバックスに展開する役でもあるので縁の下の力持ち的存在でもあります。

一方のバックスは、見るからにスポーツマンタイプで運動神経が良さそうな人たちで構成され、力勝負というよりは、ステップやキックのスキルだったり足の速さやすばしっこさだったりが求められるポジションです。

そして、このフォワードとバックス。ここにもパーソナリティーが顕著に現れてしまいます。どんな人たちなのか、それぞれ見ていきましょう。

【フォワードはこんな人たちだ】
・とにかくデカイ
・フォワードが全員集合するとただただ威圧感がある
・体のデカさと強靭な肉体に誇りを持っている
・でも内心、痩せたい
・おかわりはデフォルト
・基本、どM
・いかつい見た目とは反対に、温厚で優しい
・女子には特に優しい(なのにモテない)
・バックスがミスをするとイライラ
・力士に親近感を持っている
・ラグビー部で飲み会に行くと、フォワードで固まって飲んでしまう
・そのままスクラムについて朝まで語る
・割とよく男泣きする
・やたら腕相撲で勝負したがる
・フォワードに誇りを持っているが、密かにバックスに憧れている
・あわよくば、バックスにポジション変更できないかと考えている
・「愚直」と書いてフォワードと読む

【バックスはこんな人たちだ】
・小6の頃にモテそうな人たちの集まり
・バックスが全員集合すると女子がキャーキャー言う
・基本的に目立ちたがり
・バックス全員が「俺に回せ!」と思っている
・自分がトライするシーンを常に夢見ている
・Sっ気があり俺様系が多い
・どちらかといえば短気
・フォワードがミスをするとイライラ
・好きな武将はたいてい織田信長
・ラグビー部の飲み会では女子マネージャーと飲み、バックスで固まることはない
・入学時、サッカー部かボクシング部か迷って、なぜかラグビー部に入ってしまった
・フォワードのことは尊敬しているが、自分がなりたいかといったら別にそうでもない
・服装はたいていダサいが、ルックスでカバーできる(と思っている)
・「ラグビー部でした」と自ら表明しなければ気づかれない体型
・逆に「サッカーやってそう」と言われるとあんなチャラい部活と一緒にするんじゃねえとイラっとする

いかがでしたか?縁の下の力持ちタイプのフォワードと、スキルで戦うバックスですが、それぞれのパーソナリティーがいい具合に混ざり合って、強いチームができていくんですね。

また、結婚生活でも、フォワードとバックス、どちらとするかによって大きく変わっていきそうですね。男を尻に引きたい人はフォワードで、グイグイ引っ張ってってもらいたい人はバックス、といったところでしょうか。

文/小松あや(80min.編集部)