日本ラグビー界が夢に見ていた、ワールドカップでの決勝トーナメント進出。ついにその夢が実現してしまった。横浜国際総合競技場に集まった6万7千人の観客やテレビで応援していた人は、その瞬間の目撃者となった。勝利の瞬間、テレビの最大視聴率は50%を超え、前週のサモア戦で記録した2019年の最高視聴率の記録を塗り替えた。
その日、試合が終わっても、スタジアムは観客がいつまでも余韻に浸り、多くの国民が熱い代表たちの闘いに酔っていた。列島をおそった台風で被害に遭われた方々へ少しでも元気と勇気を届けられたら、という使命も自ら背負っての代表たちの闘いだった。
日本代表の努力と、皆さんの声援は本当に素晴らしかった!!
ラグビーの魅力が伝わる最高の瞬間だった
ついに準々決勝進出を決めた!!最高や!!
4年前成し遂げられなかった世界に行くことができる。いや、日本ラグビー界がはじめて観る世界に行くことができる。
日本代表の努力と日本の皆さんの声援は本当に素晴らしかった。
まずは、ありがとう!!
スコットランド戦は台風関連の様々な不確定要素や被害に苦しむ人がいる中での試合となった。気持ちの切り替えも簡単ではなかったと思う。
自分たちが築いてきたものをやりきった彼らのメンタルは本当にすごい。
対戦相手のスコットランドも同様だ。この状況の中、素晴らしいラグビーをしてくれた。彼らがいてこそ盛り上がった。ラグビーの魅力が伝わる最高の時間になった。
アジアで初開催のワールドカップ。予想通り、予想できないことが起こる中での開催となっている。色々と状況が変わる中で、タフでブレないチームが勝ち残るのではないか。
日本以外の国にも注目しながらこれからのトーナメントを楽しんでいきたい。
僕も自分ができることを精一杯やって、1人でも多くの人がラグビーというスポーツを好きになってくれればと思う。
文/廣瀬俊朗(80min.編集部)