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現在の生活における理想の貯蓄額、20代は480万円、30代は1000万円、60代は?

2020.11.10

老後のことを考えれば、それ相応の貯金を蓄えておきたい。しかし、毎月お給料のほとんどを使い切ってしまい、なかなか口座にお金が残らないという人も少なくないだろう。

そんな浪費家と、その対極にある貯蓄家を分ける境界線を探る調査がこのほど、松井証券株式会社により、子どもと親のいる全国の20-60代男女、合計800名を対象にして実施された。

浪費家・貯蓄家の境界線を大調査

『年収の貯蓄割合に関して、あなたが思うそれぞれの言葉の定義について教えてください。』と尋ねたところ、”浪費家”の定義は、年収の「10%以下」を貯蓄している人、“貯蓄家”の定義は、年収の「30%以上」を貯蓄している人という結果となった。

年収の0~10%の貯蓄で“浪費家”、11~29%の貯蓄で“一般的”、30%以上の貯蓄で“貯蓄家”という認識であることがわかった。(中央値で集計)

年齢が上がるにつれて、理想と現実の差は広がっていく!?

『あなたの現在の世帯貯蓄額と、あなたが思う、現在の生活における理想の世帯貯蓄額を教えてください。』と尋ねたところ、現在の世帯貯蓄額は、中央値で20代「100万円」、30代「300万円」、40代「350万円」、50代「500万円」、60代「1200万円」と判明。

また、理想の世帯貯蓄額については、20代「480万円」、30代「1,000万円」、40代「1,000万円」、50代「2,000万円」、60代「3,000万円」となった。

世代別に、理想の貯蓄額と現在の貯蓄額を比較すると、年代が上がるにつれて、その差が大きくなる傾向にあり、60代で理想と現実のギャップ(差額1,800万円)が最も大きくなる結果となった。(金額は中央値で集計)

子どものための貯蓄がひと段落するのは40代

『あなたは誰のために貯蓄をしていますか。』と尋ねたところ、「自分たち夫婦のため(71.3%)」が第1位、次いで「子どものため(67.6%)」が第2位にとなり、第3位の「自分のため(21.8%)」と大差を付ける結果となった。

世代別に見ると、「自分たち夫婦のため」は、世代ごとに大きな変化は見られないものの、「子どものため」は、20代(85.0%)、30代(87.5%)、40代(83.1%)、50代(50.0%)、60代(32.5%)となり、20-40代が8割超であるのに対して、50代では5割、60代は3割まで低下し、子どものための貯蓄は40代までにひと段落する傾向が明らかになった。

続けて、貯蓄の目的別に『具体的にどの費用に充てようと思っていますか。』と尋ねたところ、『子どものため』の理由としては「学費(67.3%)」、「いざという時の備え(50.8%)」、「子どもの結婚(31.4%)」、『自分たち夫婦のため』の理由としては「老後(80.4%)」、「いざという時の備え(46.7%)」、「生活費(43.7%)」「医療費(43.7%)」、『自分のため』の理由としては「老後(56.9%)」、「趣味(50.6%)」、「いざという時の備え(50.0%)」、『親のため』の理由としては「介護(72.7%)」、「医療費(52.7%)」、「葬儀・法事(47.3%)」がそれぞれTOP3にくるという結果となった。

60代の9割以上が「貯蓄だけでは老後資金が足りない」

『あなたは、老後に不安がありますか。』と尋ねたところ、「不安がある(43.1%)」、「やや不安がある(40.5%)」と、全体の8割以上(83.6%)が「老後に不安がある」と回答。また、世代別に見ても、大きな差はなかった。

また、「老後に不安がある」と回答した人を対象に『あなたは、何に不安を抱えていますか。』と尋ねたところ、1位 「老後の資金(79.5%)」、2位「老後の健康維持(53.1%)」、3位 「老後の夫婦関係(27.7%)」という結果となった。

さらに、60代で「老後の資金に不安を抱えている」と回答した人に『現在の貯蓄だけでは老後資金が足りないと思いますか。』と尋ねたところ、「そう思う(67.9%)」、「ややそう思う(23.5%)」と、60代の9割以上(91.4%)が「現在の貯蓄だけでは、老後の資金が足りない」と感じていることが明らかになった。

同様に、60代で「貯蓄だけでは老後の資金が足りないと思う」と回答した人を対象に『若いうちにやっておけばよかったと思うことは何ですか。 』と尋ねたところ、「資産形成・資産運用(50.0%)」が最も高い結果となった。

また、『あなたが、資産形成・資産運用をやり始めるべきだと思う年代を教えてください。』と尋ねると、上位から順に、40代(35.1%)、30代(29.7%)、20代(18.9%)と回答。「資産形成・資産運用」をやりはじめるタイミングは40代が1位となった。

全世代に、『あなたが、老後のために必要だと思う資金を教えてください。』と尋ねたところ、2,000万円という結果となった。(金額は中央値)

一方で、『老後のために必要な資金』を尋ねた回答では、「具体的な金額をイメージできている(13.9%)」、「何となくのイメージは持っている(52.6%)」、「分からない、考えたことがない(33.5%)」となり、約3人に1人が金額のイメージを持っていないという状況も明らかになった。

※松井証券株式会社調べ

<「老後資金に関する調査」実施概要>
・調査方法:インターネット調査・調査時期:2020年9月
・調査対象:子どもと親のいる全国の20-60代男女、計 800 名(男性 400 名/女性 400 名)

※性年代均等割付
※小数点第二位を四捨五入しているため、合計が 100%にならない場合がある。

出典元:松井証券株式会社

構成/こじへい

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