目まぐるしく移り変わる、女性アイドルグループの勢力図。2020年現在、もっとも多くの人から支持されているのは、どのグループなのだろうか?
そんな女性アイドルのトレンドやファン層を探る、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」による意識調査がこのほど、日本全国の15~59歳の男女571,691人を対象として実施された。
女性アイドルグループ総合ランキング TOP10
全国約57万人が選ぶ女性人気アイドルグループの1位は、「乃木坂46」という結果となった。昨年のLINEアンケート(http://research-platform.line.me/archives/36070617.html)でも1位にランクインしている。
2位は「Perfume」、3位は「ももいろクローバーZ」がランクインし、どちらのグループも昨年と同様の結果だった。
男女年代別ランキング TOP10
男女年代別では、性別や年代ごとに差が見られる結果になった。
男性では、総合ランキング1位の「乃木坂46」は全年代で1位、特に20代に人気があった。「Perfume」は全年代で、「ももいろクローバーZ」は20代以上で上位にランクインしている。 「欅坂46」や「日向坂46」は特に10-20代で人気があった。
楽器を持たないパンクバンド「BiSH」は、50代を除き比較的上位にランクインし、特に30代に人気だった。
男性の年代ごとの特徴を見てみると、10代には「BLACKPINK」や「豆柴の大群」がランクインし、 40代以降ではK-POPアイドルの「少女時代」がTOP5に入っている。
40代では唯一、アイドルとメタルの融合アイドル「BABYMETAL」もランクインし、 50代以上では「モーニング娘。’20」がランクインしているのが特徴的。
女性では1位から年代ごとにややバラつきが見られ、10代は「TWICE」、20-40代は「NiziU」、50代以上は「ももいろクローバーZ」という結果になった。
また、男性では圧倒的な人気だった「乃木坂46」は女性でも10-30代でTOP3入りを果たしている。
女性は年代ごとのランキングに差はあるものの、共通のグループが多くランクインしており、男性に比べて「E-girls」が人気が高い傾向が見られた。
10代では、TWICEの妹分として注目された「ITZY」や来年メジャーデビューを予定している「ZOC」がランクインしている。また、「Nizi Project」で選ばれた日本人9人で結成された「NiziU」は総合ランキングでも4位で特に30代に人気だ。
人気No.1「乃木坂46」とK-POP人気をリードする「TWICE」の徹底解剖
乃木坂46は、男性のファンが圧倒的に多く、男性が約7割、女性が約3割となった。どの年代にもファン層はいるが、20代と50代以上が25%以上と割合が高いことがわかった。
乃木坂46の人気メンバーランキングを男女別で見てみると、男女ともに「白石麻衣」がNo.1に選ばれ、女性の30代以上、男性の40代以上の年代に人気の傾向だ。
男性2位、女性3位は「齋藤飛鳥」となり、特に男性の10-30代に人気。男性3位、女性2位は「生田絵梨花」がランクインし、特に女性の20代に人気だった。
また、「グループとして好き」というファンは男性では約1割、女性では約2割弱という結果になり、女性のほうが箱推しが多いことがわかった。
「乃木坂46」が好きな理由については、男女ともに1位は「ルックスがよい・ビジュアルが好き」だった。男性2位は「メンバーそれぞれに個性がある」がランクイン。男性3位と女性2位は「楽曲がよい」、女性3位は「はなやか」という結果となった。
日本・台湾・韓国の多国籍メンバーで構成された人気K-POPアイドルグループ「TWICE」のファン層は、男性約4割、女性約6割と女性ファンが多い結果となった。
どの年代にもファン層がるが、他の年代に比べると20代が約3割と多いことがわかった。
男女のランキング上位は僅差で順位が入れ替わる結果になった。男性1位、女性2位は台湾人でメンバー最年少の「ツウィ」がランクインし、特に男性10代、40代、女性20代に人気だ。
女性1位、男性2位はメインダンサーを務める日本人の「モモ」となり、特に男性10代に人気だった。
男性3位、女性4位はアメリカ生まれの「ミナ」がランクインし、ミナと同年代の男性20代から人気があった。女性3位、男性4位は日本人でネイティブ並みに韓国語を話す天然キャラの「サナ」で、男女ともに30代に人気。
そのほかに、男性10代ではチェヨン、女性10代ではダヒョンが人気があり、男性50代以上ではナヨンが人気だった。また、箱推しも多く男女ともに2割を超えている。
「TWICE」が好きな理由については、 男女それぞれの好きな理由は似ている傾向だが、女性の方がそれぞれの割合が高く、好きな理由がたくさんあるようだ。TOP3は「ルックスがよい・ビジュアルが好き」、「ダンスがうまい」、「楽曲がよい」だった。
男性1位、女性2位は「ルックスがよい・ビジュアルが好き」がランクインした。男性2位、女性1位は「ダンスがうまい」、男女ともに3位は「楽曲がよい」という結果になった。
<調査について>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15~69歳の男女
実施時期:2020年9月2日~7日
有効回収数:571,691サンプル
集計対象:有効回収数の中から、ランダム抽出した男女15-69歳の男女50,000サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならないことがある。
出典元:LINEリサーチ(LINE株式会社)
https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/
構成/こじへい