このご時世、酒の提供はやっぱりこの方式!
「ここ、日本酒がいいんですよ!」
刺身だから、その提案にはオレものりますよ!
「奈良の蔵元と提携してるらしくって、そこのイイ酒が安く呑めるんですよ!」
と、日本酒の書かれたメニューを見せてくれた。喜多酒造と豊澤酒造という二つの蔵元の酒で、多分“東京近辺では”という意味だと思うけど『この店でしか呑めない!』とも書いてある。
本醸造の350円あたりから始まって純米酒が400~500円。そして一番高いのがレアらしい純米生原酒の700円。全部で6種ほどの日本酒が呑めるようになっていた。
ワタシャ貧乏臭く350円の本醸造……いや好きなんですよね、本醸造が。Aさんが400円の純米を頼む。
そして、その酒がカウンターに届いて、今日何度目の感激だろう…また感激した。
てっきりグラスでくるかと思ったら、お銚子できたよ!
地酒がこの値段でお銚子ってのは嬉しいなァ~。
ましてこのコロナご時世、グラスでくると他の人が頼んだ酒の味見は、グラスの回し呑みになっちゃうので気が引けるけど、お銚子だったら、それもできるしね。
次に行くお店に備えての、軽い前奏みたいな感じで入った店だったのに、早くも前奏で心奪われちまいました!
まぁ前奏なんで、お酒もその日本酒で打ち止めにして、サクッと出たんだけど、次に行く店決めてなかったら、絶対にこの店でもっと長居しちゃったなァ~。
刺身以外にもハムカツ(200円)だの、ポテトサラダ(290円)なんていう、定番オヤジ殺しメニューもあるし、オッ!! ハラミポンズ串(150円)なんていう肉系もある!
自家製で揚げたてのさつま揚げ(3ケ/320円)なんてのも、魚がいいだけに、絶対ウマソーだしな~!
今度は前奏じゃなく、本命として行ってもみたい! いや、行くなぁ~こりゃ近々!
ところで、全然関係ない話なんですが『鬼滅の刃』って観なくちゃまずいんですかね?
文/カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。