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メルカリには、毎日大量の”本”が出品されているのをご存知だろうか。その理由の一つが、「古本屋に買い取りに出すよりもメルカリで出品した方が高く売れるから」というもの。メルカリで出品されているものの中でも、本は比較的売れやすく、出品初心者でも始めやすくおすすめだ。ただし、メルカリで売れた本を状態よく送り届けるには、丁寧な梱包が欠かせない。
そこで今回は、メルカリで売れた本の梱包と配送のポイントを紹介する。簡単かつ丁寧な梱包を心がければ、きっと購入者から高評価をもらえるはず。
メルカリで本を出品する時、梱包に必要な資材はどこで買える?100均で揃う?
はじめに、本を梱包するために必要なグッズを揃えよう。以下のものを準備しておくとスムーズに梱包作業ができる。
【本の梱包に必要なグッズ】
・OPP袋(ビニール製の袋)
・封筒
・セロハンテープ
・ガムテープ
・プチプチ
メルカリで利益を少しでも多くするには、送料や梱包にかかる材料費を抑えることが重要だ。これらのグッズのほとんどは、ダイソーやSeriaなどの100均で揃えることができるため、積極的に活用したい。大量に使用する予定がある方は、通販サイトやホームセンターなどで「業務用」を買っておくと、さらにコストを抑えられる。
本を梱包する時に大切なのが「防水」と「保護」。折れないこと、濡れないこと、見えないことの3つを意識すれば、購入者の高評価に繋がるはずだ。
おすすめの梱包方法は?
ここでは単品(1冊)販売した本の梱包方法を紹介する。上手く梱包できずに困っている人は、ぜひ参考にしてほしい。
1.ビニール袋とラップで濡れるのを防ぐ
まずは、配達中に商品が濡れてしまうのを防ぐため、ビニール袋やラップで本を包もう。ビニール袋はOPP袋という名前で、100均やホームセンターで購入できる。OPP袋で包むと見た目もきれいになるため、購入者に良い印象を与えられるはず。
家にあるもので代用する場合はラップを使うのもおすすめ。ラップはコミック本や文庫本など、同じサイズの本を一気に包みたい時にも活躍する便利なアイテムだ。
2. 緩衝材(プチプチ)で本の角を包む
メルカリの出品上級者は、本の四つ角をプチプチで包んでいる。本の角を包むだけで、角が折れたり潰れたりする心配がなくなるため、購入者にさらに安心感を与えられる。このひと手間が出品者の印象を左右し、良い取引評価にも繋がることが多いようだ。
補強する時のポイントは、「本全体を包まない」こと。本全体を包んでしまうと、本の厚みが増し、送料がかさんでしまったり、梱包資材の無駄使いになったりするため、必要最低限の補強を心がけよう。
3.封筒と紙袋を使う
本が濡れるのを防ぎ、四つ角を補強したら、封筒や紙袋に入れてから封をする。封筒や紙袋を使う理由は、中身が見えないようにするため。水濡れ防止の透明な袋だけでは中の本が丸見えで、クレームや低評価の原因になることもある。また、ビニール袋が切れてしまうアクシデントも考えられるため、二重包装にするのがおすすめ。
ダイソーでA4サイズの茶封筒を購入すると13枚で110円(税込)。A4サイズの封筒さえ用意しておけば、本のサイズに合わせて折り曲げて使用できるため揃えておきたいアイテムの一つだ。コストを抑えることに重点を置きつつ、購入者に好感を持たれるような丁寧な梱包を心掛けよう。
4. クッション封筒を使う
梱包に自信のない方や、なるべく手間を抑えたい方には、100均や文具店で入手できるクッション封筒を使うのもおすすめ。
発送にかかるコストが高くなるものの、一度に多くの本を出品する場合や、高額で売れる本を出品する場合など、梱包にかかる時間を節約するメリットが大きいと判断できる場合はぜひ活用しよう。
5. 複数の本が売れた場合は、ダンボールやプチプチを活用する
コミック本など複数の本をセットで販売した場合にも、先述した通り雨濡れ防止のためにラップで包むのが合理的。単品で売れた本のように1冊ずつOPP袋に詰めると、購入者が開封する手間が増えたり、梱包資材の無駄使いになったりするため、まとめて包むようにしよう。
ラップで本を包んだら、本の量に合ったサイズのダンボールを用意して詰めてみよう。この時、「平置き」にするのがポイント。平置きで詰めることにより、配送時の潰れや歪みを防ぐことができる。
本をすべて入れたら、四つ角が潰れないように補強用としてプチプチを使おう。ダンボールに隙間がある場合は、紙やプチプチを追加して本を固定する。隙間がある状態で送ってしまうとダンボールの中で本が動いてしまい、本の角が潰れてしまうことがある。そのため、必ず隙間を埋めてから封をしよう。
送料を安く抑えながら発送するための配送方法は?
最後に、単品で売れた本を安く送る配送方法を紹介する。梱包にかかる費用に加え、送料もできるだけ安くして少しでも売上金を増やしてほしい。
ゆうゆうメルカリ便
郵便局やローソンが生活圏内にある人は、ゆうゆうメルカリ便の「ゆうパケット」を利用するのがおすすめ。料金は全国一律230円で、A4サイズ、厚さ3cm、重さ1kg以内のものを送ることができる。
また、ゆうゆうメルカリ便を利用すると、メルカリ便ならではのメリット「匿名配送」を利用可能なため、プライバシーを守りながら取引できるのも魅力だ。追跡機能や保証もついているため、配送中のトラブルで本が破損した場合も100%保証される。購入者が受取場所をコンビニや郵便局に設定できるのも嬉しいポイント。
らくらくメルカリ便
セブンイレブンやファミリーマート、ヤマト運輸営業所が生活圏内にある人は、らくらくメルカリ便の「ネコポス」がおすすめ。料金は全国一律210円で、A4サイズ、厚さ3cm、重さ1kg以内のものを送ることができる。
ネコポスは、厚さ3センチ以内のものを送る最も安い配送方法のため、本を送る時はぜひ活用したい。らくらくメルカリ便を利用する場合も、ゆうパケットと同様に匿名配送が可能。追跡機能や保証もついている。
文/oki