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世代間で大きなギャップ、親世代と子世代のお墓に対する意識の差

2020.11.05

子世代は親にお墓に入ってもらいたい人が33.6%

エイチームの「お墓に関する調査」により、親世代と子世代の納骨先・方法に対する意識の違いが浮き彫りになった。

まず親世代に「自分が亡くなった後、自分の遺骨をどのようにしてほしいですか。」という質問をしたところ、「散骨」と回答した人が26.4%と最も多い回答となった。2番目に多い回答が「納骨堂」の22.9%となり、「従来の墓石のお墓」は14.3%と意外にも少ない結果となった。

子世代に「親が亡くなった時、自分の親の遺骨をどのようにしたいですか。」と質問したところ、「従来の墓石のお墓」と回答した方が最も多く33.6%、続いて、「納骨堂」と答えた方が20.7%という結果に。親世代で最も多かった「散骨」は、11.9%と低い結果になった。

希望する供養方法を比較すると、子世代は「墓石のお墓」で親を供養したいと考える方が33.6%、親世代は「墓石のお墓」に入りたい方が14.3%と2.3倍の開きがあり、世代間のギャップが生まれていることがわかる。

また、「納骨堂」は親世代・子世代の両方からの支持が高いことがわかった。費用が安く、手間のかかる管理が不要なため、両世代から受け入れられている供養方法だと予想することができる。

親世代・子世代ではお墓の管理に対する重要度が異なる

親世代が最も重視する項目は「費用」で17.6%の人が回答した。その次に重視する項目として多かったのは、「アクセス」で12.7%。

一方、子世代が最も重視する項目は「アクセス」で14.0%の人が回答した。その次に重視する項目が「費用」の13.7%。また、親世代が3番目に重視すると回答した「管理の手間」に関しては、子世代では5番目に重視するという結果で差があった。

親世代の人たちが、「子どもに管理の手間をかけたくない」と心配するよりも、子世代は「お墓の種類・供養タイプ」を気にしているということがわかった。

では、実際にお墓を選ぶときには、誰の意見を尊重したいのかを調査した。

親世代は自分と伴侶の意見を尊重する人が63.5%、子世代は親の意見を尊重する人が74.2%

親世代では、自分(32.6%)と伴侶(30.9%)という自分たちの代の意見を尊重したいと回答した人が、63.5%、子世代は、両親の意見を尊重したいと74.2%の人が回答した。

お墓を選ぶ際に重視する項目と同様に、子世代では管理の手間などを親世代ほど重視しないため、親の意見を尊重しようとする傾向が見られる。しかし、実際にお墓を管理する際にトラブルが起きる場合があるので、お墓を選ぶ際には家族で話し合いをして決める方が良いだろう。

<親世代>

調査方法:インターネット調査
調査対象:20歳以上の子供がいる40代~60代以上の男女
調査期間:2020年3月26日~3月27日 調査エリア:全国 サンプル数:773

<子世代>

調査方法:インターネット調査
調査対象:両親がともに健在であり、長男または長女である20代~60代以上の男女
調査期間:2020年3月26日~3月27日  調査エリア:全国 サンプル数:773

構成/ino.

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