2020年9月から開始されたマイナポイント事業。「利用までの手続きが煩雑そう」と敬遠している人や、「そもそもどんな人が対象で、どうやったらポイントを受け取れるのかが分からない」という人も多いだろう。
そこで本記事では、マイナポイントの対象になっている人や期間、始める前に知っておきたい情報をわかりやすく紹介する。
マイナポイントの対象者は?
まず、どのような人がマイナポイントの対象になるのかを理解しておこう。結論を先に言えば「マイナンバーカードを持っている人」であれば、年齢などは関係なく対象となる。詳細をみてみよう。
対象年齢など、年齢制限はある?
マイナポイントの対象となるのは、マイナンバーカードの所有者。マイナンバーカードを作る際の年齢制限はなく、生まれたばかりの赤ちゃんでも作ることができる。つまり、マイナポイントにも年齢制限はないことになる。期間内に無理なく利用できることが前提だが、家族全員分の申請を行えば、それだけお得に活用できるはず。
外国籍の人は対象?
外国籍の方でも、マイナンバーカードを持っていれば対象となる。マイナンバーカードは、以下の外国籍の人に対して発行が可能だ。
・中長期在留者(在留期間が3か月以下、在留資格が「短期滞在」の場合は除く)
・特別永住者
・一時庇護許可者又は仮滞在許可者
・出生または日本国籍喪失から60日以内の人
※在留期間に期限がある場合、マイナンバーの有効期限は在留期間と同じになる。
対象者が自分で申請できない場合はどうすればいい?
マイナポイントを受け取るためには、自分のマイナンバーカードを使ってマイナポイントの予約(マイキーIDの発行)を行った後、対象の決済サービスを一つ選び「申し込み」を行う必要がある。
ただし、小さな子供などの未成年者の場合、保護者名義のサービスで代理申請することも可能だ。成人の場合は、原則として本人名義の決済サービスが必要となるため、コンビニやスーパーなどで手軽に作れる電子マネーや、駅の券売機で購入することのできる交通系ICカードなどを利用するのがおすすめ。また、イオンカードは家族カードでもマイナポイントの申請ができる。
マイナポイントの対象期間は?
では、マイナポイントの対象期間はいつまでなのだろうか。ここで注意したいのが、申し込み期間、対象期間、ポイントの有効期限はそれぞれ異なるという点だ。
マイナポイントの申し込み期間
マイナポイントの申し込み期間は、2020年7月1日~2021年3月31日。マイナンバーカードをこれから発行する場合、手続きに1~2ヶ月の期間が必要になるため、それを見越して早めに申し込みを行おう。
マイナポイントの付与期間
登録した決済サービスでの利用が、マイナポイントの対象となる期間は2020年9月1日~2021年3月31日。上限の5,000円分のポイントを獲得するためには、この期間内に20,000円分の入金や決済を行う必要がある。2021年3月31日まで申し込みは可能だが、その時点でマイナンバーカードを持っていないと、実質利用できないことになるため、いずれにせよマイナンバーカードは早めに取得しておくのがおすすめだ。
実際にマイナポイントが付与されるタイミングは、決済サービスによって異なっており、期間終了後に付与されるケースもある。付与される時期は、マイナポイントの公式サイトや各決済サービスのサイトで確認しておこう。
マイナポイントに有効期限はある?
少しややこしい部分だが、実際に付与されるポイントは「マイナポイント」という名称のポイントではなく、利用する各決済サービスのポイントや電子マネーなどが付与される。
例えば、dカードならdポイント、イオンカードなら電子マネーWAONが付与される。各ポイントの有効期限は決済サービスによって異なっているため、こちらも事前に公式サイトで確認しておくと安心だ。
スマホで決済したい時の対応機種は?
「カードを何枚も持ち歩くのが面倒」という人や「財布をあまり持ち歩かない」という人は、スマホで決済できるサービスでマイナポイントを申請するのがおすすめ。スマホ決済なら常に残高の確認ができるため、収支管理もしやすく便利だ。
スマホ決済とは?対応している機種は?
スマホ決済は、大きく分けて2種類ある。QRコードやバーコードを画面に表示し、それを読み取ることで決済をする「コード決済」と、機械にタッチするだけで決済が可能な「非接触決済」だ。
「コード決済」はアプリをダウンロードし、スマホの画面にバーコードを表示するだけで利用できる。青のため、利用できる機種が多いのが特徴だ。よほど古いスマホでなければ、ほとんどのスマホが対応している。
一方、「非接触決済」は、あらかじめスマホにチップが内蔵されている必要があるため、利用できる機種は限られている。ドコモやauなどの大手キャリアで販売されている高価格帯のモデルであれば、概ね対応しているが、SIMフリーのスマホなど低価格帯のモデルは対応していないケースも多い。まずは、自身の保有するスマホが非接触決済に対応しているか確認してほしい。
スマホ決済ができるマイナポイント対象決済サービス
最後に、マイナポイントの対象になっているスマホ決済サービスを紹介する。どのサービスが使いやすいかを見極めながら、上乗せのキャンペーンの有無も併せてチェックしておこう。
電子マネー
例:モバイルSuica、モバイルPASMO、nanaco(androidのみ対応)、WAON(androidのみ対応)、楽天Edyなど
電子マネーのスマホ決済は、非接触決済を採用しているものが多いが、iPhone(iOS)には対応していないケースもある。ちなみに、Suica、WAONは独自の上乗せキャンペーンを行っており、他のものと比較するとよりお得にポイントを獲得できるはず。
QRコード決済
例:楽天ペイ、PayPay、auPAY、d払いなど
QRコード決済は、その名の通りすべてがコード払いに対応している(楽天ペイは非接触決済にも対応)。入金(チャージ)に対してマイナポイントが付与されるケースに加え、それぞれの会社が発行しているクレジットカードを紐付けて決済すると、追加でポイントがもらえることもある。
クレジットカード
例:オリコカード、三井住友VISAカードなど
クレジットカードの場合、スマホ決済サービスに事前入金をした場合などにマイナポイントが付与される。ただし、入金先の決済サービスがマイナポイント対象の場合は対象外だ。
文/oki
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