日本全国には自然と人が集まってくる“住みここち”の良い街がいくつも存在する。では、岐阜県内でその場所で暮らす多くの人から愛される“住みここち”の良い街とは、いったい、どこになるのだろうか?
そこで今回、大東建託株式会社が、過去最大級の居住満足度調査を行い、集計した「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2020<岐阜県版>」 「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2020<岐阜県版>」を紹介していきたい。
「街の住みここち」総合トップ5は「本巣郡北方町・大垣市・各務原市・羽島郡岐南町・岐阜市」
〇住みここち1位に北方町、2位に大垣市がランクイン
岐阜市に隣接の北方町が、ベッドタウンとしての生活利便性、交通利便性が評価され1位となっている。
〇岐阜市周辺エリアが高評価
岐阜市周辺の西部エリアからは北方町、大垣市、瑞穂市、東部・南部エリアからは各務原市、岐南町が、北部エリアからは関市がランクインしており、岐阜市周辺の評価が高くなっている。
※居住地域の満足度について、大変満足:2/満足:1/どちらでもない:0/不満:-1/大変不満:-2という選択肢の平均値でランキングを算出。総回答者数は5,585名で50名以上の回答が得られた自治体が対象。
「住みたい街(自治体)」総合トップは「岐阜市」
〇住みたい街は、「岐阜市」が1位
住みここち5位の岐阜市が得票率1.6%で1位、2位は住みここち2位の大垣市、3位には住みここち3位の各務原市と同9位の高山市がランクインしている。
〇“現状肯定派”が主流
「住みたい街は特にない」:55.8%、「今住んでいる街に住み続けたい」:18.1%、合計73.9%と高い比率になっている。県内のみを集計対象とした順位。
<詳細データについて>
本調査は今回が第2回目となる。詳細については、「住みここちランキング」WEBサイト(https://www.eheya.net/sumicoco/)または大東建託株式会社「賃貸未来研究所」公式WEBサイト(https://www.kentaku.co.jp/miraiken/ )を参照にしていただきたい。
ニュースリリースはこちらhttps://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/
街の住みここち(自治体)ランキング上位の分析 <総合1~3位>
「住みここちに関する55項目の設問」の因子分析から得られた8つの要素をレーダーチャートにすると、その自治体のイメージが把握できる。基準点(下図点線)よりもどの項目が大きく広がっているかで特徴がわかる。
■自治体 1位 (0.71P:偏差値65.9) 本巣郡 北方町(もとすぐん きたがたちょう)
【所長コメント】
県南西部に位置し、岐阜市や本巣市、瑞穂市と隣接しています。町内は路線バスや国道157号や県道が走っており、岐阜市中心部や名古屋市まで1時間以内で移動でき、商業施設へのアクセスの良さが評価されています。
【居住者コメント】
・町自体が小さい面積の割りにはスーパーやドラッグストアや飲食店や病院が多く選べる。近隣市町村にも大型ショッピングモールが近くにあるので、買い物にも困らない。(女性・35歳・既婚・パート)
・通勤の利便性。バス1本で行ける。また、10年間固定資産税が実質0円であるのが良い。 (男性・37歳・既婚・事務職)
■自治体 2位 (0.65P:偏差値63.1) 大垣市
【所長コメント】
県の南西部、日本列島のおおよそ中央に位置。人口は県内2位の約16万人で、岐阜市や瑞穂市などと隣接しています。市内には多くの一級河川が流れ、豊富で良質な地下水に恵まれていることから、「水の都」とも呼ばれています。
【居住者コメント】
・海なし県なので津波の心配もないし、大きな川も離れていて氾濫の危険がなく、町は土地が割と高いので大雨でも浸水しない。駅や市内の主な場所にアクセスしやすい。(女性・40歳・未婚・無職)
・騒々しさがなく、落ち着いた環境で住みやすい。また、子育てが比較的しやすい地域であると思う。(男性・37歳・既婚・技術・研究職)
■自治体 3位 (0.61P:偏差値61.3) 各務原市(かかみがはらし)
【所長コメント】
県の南部に位置し、岐阜市や名古屋市のベッドタウンとして発展。東海北陸自動車道と国道21号の結節都市で、市内にはJR高山本線、名鉄各務原線が走り、名古屋空港へも30分圏内という充実した交通網が備わっています。
【居住者コメント】
・保育園の入園しやすさ・幼児までの医療費無料など、子育て世代には大変過ごしやすい場所であること。スーパーが近郊に集中しているため、買い出しがしやすい。(女性・38歳・既婚・事務職)
・比較的静かで自然もそこそこ多い上に、そこそこ大きな市に近いため、自家用車があれば生活に不便を感じない。(男性・61歳・既婚・無職)
<調査概要>
◇調査方法
株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
◇回答者
岐阜県居住の20歳以上の男女、2019年度・2020年度累計5,585名の回答を「住みここち」として集計し、2020年度回答者2,443名の回答を「住みたい街」として集計。
[男女比] 男性48.4%: 女性51.6%
[未既婚] 未婚30.7%: 既婚69.3% [子ども] なし 34.8%: あり 65.2%
[世代比] 20歳代14.6%、30歳代23.2%、40歳代25.8%、50歳代21.1%、60歳以上15.3%
◇調査期間
2020年3月17日(火)~4月3日(金) :2020年度調査
◇調査体制
調査企画・設問設計・分析:大東建託賃貸未来研究所 宗健(所長)、調査票配布回収:株式会社マクロミル
◇回答方法
住みここちランキングは現在居住している街についての「全体としての現在の地域の評価(大変満足:2 満足:1 どちらでもない:0 不満:-1 大変不満:-2)」の平均値を集計して作成。住みたい街ランキングは、フリーワード・サジェスト(入力された単語をもとに複数の候補を表示する)方式の回答をもとに投票数でランキング。
※調査は、2020年3月17日から4月3日にかけて実施しているが、「コロナ」に関するフリーコメント記載はほぼなく、コロナによる「住みここち」「住みたい街」ランキングへの影響は、ほとんどないと思われる。
出典元:大東建託株式会社
構成/こじへい