新型「iPhone 12」シリーズが登場。「iPhone 12 mini」を加えて4つのモデルから好みを選べるようになったが、果たして充電などにUSB-Cケーブルは使えるのだろうか?
初期のiPhoneは「30ピンDockコネクタ」を搭載
「iPhone 3G」や「iPhone 3GS」といった、2000年代に登場した初期のiPhoneの入出力用コネクタは、「30ピンDockコネクタ」を採用していた。また、音声入出力用には「3.5mmステレオヘッドフォンミニジャック」を搭載していた。
iPhone 3G
30ピン-USBケーブル
【参考】30ピン-USBケーブル
「Lightningコネクタ」は「iPhone 5」が初搭載
2012年9月13日に発表された「iPhone 5」では、リバーシブルで接続できる小型の「Lightningコネクタ」を搭載した。
iPhone 5
Lightning – USBケーブル(1m)
「iPad Air(第4世代)」はUSB-C(USB Type-C)コネクタを採用
「iPhone 12/12 Pro」が発売された2020年10月23日に、最新のチップ「A14 Bionic」を搭載した「iPad Air(第4世代)」も発売された。
この新しいiPad Airは、トップボタンに新しいTouch IDセンサーを搭載する。
さらに、USB-Cコネクタを搭載し、USB-Cケーブルによる接続が可能になった。
USB-C充電ケーブル(1m)
【参考】USB-C充電ケーブル(1m)
iPhone 12シリーズの発表が2020年10月13日に行われたのに対して、iPad Air(第4世代)の発表は同年9月15日に行われた。約1か月先行したことにより、「新型iPhone 12にもUSB-C、Touch IDが採用されるのでは?」という噂が広まる要因となったのだ。
新型「iPhone 12」シリーズはLightningコネクタを採用
新型iPhone 12シリーズは、従来通りLightinigコネクタを採用した。そのため、USB-Cケーブルを直接iPhone 12シリーズに接続することは不可能だ。
ただし、iPadやMacが次々と搭載し、多くのAndroidスマートフォンでもUSB-Cコネクタを搭載するモデルが増える中、汎用性を考えると次期iPhoneにUSB-Cコネクタが搭載されることはあるかもしれない。
※データは2020年10月下旬時点での編集部調べ。
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文/中馬幹弘