ナイキジャパングループは、三井不動産レジデンシャルと共同で全てのアスリートが気軽にスポーツを日常化でき、コミュニティと共にスポーツの新たな体験を生みだすスポーツパーク「TOKYO SPORT PLAYGROUND SPORT × ART」を2020年10月10日(土)オープンした。
東京の課題「スポーツの日常化」に取り組む
東京は世界の大都市と比べてみてもスポーツをする場所が少なく、日本の今の若い世代はアクティブではないと言われる。ナイキは、子供から大人まで遊び心を持ってスポーツに参加できる場を提供することで、“スポーツの日常化”という課題に取り組んでいく。
「TOKYO SPORT PLAYGROUND SPORT × ART」の設計には、インクルーシブデザインを取り入れ、子供から大人、スポーツの経験やスキル、障がいの有無に関係なく、すべてのアスリートを最大限サポートしストレスなくスポーツを楽しむことができる環境になっている。
さらに、段差がなく、勾配角度5%未満にしたバリアフリーデザインを取り入れたことで車いすでもパーク内を移動できるほか、使いやすさにこだわったジェンダーレストイレや、車いすの方でも利用可能なシャワールームなどが、エントランスのクラブハウス内に完備されている。
パーク内は“さまざまなアスリートにいかにアクティブになってもらうか”を念頭に置いてデザインされた
ナイキは、オレゴン州ポートランドにあるインクルーシブ・プレイグランドのデザインをサポートする非営利団体「ハーパーズ・プレイグラウンド」と共同で、パークのデザインを担当。
日本でも人気の高い各年代を代表する6つのシューズからインスピレーションを得たデザインを各エリアに取り入れ、東京のスポーツを楽しく、すべてのアスリートが刺激的な体験を創出できるよう、インクルーシブで鮮やかなスポーツパークに仕上げた。
全長約280メートルのランニングトラック「CORTEZ TRACK(コルテッツ トラック)」
1960年代を「はじまりのものがたり」と題し“ナイキ コルテッツ”からインスピレーションを得たデザイン。
国内でも珍しい全長280m、高低差があり変化を楽しみながらランニングできるコルテッツ トラック。
トラック内には、ナイキの前身の会社「ブルーリボンスポーツ」が設立された年である「1964」や、現在を示す「2020」といったペグラフィティが施されている。
ちなみにトラック中盤に施された鳥の頭のグラフィティは、ナイキの社名が「ファルコン」になるかも知れなかったことに由来するそうだ。
広場には回転遊具がありヨガやダンスも楽しめる「WAFFLE TRAINER SQUARE(ワッフル トレーナー スクエア)」
1970年代を「ナイキブランドの誕生」と題し“ナイキ ワッフル トレーナー”からインスピレーションを得たデザイン。
エリアごとに異なる色の人気フットウエアのパターンが配置されたワッフル トレーナー スクエアは、自然に配慮した遊び心あふれる遊具や、ヨガやダンスなどさまざまなアクティビティが楽しめる広場となっている。
日本の公園をイメージした、まるで漫画の世界から飛び出てきたような土管や、釘を使用していないリサイクルに特化した独創的な遊具。
お隣の広場では、フィットネスやヨガ、ダンスなどジャンルに捉われないアクティビティを楽しむことができる。
ボルダリングに着想を得たジャングルジム「ACG ADVENTURE(エーシージー アドベンチャー)」
1980年代を「新しい場所へ」と題し“ナイキ ラバハイ”からインスピレーションを得たデザイン。
360°どの方面からもクライミングができるジャングルジムは、刺激的なグラフィティと、一筋縄ではいかない曲面が体全体の運動を促す。(6歳以上のお子様が対象)
3×3のバスケットボールコート「AIR RAID COURT(エア レイド コート)」
1990年代を「世界中に羽ばたく」と題し“ナイキ エア レイド”からインスピレーションを得たデザイン。
異なるパターンを向かい合わせに統合したエア レイド コートは、3×3はもちろん、一体利用でフルコートのプレーもできる。アウトドアコートでプレーする人たちに向けてデザインされたシューズ「エア レイド」からインスピレーションを得たグラフィティは、パーク内でも抜群の存在感を放っている。
夜空に映えるコートでプレーするアスリートたち。車いすでもプレーを楽しめる開放的な空間だ。
ストリートのあらゆる要素が詰まったスケートボードプラザ「SB DUNK SKATEPLAZA(エスビー ダンク スケートプラザ)」
2000年代を「スポーツとストリートの出会い」と題し“ナイキ SB ダンク”からインスピレーを得たデザイン。
ステア、バンク、ボックス、レールなどストリートのあらゆる要素が詰まった爽快感溢れるスケートプラザは、初心者でも上級者でも楽しめる。
車いすでも楽しめる回転遊具「インクルーシブ・ホイール」も設置されている。
パークを一望できる「AIR MAX TERRACE(エア マックス テラス)」
2010年代を「エアの進化」と題し“ナイキ エア マックス”からインスピレーションを得たデザイン。
パーク内すべてのエリアが一望できる高台。疲れたらここで一休みしても良さそうだ。
パークのフロアにはサステナブルな「Nike Grind」を使用、水分補給はウォーターサーバーから。環境面での取り組みにも力を入れる
ランニングトラック・バスケットボールコート・広場などのフロア素材には、ナイキ製品の製造工程で発生する廃材や使用済み製品を再利用した「Nike Grind」を使用している。
最近では『スペースヒッピー』のソール部分に使用されたことでも記憶に新しい。
また、パーク内にはゴミを減らすため自動販売機の代わりにウォーターサーバーが設置されているため、水分補給が必要な時はボトルにリフィルすることができる。
二酸化炭素排出ゼロを目指し、地球環境、そしてスポーツの未来を守ることをコンセプトにサステナブルへの意識も忘れていない。
施設概要
「TOKYO SPORT PLAYGROUND SPORT × ART」(トーキョー スポーツ プレイグラウンド サポーテッド バイ スポーツ バイ アート)
<オープン日>
10月10月(土)
<営業時間>
平日15:00〜21:00(最終受付20:00)
土日祝日10:00〜21:00(最終受付20:00)
<所在地/交通>
東京都江東区豊洲6-4-1
ゆりかもめ「新豊洲駅」徒歩2分/東京メトロ有楽町線「豊洲駅」徒歩13分
<利用方法>
NIKEアプリからの事前登録制となります。
(登録後、利用日を申請)
<敷地総面積>
6995.46平方メートル
<企画・施設運営>
三井不動産レジデンシャル株式会社
<企画・デザイン>
ナイキジャパングループ合同会社
取材・文/サヨサモコ