さとり世代とも呼ばれる昨今の若者は、あらゆるモノ・コトから“離れ”を起こしている。無私無欲なのか、はたまた、単にリスクを避けているだけなのか……そのへんは人によるところだろう。
では、イマドキの若者の間では、どんな「〇〇離れ」が多いのだろうか?その逆にどんなことに興味・関心を抱いているのだろうか?
そんな「若者の生活と〇〇離れ」に関する意識調査がこのほど、株式会社レソリューションにより、全国の20代男女1,054人を対象として実施された。
令和の若者の興味・関心事、1位は「音楽」
令和を生きる若者が興味・関心のある分野は何なのだろうか?
調査の結果、「音楽(56.6%)」が最多に。以降、「ファッション(46.3%)」「料理(42.3%)」「映画・演劇(36.0%)」「ゲーム(30.7%)」となった。
6位以降の結果は次の通りだ。
第6位:「カラオケ(28.8%)」
第7位:「恋愛・結婚(27.5%)」
第8位:「読書(26.3%)」
第9位:「スポーツ(19.3%)」
第10位:「クルマ(18.2%)」
第11位:「お酒(18.0%)」
第12位:「投資(14.1%)」
第13位:「新聞・ニュース(8.0%)」
第14位:「タバコ(6.4%)』
第15位:「ギャンブル(3.7%)」
では、逆にあまり興味・関心がないのはどんなことなのだろうか?
調査の結果、第1位が「ギャンブル(63.3%)」だった。次いで、第2位「タバコ(60.7%)」、第3位「クルマ(39.2%)」、第4位「投資(36.3%)」、第5位「お酒(30.0%)」となった。
6位以降の結果は次の通り。
第6位:「スポーツ(23.1%)」
第7位:「ゲーム(21.2%)』
第8位:「新聞・ニュース(16.6%)」
第9位:「カラオケ(14.7%)」
第10位:「読書(14.6%)」
第11位:「恋愛・結婚(12.1%)」
第12位:「ファッション(10.7%)」
第13位:「映画・演劇(8.0%)」
第14位:「料理(5.2%)」
第15位:「音楽(4.1%)」
クルマを所有している若者の割合は……?
現代の若者の「ギャンブル離れ」「タバコ離れ」「クルマ離れ」が顕著であることがわかった。ここからは、そのひとつとして挙がった「クルマ」について聞いていく。
はじめに、「現在クルマを所有していますか?」と質問したところ、「所有している(48.9%)」「所有していない(51.1%)」と、ほぼ二分する結果となった。
次に「所有していない」と答えた人を対象にして、「クルマが欲しいですか?」と質問したところ、7割以上が「欲しくない(71.8%)」と回答。クルマが欲しい人は少数派のようだ。
また、「クルマを所有しない理由を教えてください」と質問したところ、「運転免許を保有していない(33.3%)」という回答が最も多く、次いで「維持費が高い(25.8%)」「クルマで移動する機会が少ない(19.1%)」「収入が少ない(12.1%)」「欲しいクルマがない(5.4%)」となった。
「クルマがあったら……」って思うことも意外と多い!?
普段クルマに乗らない生活を送っている人も、「クルマがあれば……」と思ったこともあるだろう。
そこで、「“クルマがあれば良かった”と思ったことはありますか?」と質問したところ、半数以上が「はい(55.2%)」と回答。やはり、クルマがなくて不便な思いをした経験のある人は多いようだ。
さらに、「こういう時はクルマがあれば良かった…」と感じた具体的なエピソードも寄せられた。
・移動をしたり、荷物の持ち運びが大変だったりした時に自分のクルマがあればドアtoドアで利用できると思った(女性/会社員/神奈川県)
・子どもが体調を崩した時、病院にすぐ連れて行ってあげたかった(女性/専業主婦/福岡県)
・ペットの具合が悪い時(女性/会社員/京都府)
・女の子と遊ぶ時(男性/パート・アルバイト/滋賀県)
・ちょっと遠くに行きたい時(男性/無職/宮城県)
最後に、「クルマのある生活は楽しいと思いますか?」と質問したところ、7割近くが「絶対に楽しい(28.8%)」「楽しそう(39.5%)」と、「クルマのある生活は楽しい」と回答した。生活を楽しむためのツールとして、クルマに魅力を感じている人は多いようだ。
<調査概要:「若者の生活と〇〇離れ」に関する調査>
【調査期間】2020年9月14日(月)~2020年9月15日(火)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,054人
【調査対象】全国の20代の男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
出典元:株式会社レソリューション
https://www.resolution.co.jp/
構成/こじへい