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投資家1000人に聞いた魅力的な投資先ランキング、3位投資信託、2位金、1位は?

2020.10.24

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う不況の煽りを受け、倒産する企業が後を絶たない。先行きの見えない状況下で、投資家たちは年末にかけてどのような投資戦略を考えているのだろうか?

そこで今回、「年末にかけての投資の見通し」に関する調査が、投資家1,065人を対象に実施されたので、その結果を紹介していきたい。

なお本調査は、JSKパートナーズ株式会社により、9月11日〜13日の期間に行われている。

この秋から年末にかけての「企業の倒産」をどう見ている?

投資家の方々はこれから年末にかけての“企業倒産”の見通しについてどう考えているのだろうか?

「これから年末にかけての“企業の倒産”をどう予測していますか?」と質問したところ、「中小企業の倒産が増加する(64.6%)」という回答が最も多く、次いで「倒産が一定水準で推移する(21.1%)」「大企業の倒産が増加する(9.3%)」「企業倒産は減少する(4.2%)」となった。大企業よりも企業体力のない中小企業の倒産が増加すると予測している人は多いようだ。

具体的な意見は次の通り。

【中小企業の倒産が増加する】

・資金が尽きて身動きが取れなくなって倒産する可能性がある(30代/男性/大阪府)
・政府からの無担保借り入れができなくなることと、飲食店や宿泊業が落ち込んで倒産しそうだからです(40代/男性/東京都)
・コロナウイルスの影響は計り知れなく基礎体力のない中小企業や下請けは資金繰りが付かないと思うから(50代/女性/長野県)

【倒産が一定水準で推移する】

・国が経済対策を強引に進めるから(40代/女性/東京都)
・助成金で持っている企業が徐々に体力が落ちる(40代/男性/福岡県)
・金融緩和が一巡して耐えられなくなった企業が出てくる(50代/男性/愛知県)

【大企業の倒産が増加する】

・無理やり延命してきた企業がまだまだあると思うから(40代/男性/茨城県)
・体力のない大企業の倒産、産業別に厳しい企業の好転材料がない(40代/男性/埼玉県)
・コロナですでに中小企業がつぶれている。次は大企業(50代/男性/千葉県)

【企業倒産は減少する】

・経済対策が次々と打たれて体力のない会社も生き残れると思うので(20代/男性/宮城県)
・コロナが当たり前になり対策を考えてくる(40代/男性/愛知県)

予測に基づく投資スタイルとは?

では、投資家の方々はその予測や見通しに基づき、これまでとは異なる投資スタイルを取っているのだろうか?

そこで、「ご自身の予測に基づき、投資スタイルを変更しましたか?(複数回答可)」と質問したところ、「特に変更していない(31.1%)」という回答が最も多く、次いで「新たな投資先を模索中(21.3%)」「投資額を減らした(21.2%)」「投資額を増やした(16.2%)」「新たな投資先を見つけた(12.9%)」「投資商品の変更・追加を模索中(7.6%)」「投資商品を変更・追加した(7.5%)」となった。

自分の投資スタイルを変えていない人が多いようだ。

倒産予測の情報源とは?

“企業倒産”の予測は、どのような情報を頼りに行っているのだろうか?

そこで、「“企業倒産件数”はどのような情報を参考に予測していますか?(複数回答可)」と質問したところ、「新聞・ニュース(39.0%)」という回答が最も多く、以降「日経平均株価(36.9%)」「インターネット上の情報(34.4%)」「景気動向指数(30.1%)」「官公庁調査の結果(19.3%)」と続いた。

日々目まぐるしく変化する経済状況を把握するために、新聞やニュース、そして日経平均株価といった情報を頼りにしている人は多いようだ。

年末にかけて投資先を変えるべき?

ここからは、年末にかけての投資に関して質問した。

「これから年末にかけて投資先の選び方を変えるべきだと思いますか?」と質問したところ、実に7割以上が「はい(72.0%)」と回答。

続いて、「どのように変えるべきだと思いますか?」と質問したところ、「投資先企業の業種を変えるべき(37.5%)」という回答が最も多く、以降、「投資先企業を減らすべき(23.8%)』『投資商品を変更すべき(15.4%)」「投資先企業を増やすべき(12.3%)」「投資商品を追加すべき(9.3%)」となった。

年末にかけて投資先の選び方を変えるべき具体的な理由は以下の通り。

【投資先企業の業種を変えるべき】

・コロナの中で必要とされるもの、残れるものが、これまでとは大分変わってきているので、この生活が当分続くことを考えて、投資先も考えていくようにしたい(40代/女性/東京都)
・コロナによるライフスタイルの変化に伴う企業選びや見直し(40代/女性/愛知県)
・コロナ禍による既存企業の衰退と、スタートアップ企業の隆盛(40代/男性/長野県)

【投資先企業を減らすべき】

・分散投資からIT、サービス関連への集中投資が奏功すると思っているので(40代/男性/東京都)
・コロナ禍に対応できた企業に投資したほうが良いから(50代/男性/北海道)
・今は我慢の時だと思う(50代/男性/東京都)

【投資商品を変更すべき】

・株や不動産など投資リスクの高いものに偏らないようにして、損失を最小限に抑えるため(40代/男性/北海道)
・刻々と状況が変わるので、それに合わせた戦略が必要と思います(50代/男性/愛知県)
・動かないよりは動いたほうが後悔が少ない(50代/女性/東京都)

【投資先企業を増やすべき】

・期待できる企業を応援したいから(40代/男性/神奈川県)
・淘汰される会社がある一方、ますます業績を上げる企業があるから(50代/男性/東京都)

【投資商品を追加すべき】

・実体経済と株価の乖離(50代/女性/愛知県)
・リスク分散のため各種投資商品への資金注入(50代/男性/神奈川県)

コロナ禍を乗り切る体力のある企業や、これから伸びるであろう企業などへの投資に活路を見出し、投資先を変えるべきと考えている人が多いようだ。

これからの魅力的な投資先とは?

最後に、「これからの投資先として魅力的なものを教えてください」と質問したところ、「株式投資(39.9%)」という回答が最も多く、以降、「金(16.4%)」「投資信託(ETFを含む)(13.1%)」「不動産投資(REITを含む)(7.7%)」「iDeCo(個人型確定拠出年金)(7.2%)」「FX(外国為替証拠金取引)(5.9%)」「債権(ファクタリング投資を含む)(5.4%)」「仮想通貨(2.6%)」と続いた。

株式投資の人気が安定して高いようだ。また、「守りの資産」と呼ばれることもある『金』が次点に上ったことは、現在の経済状況を表しているのかもしれない。

それぞれの投資先について、回答者から以下のような意見が寄せられた。

・【株式投資】長年保有し続けることで、配当金による収入が得られるから(40代/男性/新潟県)
・【株式投資】情報量が多く、選択肢が多いこと、売買のしやすさが魅力的(50代/男性/東京都)
・【金】現物なので、相場が乱調でも残存価値が高い(40代/女性/兵庫県)
・【投資信託】リスクが分散されているため(50代/男性/千葉県)
・【債権】ファクタリングは、リスクもあるものの、このご時世、タイムリーな投資スキームなので(50代/男性/神奈川県)

<調査概要:「年末にかけての投資の見通し」に関する調査>
【調査期間】2020年9月11日(金)〜2020年9月13日(日)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,065人
【調査対象】投資家
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

出典元:JSKパートナーズ株式会社
https://p-m-g-service.com/lp/

構成/こじへい

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