小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ところで猫の口元にある「ω」は何と言う?

2020.10.23

猫の口元にある「ω」って何ていうの?

猫のもきゅっとした口元をみると、愛猫家が思わず笑顔に。しかし、猫の口元にある「ω」の部分の正式名称や役割を知っている方は少ないのでは?そんな疑問は本稿で解決!今回は、 猫の口元に隠された秘密を解説していきます。

「ω」の正式名称は「ウィスカーパッド」

猫の口元にある「ω」には「ウィスカーパッド(Whisker Pad)」という正式名称がついています。「ウィスカー」には“猫やネズミなどのひげ”、「パッド」には“詰め物と”いう意味があるのです。

ちなみによく間違えられがちな「マズル」は、動物の鼻先から奥歯あたりまでを指す名称。鼻や口元の周辺を示したいときに使われるので、「ω」を表したい時は、「ウィスカーパッド」という言葉を使いましょう。

「ウィスカーパッド」は猫の個性が表れる部分でもあります。例えば、同じキジトラでも「ウィスカーパッド」の色が異なることがよくあるので、似た猫がいて見分けがつかない…という時は、「ウィスカーパッド」に着目して区別してみるのもよいかもしれません。

「ウィスカーパッド」の役割は?

愛くるしい「ウィスカーパッド」が膨らんでみえるのは、ひげ1本1本の根元に液体の入った袋が1つずつ付いているような構造になっているため。「ウィスカーパッド」の中には神経も集中し、血液も多く流れています。こうした仕組みになっているのは、「ウィスカーパッド」で猫のひげをしっかりと支えるためです。

よく、おもちゃなどで愛猫と遊んでいると、「ウィスカーパッド」が盛り上がって見えることがありますが、これは猫が興奮状態になっているから。興奮状態になると猫のひげは前傾になるため、「ウィスカーパッド」も盛り上がって見えるようになるのです。ですから、目の前にいる猫が興奮しているかどうか分からない時は、「ウィスカーパッド」を見て判断してみるのもよいでしょう。

猫にとってひげは感情を示したり、自分の体が通れるかを知れたりする大切なパーツ。切ってしまうと、平衡感覚がなくなり、まっすぐ歩けなくなる危険性もあるといわれています。「ウィスカーパッド」は、そんなひげを支えているパーツ。たくさんの神経も集中しているからので、あまり触らないように気を付けましょう。愛くるしい見た目に惹かれてどうしても触りたい時は力を加えず、優しく丁寧に触れるように心がけてみてください。

また、猫のひげ周りは、もともととても敏感です。そのため、「ウィスカーパッド」だけでなく、ひげをひっぱったりすることも絶対に止めましょう。無理やりひげを抜かれると、猫が強い痛みを感じてしまいます。

名称があまり広く浸透していないからか、「ウィスカーパッド」は「ひげ袋」や「ふぐふぐ」といった呼び名で呼ばれていることもあります。こんな風に色々な呼び名があるのも、「ウィスカーパッド」の面白いところ。あなたの家では、どんな風に「ウィスカーパッド」を呼んでいるか、ぜひ振り返ってみてください。

文/古川諭香(PETomorrow編集部)

Go To PETomorrow!! 人間の心揺さぶる犬猫記事はPETomorrow

https://petomorrow.jp

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。