利用者の増加に伴い追加予算が決定されるなど、7月の運用開始から何かと注目を集め続けている「Go To トラベルキャンペーン」。新型コロナウイルス等の対策をきちんと行うことはもちろん前提だが、普段よりもかなりお得な料金で旅行が楽しめるのは魅力的だ。
本記事では、Go To トラベルを利用して旅行に行く場合、新幹線の料金は対象となるのか、どうしたらお得に利用できるのか、賢く利用する方法を紹介する。
Go To トラベルキャンペーンとは?
まず、Go To トラベルキャンペーンについて簡単に説明しておきたい。これは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で経済的に大きなダメージを受けた観光、輸送業界の活性化を目的に、2020年7月22日から2021年1月31日まで行われる予定のキャンペーンで期間内に発着する国内旅行が対象となる。
宿泊・旅行代金の最大50%が支援され、宿泊をともなう旅行なら1人1泊20,000円、日帰り旅行なら1人1泊10,000円を上限とした給付金が支給される。ただし、給付金はそのまま現金で受け取れるわけではなく、7割は旅行・宿泊代金の値引きに、3割は旅行先の飲食やお土産代として利用できる地域共通クーポンとして配布される。
例えば、2泊3日で1人80,000円のツアーを予約した場合、旅行代金が14,000円×2泊で28,000円割引になり、地域共通クーポンが6,000円×2泊で12,000円分もらえる。日帰りで1人20,000円のツアーなら、旅行代金が7000円割引になり、3000円分の地域共通クーポンがもらえる。子供も人数にカウントされるため、家族旅行なら人数が多ければ多いほどさらにお得になる。
Go To トラベルは新幹線も対象?
Go To トラベルキャンペーンの概要がわかったところで、新幹線などの交通機関を利用した場合どのような利用方法がお得なのかを見ていこう。
新幹線が対象になる場合とは?
Go To トラベルで割引の対象になるのは、Go To トラベル事業に申請を出している旅行代理店・オンライン予約サイト(じゃらんや楽天トラベルなど)が販売している「宿泊商品」「宿泊をともなう旅行商品」「日帰り旅行商品」のいずれか。
1.宿泊商品
ホテルや旅館など、宿泊施設のみの利用。ツアーなどではなく、個人で交通機関を手配する場合などはこのパターンに該当する。
2.宿泊をともなう旅行商品
往復の新幹線や飛行機といった交通機関の往復乗車券と宿泊、アクティビティなどがセットになったプランやツアー商品を指す。
3.日帰り旅行商品
当日中の往復乗車券と現地でのアクティビティ(食事・温泉・果物狩りやテーマパークのチケットなど)がセットになったプランやツアー商品のこと。
このうち、新幹線が割引の対象となるのは「2.宿泊をともなう旅行商品」と「3.日帰り旅行商品」。どちらも、宿泊やアクティビティなどとセットになった商品を申し込むことで、新幹線の乗車券も割引対象になる。反対に、片道ずつ違う交通機関を利用したい場合や、都合のいい時間に自由に新幹線を利用したい場合など、個人できっぷを手配するとGo To トラベルの対象外となる。
新幹線をGo To トラベルで利用するには?
先述した通り、宿泊付きの旅行、日帰り旅行いずれの場合も新幹線の乗車券がGo To トラベルの割引に含まれるのは、ツアーやセットプランのみ。
主要な旅行代理店やオンライン予約サイトは「宿泊+新幹線パック」のようなお得な商品を販売しているため、それを予約するのが一番わかりやすい。
オンライン予約サイトの場合、予約前にGo To トラベル用のクーポンを取得しておかないと割引が適用されないケースもあるため、事前にサイト内で確認しておこう。