主婦が毎月自由に使えるお金「5万円未満」が8割以上

2020.10.21

主婦500人に聞いた！家族に内緒の「へそくり」はある？

主婦500名に月々の世帯収入、現在の貯金額、自由に使えるお金は月々いくらか、家族に内緒の「へそくり」の有無、夫婦で財布は別々なのか、お金が原因で離婚を考えたことはあるのかなど、タンタカはアンケート結果を発表した。

今回のアンケートでは、本人の収入が0円（専業主婦）という専業主婦の方が「37.4％（187人）」と、もっとも多くなっている。次に多いのは「5万円～10万円未満」で16.0％（80人）、続いて多いのが、「1円～3万円未満 14.0％（70人）」の主婦だった。

また、30万円以上の収入がある主婦の方は、30万円以下の方と比較すると一気に少なくなる。30万円という数字が働く主婦の上限月収としてハッキリとしたラインになった。

「20万円～30万円未満」が32.6％（163人）と最多。世帯収入として考えると、安心して生活している金額とは言いにくいのではないだろうか。

もっとも多いのが「100万円～200万円未満」の18.6％（93人）。世代の年代や家族構成にもよりますが、世帯全体の貯金額としてはやや心許ないと言えそうだ。

また、以下の3つの層は数値が近い結果となった。

「1000万円以上」13.0％（65人）

「200万円以上300万円未満」12.2％（61人）

「50万円以上100万円未満」11.6％（58人）

「100万円～200万円未満」の次に多い層が「1000万円以上」というのも興味深いのではないだろうか。格差社会とはよく言うが、お金・貯金という生活や金銭に直結する部分に数値になって表れている結果といえそうだ。

「5万円未満 83.2％（416人）」という方が圧倒的に多い。あくまでも5万円までの範囲ということなので、家庭の主婦が毎月自分のために自由に使えるお金としては妥当と考えることができそうだ。

かなり僅差だが、「いいえ」が多く50.8％（254人）となっている。専業主婦が多かった時代なら家計を管理するのは主婦という世帯が多かったが、現在はお財布の管理はそれぞれの世帯にそれぞれの考え方があるといえそうだ。

毎月自由に使えるお金が「5万円未満 83.2％（416人）」という主婦が多いからか、家族に内緒のへそくりは行なっていない「いいえ、へそくりはありません」という方が61.6％（308人）ともっとも多くなっている。

しかし、次に多いのが「50万円以上」の14.6％（73人）なので、コツコツへそくりをしている主婦も実は少なくはなさそうだ。

お金が原因で離婚を考えたことがある主婦は500人中77人（15.4％）と決して少なくない結果となった。離婚に至るまでの原因はお金のことだけではないが、夫婦関係に亀裂が入る原因として金銭問題はトップクラスに入る。

主婦が夫の収入やお金の使い方、夫の借金など、「お金」に不満があることから離婚を考えるとしても決して不自然ではないだろう。もちろんこれは、夫から見た妻にも言えることだ。

アンケート調査の概要
アンケート方式：選択式のWEBアンケート
有効回答数：500
調査期間：2020年7月2日・3日の2日間

構成／ino.